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刺し子野良着 / 袖無し襤褸 - 凪 -
¥165,000
☆ こちらはアンティークの1点ものとなります ☆ 凪の海のように育った 柔らかな刺子野良着に出会いました 。。。 刺し糸や補強裂 全てが木綿が用いられていました 豪農や商家など 豊かに木綿が手に入り得た民が用いた野良着でしょうか (木綿の生育がかなわなかった寒冷地では主に麻や紙などが野良着に用いられていることが多いため) 幾度も水をくぐったその刺子はしなやかに柔らかに育って 働く民の心身を守ったことでしょう 半纏や袖無しなどの仕事着は、 木綿の普及が遅れた東北地方および北陸以北など、日本海沿岸部の寒冷地各地域で見られます。(主には浜や海山での荒仕事のための野良着とされています) 原料となる古木綿は、大阪など上方から西廻り航路の北前船で運ばれて、 麻には無い暖かさと柔らかさで(防寒、風、水、塵、棘、虫、日除など) 身に着ける民を心身共に守るべく、重ねられ刺子がほどこされ、補強された衣です。 作り手の民の想いや工夫に近づくことで、ご興味お持ちの方へとお渡しが出来るなら幸いです。 ------- ● 刺し子野良着 / 袖無し襤褸 - 凪 - ◎ 製作使用地域 / 山形県 庄内地方 19c末から20c初頭ごろ(布自体はそれよりも遡るかと思います) 木綿裂に木綿(刺し糸) 約 W59.5 × L78 cm * 使用と経年で 袖と裾のパイピング紺生地に擦れ、首元にほつれ、穴、その他小さな染みなどが所々に見られます。 (画像(あるいは実店舗)にてご確認くださいませ。) 16枚目までは 裏 の画像、以降は本来の 表 画像となります Instagram fuchiso_ にて 短い動画も掲載してございますのでよろしければご覧くださいませ ------- 梱包後の配送サイズは 60 となります。 ◉ 配送料はご購入者様にご負担いただいております。 配送方法(=お受け取り方法)のご希望に応じて、 ● FUCHISO実店舗 ご来店受け取り¥0(7営業日以内にご来店が可能な方のみ) 営業日程は最新のBlogページにてご確認頂けます → https://fuchiso.base.shop/blog (配送料はご来店時にお返しいたします) ご配送にてお受け取りの場合には、個々のお品物に事前に設定してございます ● ¥有償送料(実費分お見積もり額 差額が発生してもご返金も追加徴収も致しません) をお選び願います。 * BASE規定上、配送料は 着払い での発送が出来かねますため、ご注文時に併せまして前払いにて当店にてお預かりをさせていただく形となります、ご了承頂けますと幸いです。 ------- #野良着 #仕事着 #sashiko #indigo #襤褸 #BORO #民藝 #民芸 #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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● インド更紗 地白苺手 / 袋物 - 紙入れ
¥29,700
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便 コンパクト サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 発色(定着)のし難い 木綿 に赤をはじめとした 媒染(*1) による紋様染の技法をいち早く見出し世界中を魅了した染織裂 インド更紗 こちらはヨーロッパ諸国による東インド会社統治時代(〜1833)に 日本を含む世界各国の好みのモチーフで染められ輸出向けにと作られたインド更紗の一部と思しき古裂が用いられたお品。 苺手(いちごで) と呼ばれる小花の連続紋様が細番手の木綿に木版捺染された更紗です。(木版型の目跡を追うのもまたたのしみのひとつ) → 画像10枚目は同手の紋様の更紗(こちらよりももうひと世代前の17-18c)を参考図版としてお借りしております(2008年開催/古渡り更紗 : 五島美術館展覧会図録より) 日本で政府による初の全国共通の 紙幣 が発行された慶応4年(1868)明治時代以降、 こうした 紙入れ と呼ばれる作りの袋物が 袋物商により取り合わせられた素材(日本、諸国問わずに当時憧れだったろう希少素材)を用い、袋物師の手で仕立てられ、今に残ります。 こちらはおそらくそのサイズ感と作りから、 紙幣も入れられかつ、身だしなみのための小物(や嗜好品)などの用にと仕立てられた袋物。 (面取りされた手鏡が縫い留められています) 当時の使い手、相当お気に召していたようで布地の全体に使用と経年による古色、 隅の数箇所には擦れなども見受けられますが、(ここは個人差があるかと思いますが)まだまだ実用に耐えうるものと思います。 前金具が損なわれておりましたため、こちらの更紗に雰囲気の合う前金具を探されるか あるいは帯留めなどを転用し、見立ての前金具を縫い付けられても素敵かと思います。 * 前金具が取り外された折に、仕立ての接着が一部剥がれております(それによる表地へのダメージは見られませんのでご安心ください)こちらで付けてしまうとこの先、前金具を取り付ける際にまた剥がさねばならないと思いそのまま(剥がれたまま)にしてございます。 次なる担い手の方好みの取り合わせを、お愉しみいただける方に。 -------- ● インド更紗 地白苺手 / 袋物 - 紙入れ 表布 インド 19c(初頭から中頃) 木版捺染更紗 天然染料 藍(元々薄い浅葱色だったようです)、茜 お仕立ては日本 スナップボタン開閉(凸の箇所の更紗の用い方に袋師の美意識を感じました) 裏布は絹(塩瀬) (仕立てには一部(スナップボタンの箇所)はミシンが用いられています=おそらく明治後期-大正時代 19c末-20c初頭ごろ) 約 W21.3 D14 H2 cm (状態などは画像をよくよくご覧くださいませ、他に必要な画像がございましたらお申し付けください。) * 画像のお色味は 1-5 が現物により近いかと思います 実店舗にて直接ご覧頂けます -------- (*1) 捺染 とは こちらのインド更紗は 木版捺染 と呼ばれる技法により文様が染め出されたものとなります。 地となる木綿はそのまま染料となる植物染料で文様を描いても定着せず水などで流れ落ちてしまうため、先ず初めにミロバランの実(タンニン酸)と水牛のミルク(動物性たんぱく質)を用いて下染処理を施します。 次の工程は天然染料染で染色を施すのですが、まだ直接紋様は描けません ここからは科学反応の世界です。 この場合ですと、インド茜を煮出した液に浸し染めした時に 黒 と 赤 の文様を残したい箇所 に先ずは 木版(あるいは金型)でそれぞれを押し描き、それからようやくインド茜の染液で浸し染に入ります。 鉄塩 = 茜に反応して黒いラインとなっています 明礬(ミョウバン)= 茜に反応して赤い花文様となっています 浸し染することでインド茜の染料が媒染剤に反応し、それぞれ黒と赤に発色し定着します。 更に、青の文様は(藍染したく無い箇所)を先ずは全て刷毛又は木型などで蠟防染した後に藍液に浸す(あるいは藍をひく)のです。 (先ほど茜染して仕上がった箇所も全て伏せます。) それが終わったら蠟を取り除きます。 最後に、白い下地に残った茜の染料を、牛糞を溶かしたアンモニア成分の中で何度も洗う工程を経てそうしてようやく完成します。 ——— 参考文献 ——— 五島美術館展覧会図録 古渡り更紗 京都書院 世界の更紗 染織工程だけでも気の遠くなる作業の繰り返し、今の時代よりもっと緩やかでそして豊かな時間を感じます。 PS:これはインド更紗だけに限らないことなのですが、 私たちよりも永くこの世に在るものが、私たちと同じ人間の手によりそれぞれの生活様式の中、必要に応じて祈りや願い そして用と美しさとと共に作り出されていたことが素晴らしいと思う次第です、 何より国も時代も宗教概念も超えて、根本で心が動くことが純粋に喜びの一つです。 ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #インド更紗 #indianchintz
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● インド更紗 立木紋様 部分 / 袋物 - 小物入れ
¥25,300
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便 コンパクト サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 発色(定着)のし難い 木綿 に赤をはじめとした 媒染(*1) による紋様染の技法をいち早く見出し世界中を魅了した染織裂 インド更紗 こちらはヨーロッパ諸国による東インド会社統治時代(〜1833)に 日本を含む世界各国の好みのモチーフで染められ輸出向けにと作られたインド更紗の一部と思しき古裂が用いられたお品。 作行きが小さなお品ですので断定は出来かねますが こちらのお品に残る図柄から、元々は参考図版のように絵画的な大きな更紗だったことが伺い知れます、ご参考までに。→ 画像9.10枚目、同手の文様を持つ更紗(18-19c )を参考図版としてお借りしております(2014年開催/生命の樹 再生する命 : 女子美染織コレクション展 図録より) ○で囲った箇所がこちらの小物入れに用いられていると察しておりますがいかに。 ちなみに壺文様は豊穣の願いが込められたモチーフだそう。 明治時代(1868)に入り、衣服の洋装化にともない こうした 紙入れ と呼ばれる作りの袋物が 袋物商により取り合わせられた素材(日本、諸国問わずに当時憧れだったろう希少素材)を用い、袋物師の手で仕立てられ、今に残ります。(滅多に出会えませんが) こちらは、身だしなみのための面取りされた手鏡が添えられて、 蛇腹状のポケットにはおそらく櫛や楊枝などの小物を入れたかと察します。 裏表と贅沢に(そしてそれぞれの見どころある)手描きインド更紗の魅力をたたえつつ、 まだ用に耐えうる良好な保存状態が嬉しいお品です。 -------- ● インド更紗 立木紋様 部分 / 袋物 - 小物入れ 表•裏布 インド (推定)18c末-19c初頭 手描き捺染更紗 天然染料 藍、茜 お仕立ては日本(明治後期-大正時代 19c末-20c初頭ごろ) 内側の一部には竹皮が用いられています=防水のためでしょうか こはぜ開閉(べっ甲) 約 W13 D5 H1 cm (状態などは画像をよくよくご覧くださいませ、他に必要な画像がございましたらお申し付けください。) 実店舗にて直接ご覧頂けます -------- (*1) 捺染 とは こちらのインド更紗はカラム(ペン)による 手描き捺染 と呼ばれる技法で文様が染め出されたものとなります。 地となる木綿はそのまま染料となる植物染料で文様を描いても定着せず水などで流れ落ちてしまうため、先ず初めにミロバランの実(タンニン酸)と水牛のミルク(動物性たんぱく質)を用いて下染処理を施します。 次の工程は天然染料染で染色を施すのですが、まだ直接紋様は描けません ここからは科学反応の世界です。 この場合ですと、インド茜を煮出した液に浸し染めした時に 黒 と 赤 の文様を残したい箇所 に先ずはそれぞれの図柄を手描きして、それからようやくインド茜の染液で浸し染に入ります。 鉄塩 = 茜に反応して黒いラインとなっています 明礬(ミョウバン)= 茜に反応して赤い花文様となっています 浸し染することでインド茜の染料が媒染剤に反応し、それぞれ黒と赤に発色し定着します。 更に、青の文様は(藍染したく無い箇所)を先ずは全て刷毛又は木型などで蠟防染した後に藍液に浸す(あるいは藍をひく)のです。 (先ほど茜染して仕上がった箇所も全て伏せます。) それが終わったら蠟を取り除きます。 最後に、白い下地に残った茜の染料を、牛糞を溶かしたアンモニア成分の中で何度も洗う工程を経てそうしてようやく完成します。 ——— 参考文献 ——— 五島美術館展覧会図録 古渡り更紗 京都書院 世界の更紗 染織工程だけでも気の遠くなる作業の繰り返し、今の時代よりもっと緩やかでそして豊かな時間を感じます。 PS:これはインド更紗だけに限らないことなのですが、 私たちよりも永くこの世に在るものが、私たちと同じ人間の手によりそれぞれの生活様式の中、必要に応じて祈りや願い そして用と美しさとと共に作り出されていたことが素晴らしいと思う次第です、 何より国も時代も宗教概念も超えて、根本で心が動くことが純粋に喜びの一つです。 * This item cannot be shipped overseas (because the clasp is tortoiseshell) ---------- #インド更紗 #indianchintz
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ウォンサムポジャギ / no.10
¥60,000
色鮮やかな絹地の祭礼用衣装(ウォンサム)の端切れを用い、縫い合わされた慶事のためのポジャギです。 ● ウォンサムポジャギ / no.10 地域:朝鮮 時代:李王朝時代(20c初頭頃) 材質:絹(絽、紋織他) 技法:手縫いの折り重ね剥ぎ縫い ± 96 cm四方 慶事の袱紗や掛け布などとして大切に使われ伝わったようですが、当時の染色布は色止め処理がなされて居ないようで、色移り(滲み)している箇所も2ヶ所ほど見受けられます。一ヶ所、米粒ほどの小穴が有ります。 直射日光に晒しての長時間の使用はヤケなどによる退色を招きますのでご留意くださいませ、こういった色入りのポジャギは壁面や間仕切り等で、その色彩の取り合わせの妙を画としてお愉しみ頂くのもおすすめです。人が側で動く度にポジャギもはらりと揺らめきます。 ・画像2-11枚目までは、曇天の自然光による屋内壁面撮影、1枚目と12-16は同じく曇天の自然光による背面にフラックスリネンシーツ(17枚目)が掛かった状態の窓辺にて光を取り込んで撮影しています。 ウォンサム=王族や上流階級の女性用礼服の総称(庶民階級にも婚礼衣装としての着用は許された)* 朝鮮王朝の刺繍と布 より抜粋 #アンティークポジャギ #チョガッポ
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アンティークポジャギ / no.21(モシ)
¥89,100
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 陶磁器やガラスよりもはるかに儚い染織工芸より、 朝鮮王朝時代のポジャギをご紹介してまいります。 こちらは主に夏服に用いられることが多かったとされる モシ(=苧麻) でチマチョゴリなどを仕立てた折に出たハギレや、 あるいは着古した衣服の反故布などが縫い合わされたポジャギとなります。 極寒の地ゆえ木綿が育たず、そして当時の教え(儒教=質素倹約と質実剛健が美徳とされた)も手伝って 朝鮮王朝時代の庶民は麻(苧麻と大麻で春夏と秋冬服を分けたくらいの麻オンリー)のみを纏った彼の地の服飾事情。 色味にも制約があり、庶民は無染色の生成りあるいは白、色のあるものは祭礼時にのみ着用が許されたそうです。 厳しい統制下、女性たちは針仕事をすることで自らと向き合う時間を得て、 きっと心鎮まる(時に心踊る)時間を過ごしたことと察しています。 本来の 包む という用を離れて、光に透かすと、接ぎ合わせの重なりの箇所がくっきりと浮き出て ステンドグラスのような陰影が生まれるところもポジャギをしつらいに取り入れたり、アートとして愛でる際の魅力の一つかと思います。 光を取り入れる方法としまして、屋内の直射日光の当たらぬ場所で 間仕切り 的に吊るし透け感を。 または、少し壁から浮かせて吊るし、背面からスポットライトを当てる、など。 *染を施した生地が用いられているポジャギは直射日光に長時間晒されるようなご使用は染料の退色を招きますのでご留意くださいませ。 穴が空いたらまた繕えば良いのです、布ですもの。 たのしみながら育まれてください。 。。。。。 着古し、何度も水を潜った衣服のハギレなどを大切に保管し、作られたと思しきポジャギ。 幾種かの苧麻生地が用いられ、(さながらこのお宅の服装史のような)儒教の教えが投影された意図せず生まれた美しい接ぎ合わせ。そしてこの人、とても針目が細やか(縫い目が整っている日もあれば、かというと少々乱れている日もあったり、、)どんな状況下であれ、縫い進められたことが縫い目から伺えるほどの。)今までに出会った中でも古手のポジャギと察しています。 古いお直しの箇所には祭礼衣のハギレでしょうか、生成色の絹が一部用いられています。 ● アンティークポジャギ / no.21 朝鮮王朝末期(19c半ば頃) 材質:モシ(手績みの苧麻) 2隅の紐抑えと紐、縁取りには ムミョン(木綿) が、また紐のみミシンで縫われており、当時最先端だったろうミシンが用いられ、希少だった木綿が手に入り得た環境下の民が作ったことが窺い知れます。 寸法 約 W88〜92 L88〜90 cm * 小さな穴やスレ、傷み、染みの残る箇所もありますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。 (少々の染みに関しましては光に透かして吊るすと気にならない程度かとは思いますが、個人差のある事ですので画像にてよくよくご確認くださいませ。実店舗でもご覧いただけます。) ** こちらのポジャギは若干本体の染み、紐の汚れが目立ちますが、現状のままに、と染め返し等は施さずにオリジナルのままご紹介をさせていただいております、気にされる方はご留意願います。 画像1 - 11 枚目は自然光で透かして撮影しています、 12 - 19 枚目は、こげ茶色の板の間を背景に自然光で撮影したお色味、 最終画像は麻が 手績み された1本の糸の繋ぎ目部分の拡大画像となります(糸からもう美しいです) 2方向のみに紐が取り付けられています 木の棒にバランスよく吊るすため、簡易的な紐を手縫いで取り付けた上で撮影しました。(画像1,2,4) 撮影後は元のオリジナルの状態(紐2か所のみ)に戻しましたのでご安心くださいませ。 ご参考までに。 -------- #ポジャギ #アンティークポジャギ #チョガッポ #pojagi #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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アンティークポジャギ / no.19(モシ)
¥68,200
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 陶磁器やガラスよりもはるかに儚い染織工芸より、 朝鮮王朝時代のポジャギをご紹介してまいります。 こちらは主に夏服に用いられることが多かったとされる モシ(=苧麻) でチマチョゴリなどを仕立てた折に出たハギレや、 あるいは着古した衣服の反故布などが縫い合わされたポジャギとなります。 極寒の地ゆえ木綿が育たず、そして当時の教え(儒教=質素倹約と質実剛健が美徳とされた)も手伝って 朝鮮王朝時代の庶民は麻(苧麻と大麻で春夏と秋冬服を分けたくらいの麻オンリー)のみを纏った彼の地の服飾事情。 色味にも統制があり、庶民は無染色の生成りあるいは白、色のあるものは祭礼時にのみ許されたそうです。 厳しい統制下、女性たちは針仕事をすることで自らと向き合う時間を得て、 きっと心鎮まる(時に心踊る)時間を過ごしたことと察しています。 本来の 包む という用を離れて、光に透かすと、接ぎ合わせの重なりの箇所がくっきりと浮き出て ステンドグラスのような陰影が生まれるところもポジャギをしつらいに取り入れたり、アートとして愛でる際の魅力の一つかと思います。 光を取り入れる方法としまして、屋内の直射日光の当たらぬ場所で 間仕切り 的に吊るし透け感を。 または、少し壁から浮かせて吊るし、背面からスポットライトを当てる、など。 *染を施した生地が用いられているポジャギは直射日光に長時間晒されるようなご使用は染料の退色を招きますのでご留意くださいませ。 穴が空いたらまた繕えば良いのです、布ですもの。 たのしみながら育まれてください。 。。。。。 ● アンティークポジャギ / no.19 シンプルなパターンの接ぎ合わせながら 配されたピンクの濃淡の端切れと布目に軽やかさとリズムが感じられて、 作り手が晴れやかな心持ちで縫い進めたであろう印象を受けたポジャギ。 (ピンク3種 おそらく紅花などの天然染料、無染色の生成り2種、晒した真っ白などが用いられています。) 朝鮮王朝末期(19c末-20c初頭頃) 材質:モシ(手績みの苧麻) 四隅の紐抑えと紐、縁取りも モシ が使用されています、紐のみミシンで縫われているので後の時代に用に沿って取り付けられたのやもしれません。(あるいは当時最先端のミシンを用いられる環境の民によるものでしょうかー) 寸法 約 W78〜79 L75.5〜79 cm * 小さな穴やスレ、傷み、染みの残る箇所もありますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。 (染みに関しましては光に透かして吊るすと気にならない程度かとは思いますが、個人差のある事ですので画像にてよくよくご確認くださいませ。実店舗でもご覧いただけます。) 画像1 - 9 枚目は自然光で透かして撮影しています、 10 - 16 枚目は、こげ茶色の板の間を背景に自然光で撮影したお色味、 最終画像は麻が 手績み された1本の糸の繋ぎ目部分の拡大画像となります(糸からもう美しいです) ご参考までに。 -------- #ポジャギ #アンティークポジャギ #チョガッポ #pojagi #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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吉祥文のアンティークポジャギ / no.18(尾久彰三氏旧蔵品)
¥95,000
楚々としたモシ(苧麻)で接ぎ合わされ、 デフォルメされた吉祥文を幾つか持ち合わせたポジャギに出会いました。 ○ こちらのポジャギは 尾久彰三氏(1947-) 旧蔵品となります(尾久氏コレクションNo 284) 中央には 如意珠文(ヨイジュムン)と呼ばれる伝統文様 仏教用語で 全ての願いを叶えてくれる とされる吉祥文様が、 その周りを囲うように樹木文(=生命樹)が茂り、上下には (あくまでも 上下の向き はモチーフからの憶測ですが) 中国の神仙思想が伝播し、韓国固有の自然崇拝思想と結び付き取り入れられたのでしょうか、 不老長生を願ったであろう山文が2つ見られます。 (画像1-11枚目は、薄曇りの夏の日、掃き出し窓に布地を掛けた状態(12枚目)で吊るして、13-19 は板の間にて、いづれも屋内自然光にて撮影しています。 最終画像は経緯共に苧麻の手績みで有る依りの有る箇所を拡大鏡撮影したものとなります。 また、古いお品ですので経年による染み(光を通すとさほど気にならなくなる程度)が残ります、画像をご参照ください。) 20年来、韓国(時に日本でも)にて古いポジャギを追い求めて来ましたが 如意珠文だけではなく 樹木文(生命樹)や山文など、吉祥文様が随所に表されたモシ(苧麻)のポジャギは初見でした。 (以前同手の文様で、両班のものと思しき木綿地に絹の色糸刺繍・袱紗仕立てのポジャギには巡り合ったことが有り、そういったお品が人生で身の回りに有った(仕えていた家などで見たことが有った?)民の女性により、身に纏った簡素なモシ(苧麻)のハギレを生かし、慶事の為に願いを込めて作られたポジャギなのでは、と察しておりますがいかに。) そして、縫い込められた吉祥文の意味を読み解くと 改めて作り手の女性がこちらのポジャギに込めた祈りがひしひしと。 折伏せで細やかな巻きかがりの丁寧な手縫いにお人柄が伺えます、 擬宝珠のような中央のつまみ細工も愛らしい、 朝鮮王朝時代の民の手仕事です。 遠くからも近くから(糸までも)美しいポジャギです。 ----- ● 吉祥文のポジャギ / 如意珠文他 (尾久彰三氏旧蔵品) 朝鮮王朝後期 19c末-20c初頭ころ 素材 手績みのモシ(苧麻)画像20枚目 四方の紐は手紬ぎ木綿 ± W 73.5 L 75cm(紐含めず) ----- * ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ----- #アンティークポジャギ #尾久彰三コレクション
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アンティークポジャギ / no.5 (サンべ)
¥18,700
SOLD OUT
*お値段を見直しました 陶磁器やガラスよりもはるかに保存年数の儚い工芸、染織品。 めっきり近くて遠い国になってしまっている韓国の民藝、 朝鮮王朝時代末期のポジャギをご紹介して参ります。 工芸や美術には垣根が生まれ無いように、諸々の状況が良い方に向かう事を心から願い。 ------- 作り手の性格が物に投影されるところも名も無き民藝の魅力。 極寒の地ゆえ、庶民は麻(苧麻と大麻で春夏と秋冬服を分けたくらいの麻オンリー)だった彼の地 こちらは冬服の サンべ(=大麻)が使われたポジャギとなります。 折伏せではなく、2種の着尺地に襞を取る形で接ぎ合わせ風にミシン縫いにより仕立てられて居ます。 紐は1箇所、ムミョン(木綿)が使用されています。 サンべがここまでしなやかな手触りに育つには幾度も水をくぐって来たことと思います。 所々に補修が有ります。 ミシンでガシガシと補修をしながら、更に育てて行きたいポジャギです。 お値段を見直しました。 ● アンティークポジャギ / no.5 (サンべ) 朝鮮王朝末期(20c初頭頃 ) 材質:サンべ(手績み大麻) * ムミョン(木綿)の紐が1箇所に付いています。 寸法 約 W80.5 L84 cm * 小さな穴やスレ、染みの箇所も残りますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。 (1-14は光に透かして撮影しています、15-19枚目が自然光でのお色味です、モシのタイプよりもサンべは繊維自体が太く、生成りで地厚のため透光性は弱くなりますが繊維自体の強度は有ります。) ———— #アンティークポジャギ #チョガッポ
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アンティークポジャギ / no.4 (モシ)
¥150,000
- こちらはHERS 2021夏号 P70 に掲載のお品となります - 陶磁器やガラスよりもはるかに保存年数の儚い工芸、染織品。 めっきり近くて遠い国になってしまっている韓国の民藝、 朝鮮王朝時代末期のポジャギをご紹介して参ります。 工芸や美術には垣根が生まれ無いように、諸々の状況が良い方に向かう事を心から願い。 ------- 作り手の性格が物に投影されるところも名も無き民藝の魅力。 極寒の地ゆえ、庶民は麻(苧麻と大麻で春夏と秋冬服を分けたくらいの麻オンリー)だった彼の地 こちらは夏服の モシ(=苧麻)が使われたポジャギとなります。 着古し、何度も水を潜った衣服のハギレなどを大切に保管し、作られたと思しきポジャギ。 幾種かの苧麻生地が混じり接ぎ合わさり、儒教の教えが投影されたような意図せぬ美しい接ぎ合わせ。そしてこの人、とても針目が細やか(縫い目が整っている日もあれば、かというと少々乱れている日もあったり、、)どんな状況下であれ、縫い進められたことが縫い目から伺えるほどの。)今までに出会った中でも古手のポジャギと察しています。 紐は3箇所、ムミョン(木綿)が使用されています。また紐のみミシンで縫われており、当時最先端だったろうミシンが用いられ、希少だった木綿が手に入り得た環境下の民が作ったことが窺い知れます。 ● アンティークポジャギ / no.4 (モシ) 朝鮮王朝末期(19c末頃 ) 材質:モシ(手績み苧麻) * 使用時にはプリーツ状折り畳まれて居た跡が残る、ムミョン(木綿)の紐が3箇所に付いています。(おそらく縁取りと紐はミシンの時代(20c初頭)に入ってから後の世代により補修されたものと察して居ます。) 寸法 約 W98 cm 四方 * 小さな穴やスレ、染みの箇所も残りますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。 (1-14は光に透かして撮影しています、15-19枚目が自然光でのお色味です。最終画像のような補修と継ぎの有るフラックスリネンシーツを掃き出し窓に掛けた上で撮影して居ます。) ———— #アンティークポジャギ #チョガッポ
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バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑦ W25 cm
¥17,600
こちらはヴィンテージの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ * こちらのお品は レターパックライト にて発送させていただきます。 ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ● バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑦ バルーチスターン地方 (イラン東部・アフガニスタン・パキスタン西部に広がる地方で「バロック人の土地」の意) バルーチ(バローチ)族 20c半ばから末ごろ 材質:茜染めの手紡ぎ木綿地に 羊毛と絹糸 刺繍 (当時最先端だったであろう化学染料も用いられているものも) 裏打ちにはロシア更紗(絹 機械捺染)が用いられています サイズ(フタを伸ばした状態で測っています)W25 L39.5 cm * この形は本当に優秀、中味に併せて自在に形を変えられる点が遊牧民の暮らしに沿ったことと察します。本来の用にならって小物容れとして折りたたんだり巻いたりして、ピンや革•ゴム紐、などでとめて使うもよし、壁に掛けて刺繍を愛でつつ収納に用いたり、はたまた紐を取り付けてポシェットなどに加工されても○ 用途を限らぬ自在な形です。 * 古いお品です、刺繍の擦れやほつれ、小穴などが有る場合もございます。また、この頃の染料は定着材を用いていない場合もあります、水による洗濯は色落ちの可能性があるためいたしておりません、染みも経年と使用の跡形と受け入れていただける方に。 ** 自然光の屋内で撮影しています。10,11枚目はルーペ越しの拡大画像です。 … バルーチ族→バルーチスターン地方の砂漠や山岳地帯に暮らすイラン系遊牧民族に対する総称名 緻密で力強いパイル織のラグを織り出すことでその名をご存知の方も多いかと。 こちらの袋にも(織りと刺繍で)技法は異なるものの ラグと共通するモチーフがそこここに。 母から子へ連綿と伝えられてきたであろう、花や木や川などの厳しくも豊かで美しい自然への敬意と豊穣への願い、 邪視除け(持物や使い手を災いや妬みなどから守ってくれる菱文)などがイスラム美術特有の幾何学文様に込められて、 多様な色糸と刺繍で祈るように刺し描かれています。 *合切袋 の形はインドより伝わったと言われています。(このルーツの手掛かりの1つとして、交易の民 バンジャーラ が用いた合切袋にもこの封筒型の手仕事が見られます。) 婚礼時には男性は結納金の持参袋に、のちの日々の中ではビンロウジやキンマの葉などの嗜好品ややコーランなどを、 女性は身の回りの貴重品、櫛や鏡などを容れる袋として用いたようです。 ゆえに合切(何もかも)袋。 (*合切袋=西方形(に近い)布地を封筒型にたたみ、補強と装飾を兼ね3か所がステッチで縫い留められる、中身によりけりで収納力が変幻し、用途に応じて開いても使える優れものの形。) 内面には当時のバルーチの民にとってまだ見ぬ稀有な布であったろう、 舶来のロシア更紗と思しき機械捺染の絹地が裏打ちされて。 大陸ならでは、民の移動と共に伝わった習俗の伝播と柔軟な融合をたたえています。 。 。 。 針と糸だけで自身の属す部族のアイデンティティをも表し得たことに敬意を覚えました 何より ひとつひとつの作り手の民が切に祈りながら それでいて愉しみながら刺しているのがひしひしと伝わってきます 色数の少ない砂漠や山岳地帯だからこそ生まれ得た憧れにも似た色彩感覚でしょうか 幸いへの祈りをたたえた刺繍裂は 合切袋のその形も相まって 作り手の民が使い手の民へと 針と糸だけで布に描いた手紙を 今に生きる私たちへと届けてくれるような お好きな方へと届きますように -------- #バルーチ #バローチ #刺繍 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑤ W21 cm
¥18,700
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ * こちらのお品は レターパックライト にて発送させていただきます。 ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ● バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑤ バルーチスターン地方 (イラン東部・アフガニスタン・パキスタン西部に広がる地方で「バロック人の土地」の意) バルーチ(バローチ)族 20c初頭から半ばごろ 材質:手紡ぎの白い木綿地に 絹糸 刺繍 (当時最先端だったであろう化学染料も用いられているものも) 裏打ちにはロシア更紗(木綿 機械捺染)が用いられています サイズ(フタを伸ばした状態で測っています)W21 L33 cm * この形は本当に優秀、中味に併せて自在に形を変えられる点が遊牧民の暮らしに沿ったことと察します。本来の用にならって小物容れとして折りたたんだり巻いたりして、ピンや革•ゴム紐、などでとめて使うもよし、壁に掛けて刺繍を愛でつつ収納に用いたり、はたまた紐を取り付けてポシェットなどに加工されても○ 用途を限らぬ自在な形です。 * 古いお品です、刺繍の擦れやほつれ、小穴などが有る場合もございます。また、この頃の染料は定着材を用いていない場合もあります、水による洗濯は色落ちの可能性があるためいたしておりません、染みも経年と使用の跡形と受け入れていただける方に。 ** 自然光の屋内で撮影しています。10,11枚目はルーペ越しの拡大画像です。 … バルーチ族→バルーチスターン地方の砂漠や山岳地帯に暮らすイラン系遊牧民族に対する総称名 緻密で力強いパイル織のラグを織り出すことでその名をご存知の方も多いかと。 こちらの袋にも(織りと刺繍で)技法は異なるものの ラグと共通するモチーフがそこここに。 母から子へ連綿と伝えられてきたであろう、花や木や川などの厳しくも豊かで美しい自然への敬意と豊穣への願い、 邪視除け(持物や使い手を災いや妬みなどから守ってくれる菱文)などがイスラム美術特有の幾何学文様に込められて、 多様な色糸と刺繍で祈るように刺し描かれています。 *合切袋 の形はインドより伝わったと言われています。(このルーツの手掛かりの1つとして、交易の民 バンジャーラ が用いた合切袋にもこの封筒型の手仕事が見られます。) 婚礼時には男性は結納金の持参袋に、のちの日々の中ではビンロウジやキンマの葉などの嗜好品ややコーランなどを、 女性は身の回りの貴重品、櫛や鏡などを容れる袋として用いたようです。 ゆえに合切(何もかも)袋。 (*合切袋=西方形(に近い)布地を封筒型にたたみ、補強と装飾を兼ね3か所がステッチで縫い留められる、中身によりけりで収納力が変幻し、用途に応じて開いても使える優れものの形。) 内面には当時のバルーチの民にとってまだ見ぬ稀有な布であったろう、 舶来のロシア更紗と思しき機械捺染の木綿地が裏打ちされて。 大陸ならでは、民の移動と共に伝わった習俗の伝播と柔軟な融合をたたえています。 。 。 。 針と糸だけで自身の属す部族のアイデンティティをも表し得たことに敬意を覚えました 何より ひとつひとつの作り手の民が切に祈りながら それでいて愉しみながら刺しているのがひしひしと伝わってきます 色数の少ない砂漠や山岳地帯だからこそ生まれ得た憧れにも似た色彩感覚でしょうか 幸いへの祈りをたたえた刺繍裂は 合切袋のその形も相まって 作り手の民が使い手の民へと 針と糸だけで布に描いた手紙を 今に生きる私たちへと届けてくれるような お好きな方へと届きますように -------- #バルーチ #バローチ #刺繍 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ① W16.3cm
¥13,200
こちらはヴィンテージの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ * こちらのお品は レターパックライト にて発送させていただきます。 ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ● バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ① バルーチスターン地方 (イラン東部・アフガニスタン・パキスタン西部に広がる地方で「バロック人の土地」の意) バルーチ(バローチ)族 20c中ばから後期ごろ 材質:手紡ぎの茜色の木綿地に 絹•木綿 刺繍 (当時最先端だったであろう化学染料も用いられています) 裏打ちにはロシア更紗(木綿 機械捺染)が用いられています サイズ(フタを伸ばした状態で測っています)W16.3 L24.5 cm * この形は本当に優秀、中味に併せて自在に形を変えられる点が遊牧民の暮らしに沿ったことと察します。本来の用にならって小物容れとして折りたたんだり巻いたりして、ピンや革•ゴム紐、などでとめて使うもよし、壁に掛けて刺繍を愛でつつ収納に用いたり、はたまた紐を取り付けてポシェットなどに加工されても○ 用途を限らぬ自在な形です。 * 古いお品です、刺繍の擦れやほつれ、小穴などが有る場合もございます。また、この頃の染料は定着材を用いていない場合もあります、水による洗濯は色落ちの可能性があるためいたしておりません、染みも経年と使用の跡形と受け入れていただける方に。 ** 自然光の屋内で撮影しています。9,10枚目はルーペ越しの拡大画像です。 … バルーチ族→バルーチスターン地方の砂漠や山岳地帯に暮らすイラン系遊牧民族に対する総称名 緻密で力強いパイル織のラグを織り出すことでその名をご存知の方も多いかと。 こちらの袋にも(織りと刺繍で)技法は異なるものの ラグと共通するモチーフがそこここに。 母から子へ連綿と伝えられてきたであろう、花や木や川などの厳しくも豊かで美しい自然への敬意と豊穣への願い、 邪視除け(持物や使い手を災いや妬みなどから守ってくれる菱文)などがイスラム美術特有の幾何学文様に込められて、 多様な色糸と刺繍で祈るように刺し描かれています。 *合切袋 の形はインドより伝わったと言われています。(このルーツの手掛かりの1つとして、交易の民 バンジャーラ が用いた合切袋にもこの封筒型の手仕事が見られます。) 婚礼時には男性は結納金の持参袋に、のちの日々の中ではビンロウジやキンマの葉などの嗜好品ややコーランなどを、 女性は身の回りの貴重品、櫛や鏡などを容れる袋として用いたようです。 ゆえに合切(何もかも)袋。 (*合切袋=西方形(に近い)布地を封筒型にたたみ、補強と装飾を兼ね3か所がステッチで縫い留められる、中身によりけりで収納力が変幻し、用途に応じて開いても使える優れものの形。) 内面には当時のバルーチの民にとってまだ見ぬ稀有な布であったろう、 舶来のロシア更紗と思しき機械捺染の木綿地が裏打ちされて。 大陸ならでは、民の移動と共に伝わった習俗の伝播と柔軟な融合をたたえています。 。 。 。 針と糸だけで自身の属す部族のアイデンティティをも表し得たことに敬意を覚えました 何より ひとつひとつの作り手の民が切に祈りながら それでいて愉しみながら刺しているのがひしひしと伝わってきます 色数の少ない砂漠や山岳地帯だからこそ生まれ得た憧れにも似た色彩感覚でしょうか 幸いへの祈りをたたえた刺繍裂は 合切袋のその形も相まって 作り手の民が使い手の民へと 針と糸だけで布に描いた手紙を 今に生きる私たちへと届けてくれるような お好きな方へと届きますように -------- #バルーチ #バローチ #刺繍 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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麒麟の住まう胸飾り / ミャオ族
¥38,500
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ こちらはアンティークの1点ものとなります ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきまして ご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 泰平の世に現れるとされる麒麟が住まう 香炉型の小さな胸飾り(小物容れ)に出会いました。 ふっくらとした手紡ぎ手織り木綿地が淡いピンク(おそらく茜染め)に染められた面から向き合ってみます。 中央に咲き誇る花(牡丹かしら?)を見守るかのように1対の 麒麟(キリン) が 漢時代に蘇州で発祥し連綿と用いられて来た 玉縫い(相良刺繍) により縫表されています。 そして、縁取りの箇所には - - - - - - - - - 三つ目上針 と呼ばれる縫い目が見られます。(三つ目上針は吉祥の願いを込めたとされる縫い方で、中国山岳民族の衣服や袋物、韓国のポジャギなどに用いられた飾り縫いです。) (ルーペで覗いてみましたら、右側の麒麟の輪郭線にのみ金糸が用いられていました→画像10枚目。また、刺繍をより美しく際立たせるため(あるいは裂地の補強のために重ねたか)の工夫でしょうか、今は褪色し擦り切れ地裂と馴染んで肉眼で見るとほとんど目立たないのですが、経を木綿と同色の茜色、緯には紫の生糸(拠りの無い絹糸)の艶の美しい残糸が見られます。今の淡く優しい色合いももちろんですが、生まれた時の姿のお色味等を想像でき得る手がかりとしてご覧になられてみてください。画像11枚目) 麒麟はたいそう穏やかな性質で木々や虫を踏むことをを避けるため常に飛翔しているのだとか、 また中国神話では泰平の前触れとして姿を表すありがたい霊獣だそう、是非姿を現してほしいものですね。 麒麟Wikipedia→ https://ja.wikipedia.org/wiki/麒麟 次に木綿の生成り色の方を こちらも手紡ぎ手織り木綿の素地に 藍染木綿糸による返し縫いで、七宝に花菱、周りには唐草文が配されて。 裏地には藍無地木綿が用いられ、 スナップボタン(西欧で1886年に発明)で開閉する仕組みに。 松葉色に染められた絹の組紐に並んださまざまな蜻蛉玉に目を向けてみます。 袋の口元に配した黄土地に茶縞の2つの玉と、 紐先の重りも兼ねた小粒の玉は10世紀前後のインドパシフィックビーズかと察しています。 (インド南部で作られてアジア全域との交易に用いられた) それ以外の玉は、15-19世紀ごろにかけて作られ世界中に渡ったトレードビーズ(ヴェネチアンガラスの交易玉)かと思います。 真ん中の赤と白の筋玉こちらは中でも古手な質感です、白黒はラトルスネイクと呼ばれる玉、 3色のコアガラスからなる ミルフィオリビーズ は紐の調節役も担って。 はるばる南方、西方各国より陸海交易で中国へと運ばれたであろう豊かな個性の蜻蛉玉たち。 形状、文様そして飾り縫いからも 吉兆と飛躍、そして和平を願って、 古来より珍重されそして愛でてきた素材とそして当時の最先端のパーツとを用い 仕立てられ用いられて来た袋物ということが伺い知れます。 朗らかな解釈で表されたモチーフや刺繍表現と 用いられた素朴な素材や染料が何とも愛らしい。 何を容れていたのでしょうか 御守り?それとも匂い袋?(残り香などはありません) 鏡容れ?それとも純粋な装身具? どうぞお手元で愛でながら巡らせてみてください。 • 古いお品ですので布には経年と使用による擦れや刺繍糸のほつれ、古色がところどころに見られます。(画像または実店舗にてご確認くださいませ) ------- ● 麒麟の住まう胸飾り / ミャオ族 裂 19c中頃-20c初頭ごろ(茜染め地と生成り地に1から2世代ほどの時間差が感じられます) (+仕立てはスナップボタンが渡った後の20c初頭ごろでしょうか) 木綿、絹、金糸 天然染料 蜻蛉玉(ガラス)10c - 19cごろ (年代は推定となります、文中もご参照くださいませ。) サイズ (袋部分)± W15.5 ×H9.5 × D1 cm (紐部分)± L67 (34-60cmまで調節可能) -------- #ミャオ族 #蜻蛉玉 #相良刺繍 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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ノマドのラグ / カラフルなポンポン(chanteh)
¥25,300
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ こちらはアンティークの1点ものとなります ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきまして ご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 遊牧民 と書くと文字の印象からかなんとも牧歌的ですが 実際は大自然の中、危険と隣り合わせの過酷だったであろうノマド(遊牧民)の暮らし。 家族であり財産でも有った羊や山羊などの毛から紡ぎ糸を作り 移動の合間に大地の恵みの染料で染め 手織りされたラグや収納袋などの家財道具 それぞれの部族に伝承される文様や技法が時に自由に時に精緻に 作り手の民の心持ちや人柄までも映すかのように織り込まれて 興味尽きぬ民の染織工芸の1つです。 ------- こちらはペルシャ(現イラン)の遊牧の民 カシュガイ族 の chanteh (チャンティ)と称される小さな袋 コインや装身具、手鏡などの身の回りの小物を入れて身体に提げたり備えたバニティバッグ。 装飾も魔除けも兼ねたポンポンなんて、天は2物を与えたようです(可愛らしさと強さ) 地の織りはとても精緻、きっちりとした気質の民だったのかしら。 裏表ともに、藍と白のグラフィカルモチーフが砂埃などを通し難いようスマック織りでつづられています。 表面は狼の足跡(脅威から身を守るための護符)が繰り返し織り込まれ、 裏側はエネルギーの象徴十字やダイヤモチーフの邪視除け、 水の流れを示すジグザグ(永遠の不変)が両サイドに織りなされています、最強です。 身を守る術が少ない環境下で暮らした彼らの 切なる祈りが込められているモチーフと捉えています。 オリジナルの紐は失われているかあるいは元々付いていた形跡がありません。 脇のかがり縫いの一部に解れが見られますが、遊牧生活の中で働いて来た証と捉えて頂けますと幸いです。 壁に貼って収納袋にするもよし。 小さめなので木の椅子のお座布団として、 またはパンヤを詰めてミニクッションとしても。 現代の用にあわせておたのしみいただけますと幸いです。 * 画像は全て屋内にて自然光撮影となります、お色味のご参考になさってください。 ** 実店舗でももちろん現物をご覧いただけます。(シーズン外には仕舞い込んでいる場合もございます、事前にお問い合わせいただけましたらご準備いたします。) -------- ● ノマドのラグ / カラフルなポンポン(chanteh) ペルシャ(現イラン南西部) カシュガイ族 20c初頭 頃 経 木綿と羊毛 緯 羊毛 ポンポン 羊毛 ± W35〜 × L32 cm 打ち込みが強くしっかりと織られています/手触りはハリが有りますがしなやかです -------- #オールドキリム #オールドギャッベ #サドルバッグ #ホルジン #トライバルラグ #qashqaikilim #kholjin #tribalrag #vintagekilim
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ノマドのラグ / エルベリンデと星のホルジン(サドルバッグ)
¥55,000
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ こちらはアンティークの1点ものとなります ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきまして ご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 遊牧民 と書くと文字の印象からかなんとも牧歌的ですが 実際は大自然の中、危険と隣り合わせの過酷だったであろうノマド(遊牧民)の暮らし。 家族であり財産でも有った羊や山羊などの毛から紡ぎ糸を作り 移動の合間に大地の恵みの染料で染め 手織りされたラグや収納袋などの家財道具 それぞれの部族に伝承される文様や技法が時に自由に時に精緻に 作り手の民の心持ちや人柄までも映すかのように織り込まれて 興味尽きぬ民の染織工芸の1つです。 ------- こちらはペルシャ(現イラン)の遊牧の民 カシュガイ族 のものと思しき ロバの背中に掛けて荷物を運ぶための ホルジン と呼ばれる掛け分け袋状のサドルバッグとなります。 家族であり財産でもある羊や山羊から刈り取った毛を紡ぎ、 慎ましやかながら豊かな色合いの自然染料で染めた毛を、 太陽の下で(時には織り機と共に移動しながら)織り上げる。 過酷な遊牧生活の合間の、ささやかなたのしみであり大切な仕事だったことでしょう。 裏表ともに、藍と白のグラフィカルモチーフが砂埃などを通し難いようスマック織りでつづられています。 表面はエルベリンデと呼ばれる地母神が繰り返し織り込まれ、所々に控えめな薄緑色のポンポンが魔除けていた箇所が所々に残ります。 裏側は星でしょうか(ちょっといびつなところに人間らしさを感じて愛おしい)いづれも種族の繁栄や豊穣などの願いが込められたモチーフ。 身を守る術が少ない環境下で暮らした彼らの 切なる祈りが込められているモチーフと捉えています。 それぞれの口元の留め具となるループもオリジナルの状態、元の織りが精緻なためでしょうか、清潔な感じをうけます、きっちりとした気質の民だったのかしら。 背面片側数カ所に経年と使用による糸の切れている箇所が有ります。 脇のかがり縫いの一部に解れが見られますが、遊牧生活の中で働いて来た証と捉えて頂けますと幸いです。 また、経糸の淡いピンクベージュ(羊毛)の糸が足りなくなったのでしょうか、途中から白(木綿糸)に変わっています。(染みではありません、意図的なささやかな意匠かもしれないですね。) 遊牧民の本来の用にならって、 収納の用や暖をくれる袋として壁や椅子の背もたれなどに掛けたり、 クッションカバーやラグとしても◯ 現代の用に合わせて、おたのしみいただけますと幸いです。 * 画像は全て屋内にて自然光撮影となります、お色味のご参考になさってください。 ** 実店舗でももちろん現物をご覧いただけます。(シーズン外には仕舞い込んでいる場合もございます、事前にお問い合わせいただけましたらご準備いたします。) -------- ● ノマドのラグ / エルベリンデと星のホルジン(サドルバッグ) ペルシャ(現イラン南西部) カシュガイ族 20c初頭 頃 経 木綿、羊毛 緯 羊毛 ± W49.5〜50.5 × L95 cm 打ち込みが強くしっかりと織られています/手触りはハリが有りますがしなやかです -------- #オールドキリム #オールドギャッベ #サドルバッグ #ホルジン #トライバルラグ #qashqaikilim #kholjin #tribalrag #vintagekilim
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ノマドのラグ / 八芒星のホルジン(サドルバッグ)
¥52,800
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ こちらはアンティークの1点ものとなります ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきまして ご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 遊牧民 と書くと文字の印象からかなんとも牧歌的ですが 実際は大自然の中、危険と隣り合わせの過酷だったであろうノマド(遊牧民)の暮らし。 家族であり財産でも有った羊や山羊などの毛から紡ぎ糸を作り 移動の合間に大地の恵みの染料で染め 手織りされたラグや収納袋などの家財道具 それぞれの部族に伝承される文様や技法が時に自由に時に精緻に 作り手の民の心持ちや人柄までも映すかのように織り込まれて 興味尽きぬ民の染織工芸の1つです。 ------- こちらはペルシャ(現イラン)の遊牧の民 カシュガイ族 のものと思しき ロバの背中に掛けて荷物を運ぶための ホルジン と呼ばれる掛け分け袋状のサドルバッグとなります。 家族であり財産でもある羊や山羊から刈り取った毛を紡ぎ、 慎ましやかながら豊かな色合いの自然染料で染めた毛を、 太陽の下で(時には織り機と共に移動しながら)織り上げる。 過酷な遊牧生活の合間の、ささやかなたのしみであり大切な仕事だったことでしょう。 表側は堅牢さを求めたギャッベ(パイル織)で、 邪視避けとされる八芒星を中心に、 白い羊(山羊かも)長持ち(財産)、ダイヤモンド(邪視除け)、それから万字紋(宇宙のエネルギー)、吉祥を願った民の想いで満ち満ちて。 裏側は表と同色の糸を用いたキリムで織られています(擦れて来ていますが、ポンポンが付いていた名残りを見つけました、きっとこれは邪視除けの祈り) 縞模様には 平穏な日々が連綿と続きますようになど 不変 であることへの願いが込められているそう。 身を守る術が少ない環境下で暮らした彼らの、切なる祈りが込められているモチーフと捉えています。 それにしても、穏やかな心地良い色調です。 まだ天然の染料しか手に入り得ない時代に作られ、使われて来たことが伺い知れる 古手のホルジンです。 本来付いていたであろう、それぞれの口元の留め具となるループは既に損なわれていました。 パイルには経年と使用による擦れや欠損が見られる箇所も。 脇のかがり縫いの一部と、バッグの隅には擦れて小穴が空いている箇もございます。 ほつれて来てしまいそうもないことから、なるべく有るがままで と思い、手を加えておりません。 遊牧生活の中で働いて来た証と捉えて頂けますと幸いです。 遊牧民の本来の用に倣って、 収納の用や暖をくれる袋として壁や椅子の背もたれなどに掛けたり、 パンヤを詰めてクッションにしたり(秋冬はパイル面を出して、春夏はキリム側を出しても○) 現代の用にあわせておたのしみいただけますと幸いです。 * 画像は全て屋内にて自然光撮影となります、お色味のご参考になさってください。 ** 実店舗でももちろん現物をご覧いただけます。(シーズン外には仕舞い込んでいる場合もございます、事前にお問い合わせいただけましたらご準備いたします。) -------- ● ノマドのラグ / 八芒星のホルジン(サドルバッグ) ペルシャ(現イラン南西部) カシュガイ族 19c末から20c初頭 頃 経緯共に 羊毛 ± W34〜35 × L59 cm 毛足 短め/手触りはしなやかで柔らかです -------- #オールドキリム #オールドギャッベ #サドルバッグ #ホルジン #トライバルラグ #qashqaikilim #kholjin #tribalrag #vintagekilim
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ノマドのラグ / 牧歌的なパネルラグ(ホルジン)
¥88,000
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ こちらはアンティークの1点ものとなります ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきまして ご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 遊牧民 と書くと文字の印象からかなんとも牧歌的ですが 実際は大自然の中、危険と隣り合わせの過酷だったであろうノマド(遊牧民)の暮らし。 家族であり財産でも有った羊や山羊などの毛から紡ぎ糸を作り 移動の合間に大地の恵みの染料で染め 手織りされたラグや収納袋などの家財道具 それぞれの部族に伝承される文様や技法が時に自由に時に精緻に 作り手の民の心持ちや人柄までも映すかのように織り込まれて 興味尽きぬ民の染織工芸の1つです。 ------- こちらはペルシャ(現イラン)の遊牧の民 カシュガイ族 のものと思しき ロバの背中に掛けて荷物を運ぶための ホルジン と呼ばれる掛け分け袋状のサドルバッグだったもの(にしては少し大きめなので、馬やラクダなどの大型の動物で移動していた民のものでしょうか) こちらは脇のまつり糸を解いて一枚に開き(広げて)ラグの状態で出会ったもの。 (キリムとパイル織の切り替わり部分に接ぎ合わせなどはなく経糸は上から下まで通っていることからも本来の姿が想像出来えますね) 本来表だったろう面は、堅牢さを求めたギャッベ(パイル織)で、 藍色の大きな羊の角の中央には長持ちが その周りには、羊や鳥や花が集い その下にエルベリンデ(腰に手をあてた女性)が3人 種族の繁栄と吉祥とを願うモチーフが。 本来裏面だった方には 十字文はエネルギーの源その両側には山羊(あるいは羊)が向かい合わせに 糸は無染色の生成りと茜に染めた羊毛も織りまぜて。 良く擦れる場所には、装飾と補強を兼ねたジジム織で菱紋の邪視除けがぐるり。 身を守る術が少ない環境下で暮らした彼らの 切なる祈りが込められているモチーフと捉えています。 あら?この向きだと口を閉じたら絵が上下逆ですが 良いのです、自家用あるあるです。 かえって今、このように開いた時に絵が1列になってくれてる事に結果的に感謝の意。 民の想いが牧歌的に表された、古手のホルジン(の開き)がパネルラグとなったもの。 本来口元の留め具となったループ(山羊毛)が片側に残ります。 パイルには経年と使用による擦れや欠損が見られる箇所も。 バッグだった頃の隅の辺りに擦れの目立つ箇所がございます。 ほつれて来てしまいそうもないことから、なるべく有るがままで と思い、当方では手を加えておりません。 遊牧生活の中で働いて来た証と捉えて頂けますと幸いです。 ほぼ天然染料かと思いますがオレンジ色が当時最先端の魔法の染料=化学染料な気がいたします 、この色だけ裏面に色移りが見られます。(画像ご確認ください) 壁面で愛でる 敷く、掛ける 現代の用にあわせておたのしみいただけますと幸いです。 * 画像は全て屋内にて自然光撮影となります、お色味のご参考になさってください。 ** 実店舗でももちろん現物をご覧いただけます。(シーズン外には仕舞い込んでいる場合もございます、事前にお問い合わせいただけましたらご準備いたします。) -------- ● ノマドのラグ / 牧歌的なパネルラグ(ホルジン) ペルシャ(現イラン南西部) カシュガイ族 19c末から20c初頭 頃 経緯共に 羊毛 ± W65〜73 × L148 cm パイル部分毛足 中ぐらい/手触りはしなやかで柔らかです -------- #オールドキリム #オールドギャッベ #サドルバッグ #ホルジン #トライバルラグ
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ノマドのラグ / キャメルバッグ - ティルダナディ -
¥165,000
ノマド達の暮らしの傍に有った羊や山羊などの毛織物による 手織りのラグ サイズもモチーフも全て それぞれの民の特徴が表されていて興味深い染織布の一つ こちらはイランのバクティアリ族という遊牧の民の手によるもの。 元々は遊牧の折に家財道具などを運ぶためのキャメルバッグ(サドルバッグ)だったものを解いて広げ、オリジナルを生かしラグとして使えるよう中央で継ぎ合わされたものとなります。 ラクダには荷物の他にもちろん、遊牧民も乗りました。 人がまたがり膝や足が当たる箇所は特に堅牢にするために、 補強+祈りの文様がパイル織されています。 ジグザグや縞文様は川の流れのように連綿と続くさまをモチーフ化したもの、 と聞いたことがあります。 織り出した民が、種族の永続と繁栄を願った文様かと察しています 身の回りに有る素材を生かした遊牧の民の工夫と彩りがそこかしこに見受けられるトライバルラグとなります。 サイズ感的には、余裕を持ってゴロンと出来ますのでメインラグに○ 色柄のはっきりしたタイプですが、そこはイスラム染織特有の抽象文、 インテリアの種別をさほど問わず取り合わせて頂けることと思います。 そしてなにせ、羊の毛。 冬は暖かく、ヴィンテージのためか精錬の違いか油分も落ち着いているため 夏でもサラッとした肌触りで通年でご使用いただけます。 * 使用と経年により表面に色褪せがみられます。実用の道具の宿命と受け止めて頂ける方に。 ** 元々、キャメルバッグ時代に紐か何かが付いていた箇所でしょうか、かけはぎによる後補がみられます(上手!ありがとう) -------- ● ノマドのラグ / キャメルバッグ - ティルタナディ - イラン バクティアリ族 20c中頃 経糸 コットン 緯糸 羊毛 平織り(厚み±3mm)+パイル織り(厚み±10mm) ± W90 × L209 cm * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 100サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) よろしくお願いいたします。 -------- #オールドキリム #ヴィンテージキリム #ヴィンテージラグ #トライバルラグ
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ノマドのラグ / キャメルバッグ - アブストラクト文様 -
¥187,000
ノマド達の暮らしの傍に有った羊や山羊などの毛織物による 手織りのラグ サイズもモチーフも全て それぞれの民の特徴が表されていて興味深い染織布の一つ こちらはイランのバクティアリ族という遊牧の民の手によるもの。 元々は遊牧の折に家財道具などを運ぶためのキャメルバッグ(サドルバッグ)だったものを解いて広げ、オリジナルを生かしラグとして使えるよう中央で継ぎ合わされたものとなります。 ラクダには荷物の他にもちろん、遊牧民も乗りました。 人がまたがり膝や足が当たる箇所は特に堅牢にするために、 補強+祈りの文様がパイル織されています。 まるで庭園のような連続文様が連綿と織りなされて、ミヒラーブ文も見えますね。 イスラム染織ならでは、アブストラクトな文様で構成されています。 (興味を持ち始めてから早20年間、追いかけて来た中ではいっとうプリミティブで力強い印象のキャメルバッグ) その他、ジジムと呼ばれる縫取り織(これまた彩りであり補強の用)も時折混じり 遊牧の民の工夫と彩りがそこかしこに見受けられるトライバルラグとなります。 サイズ感的には、余裕を持ってゴロンと出来ます。 絵画的にお愉しみいただけますのでメインラグに○ こちらも、使用されている色数が多くないので インテリアの種別を問わず合わせて頂けることと思います。 * 使用と経年により表面に色褪せがみられます。また、うっすら染みが残る箇所もございます、実用の道具の宿命と受け止めて頂ける方に。 ** 元々、キャメルバッグ時代に紐か何かが付いていた箇所でしょうか、かけはぎによる後補がみられます(上手!ありがとう) -------- ● ノマドのラグ / キャメルバッグ - アブストラクト文様 - イラン バクティアリ族 20c中頃 経糸 コットン 緯糸 羊毛 平織り(厚み±3mm)+パイル織り(厚み±9.5mm)+ジジム織(厚み±3mm) ± W97 × L192 cm * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 100サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) よろしくお願いいたします。 -------- #オールドキリム #ヴィンテージキリム #ヴィンテージラグ #トライバルラグ
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カルトナージュ / インド更紗(Used in Europe)
¥15,400
☆ こちらはアンティークの1点ものとなります ☆ 17-18世紀の大航海時代 インドでしか成し得なかった 捺染 技法による 染め物 インド更紗 はその後 世界各国の需要に沿った意匠の インド更紗 がそめられて 方々の海を渡って行きました。 こちらは ヨーロッパに渡ったインド更紗が用いられた * カルトナージュ * カルトナージュ →(裁縫箱やジュエリーボックスなど、用に沿ったサイズに切り出した厚紙(カルトン)に、思い思いの染織布や紙を自由に貼り込み作られたフランスの手工芸) 上蓋と更紗の間には中綿が入れられて中に仕舞うものの保護を兼ねています (触り心地もふかふかでやさしい) 内貼りと底面にはインド茜の色に沿った無地木綿が併せてあり、作り手のこだわりが伺えます。 箱の仕立て自体は近代のものと想像されますが インド更紗自体は古手のものが用いられています、 代々に伝わった更紗をカルトナージュによりとどめたものでしょうか。 カルトナージュの宿命、下地に用いられた糊の染みは残るものの今日までこうして、 低湿低温のヨーロッパならでは 染料や布の状態は生まれた当時に近い状態のままで。 防染に膨大な手間を要する地白の大胆な花文を持つインド更紗、 元の姿を想像しつつ、残って来てくれたことに感謝と喜びと共に手に取りました。 おたのしみいただけますと幸いです。 ------- ● カルトナージュ / インド更紗(Used in Europe) ヨーロッパ インド更紗 19c(小箱への仕立ては近代 20c中頃 でしょうか) 捺染(輪郭は版、部分によって 手描き されたことと思います) ± W15 × D11 × H6.3 cm * 経年による糊染みが見られます。 ------- 梱包後の配送サイズは レターパック となります。 ◉ 配送料はご購入者様にご負担いただいております。 配送方法(=お受け取り方法)のご希望に応じて、 ● FUCHISO実店舗 ご来店受け取り¥0(7営業日以内にご来店が可能な方のみ) 営業日程は最新のBlogページにてご確認頂けます → https://fuchiso.base.shop/blog あるいは、 個々のお品物に事前に設定してございます ● ¥有償送料(実費分お見積もり額 差額が発生してもご返金も追加徴収も致しません) より、ご注文時にご希望の 配送方法 をご自身でお選び願います。 * BASE規定上、配送料は 着払い での発送が出来かねますため、ご注文時に併せまして前払いにて当店にてお預かりをさせていただく形となります、ご了承頂けますと幸いです。 ------- #インド更紗 #indianchintzs #カルトナージュ #Cartonnage
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鞘 / 自然布・木綿裂き編み
¥25,300
こちらのお品物はアンティークの1点ものとなります -------- ● 鞘 / 自然布・木綿裂き編み 日本 地域不詳 自然布(荒々しい印象を受ける靭皮繊維 楮でしょうか?) + 木綿裂き布 [ ± W11 × L26.5 cm ] 紐を伸ばして壁面に掛けた折の全長 → 80cm くらい 20c初頭ごろ . . . ゴツゴツとした靭皮繊維と 要所に木綿の裂き布が編み込まれた 良く働いてしなやかに育った 鞘(さや)を 花入に見立てて今を愛しむ * 下の方に見えるグルグル巻きにした縄状の紐は本来何らかの用途が有った (おそらく身につけた時にバタ付かないように身体に結いた紐)のものかと思います (すぐに解くこともできます)お好みで。 (植物は ヒメヒオウギ です) ----- ☆ ご配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 宅急便コンパクト の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方のみ FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ------- #裂織 ならぬ裂編み #民藝 #古民芸 #古民具 #古道具 #BASKETRY #バスケタリー #用の美 #folkart #mingei #antiquetextiles #BORO #sakiori #古布 #古裂 #fuchiso_ #fuchiso
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十字文絞り / 蒙古氈
¥220,000
こちらのお品物はアンティークの1点ものとなります -------- ● 十字文絞り / 蒙古氈ハギレ チベット高原周辺 (中国北部) 毛氈(もうせん=フェルト) 18-19c頃 最大部± W105 L140cm (± φ 7.5-8cmほどの十字文) * 不織繊維の製作工程上の特性でも有りますが、所々に生地が薄い箇所が見られます。 ** 画像9.10枚目 小穴を同素材の布で補修した箇所があります。 ------- 日本では舶来の布として珍重され、 江戸の頃には祭祀の幕や、茶席などで用いられて伝わったもの。 大切に受け継がれて来たようで 使用による染みなどは見られますが褪色はほぼ無く 生まれた当時の姿が想像でき得る稀有な色味です(限りなく黒に近い藍) 育てる楽しみも こちらも ひとつ前の 蒙古絞りのハギレ と同様に 裏から見ると十字部分だけは 手で染料を挿しているのが解ります 吉祥を願いながら . . . 敷く用でお使い頂く折は 裏打ちあるいは別の毛氈を下に敷き補強をされた方がより◯かと (裏打ちのご相談承ります) 毛氈=フェルトですから切りっぱなしでも端がほつれません * 画像15枚目のように軽く畳んだ状態にてお届けいたします。 (こちらのお品物は最終画像右側となります) ----- ☆ ご配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 80サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方のみ FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------- #antiquetextiles #古布 #古裂 #fuchiso_ #fuchiso
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十字文絞り / 蒙古氈 ハギレ
¥77,000
こちらのお品物はアンティークの1点ものとなります -------- ● 十字文絞り / 蒙古氈ハギレ チベット高原周辺 (中国北部) 毛氈(もうせん=フェルト) 18-19c頃 最大部± W62 L68cm (± φ 7.3cmほどの十字文) * 不織繊維の製作工程上の特性でも有りますが、所々に生地が薄い箇所が見られます。 ------- 日本では舶来の布として珍重され、 江戸の頃には祭祀の幕や、茶席などで用いられて伝わったもの。 茜と藍の重ね染めの毛氈の為か色相がとても複雑、深い美しい色相です。 使用と経年の退色により表現の難しい深い緑と言いますか、藍と言いますか とても奥行きの有る色に育っています そして、絞り染で表された光の筋がより際立って美しい(画像にてご参照ください) 裏を見ると、十字部分だけは手で染料を挿しているのが解ります 吉祥の願いのもとに。 . . . 現代では このまま壁面に掛けても、敷き板の代わりに敷いても○ 毛氈=フェルトですから切りっぱなしでも端がほつれません 額装されても布の保護にもなるかと思います → (額装ご相談も承ります) * たたみジワを避けるため、最終画像のようにくるくると丸めた状態にてお届けいたします。 (こちらのお品物は画像左側となります) ----- ☆ ご配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 80サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方のみ FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------- #antiquetextiles #古布 #古裂 #fuchiso_ #fuchiso
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市松のマフェル / ブショング族
¥110,000
こちらのお品物はアンティークの1点ものとなります -------- ● 市松のマフェル / ブショング族 コンゴ クバ王国 20c初頭-中頃 マフェル(男性用祭礼布 部分) 最大部 W48 L156cm * 経年と使用により所々にほつれや擦れが見られます、この布の生きてきた証と捉えて頂けますと幸いです。 ------- ○ 生前は祭礼布に、最期は死に装束にもなるという布は 作り手の生きた証や記憶として部族内で継承する為のものだったとか。 自らの最期の時を思い乍ら作られているからなのか、それとも自然由来の色味と素材故か 静かで、穏やかなものが多いように思う。 こちらのような市松は王族にだけ使用が許されたモチーフ と 今は無きブリュッセルのアンティークショップのムッシュが以前伝えてくれた どおりで 静けさの中に力強さが宿る布。 (裏側のパッチワークを接ぎ合せたラフィアの色糸が、場所場所で紫だったりピンクだったり生成りだったり、アフリカンアートのような変幻自在さがこれまた魅力の一つ、時に裏側を出して縫い糸の色味の変化をお愉しみいただくのも○ 画像 6-13 枚目が裏側画像となります) たたみジワを避けるため、最終画像のようにくるくると丸めた状態にてお届けいたします。 ----- * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 80サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方は FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------- #ブショング族 #クバ布 #kubacloth #kubatextiles #antiquetextiles #古布 #古裂 #fuchiso_ #fuchiso