角袋 / 新店 前田
¥30,800 税込
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角袋:穀類や綿花、山菜などの、自然の恵み容れ(保管・運搬用)
(お客様の話によりますと代々漁師だった旧家でも使われていたそう、地域によっては海産物など)または、
こうじなどを 漉す ための袋の原型ではと察しております。
(憶測ですが、明治期から昭和にかけて木綿製の酒袋や醤油袋の規格サイズの袋が流通し始めると共に角袋は姿を消して行ったように感じます。)
日本独自の着尺幅の反物を切らずにバイヤス状に縫い合わせることで
多少の伸縮性も持ち合わせた
手元に在る素材を最大限生かした素朴ながらにかつての民の英智が詰まったミニマムな形。
実は以前に、韓国でも1度だけ角袋に出会い求めたことが有るのですが(同じく手績みの麻ではありましたが、墨書きなども無く製作地の手掛かりは無い角袋でしたー。)
そもそもが大陸から渡った形なのか、それとも日本独自の形なのかは
その後韓国では類品に出会って居ないためなんとも言えぬところです。
人の往来と共に文化や工芸も伝播したのでしょうか。
こちらは
新店 前田
の墨書きが残る角袋
前田家の新店祝いに贈られた、或いは新店記念に作られた角袋でしょうか。
綿花の育ち難かった寒冷地のものでしょうか
組織はおそらく大麻で手績み
→のちに 科 ではないかと見解見直しました
表側からのみ柿渋が塗り重ねられています。
生地の目を詰まらせることにより耐水加工と補強
防臭防カビの効能も有ると言われる柿渋染め
と言うことは 漉す ための袋でしょうかー?
前田家の生業が何だったかは定かでは有りませんが、
任務を担っていたことは確かです。
画像1から10枚目は表面(柿渋の塗られた表面の拡大画像が10枚目)
11から14は、裏面(裏から見た接ぎ合せ部分を補強しながらの縫い目がまた美しい手仕事)
底の角に古い補修(画像5,12枚目)が見られます
保管する折にネズミにでもかじられた跡でしょうかー。
さほど使用感が感じられず清潔感すらあります。
季節外の衣類などで中身を入れてクッションとしてお使いいただいたり、ランドリーバッグにも?
時にはサンタクロースのプレゼント入れとして。
ピンポイントにはなりますが、前田さんへの新店祝いの贈り物に。
カリグラフィーのバランスの妙をお愉しみいただけつつ、
実用としてもまだまだ働いてくれそうな角袋です。
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● 角袋 / 新店 前田
明治時代
科布に柿渋染め
± W41.5 L106 cm(最大部)
* 古いお品物ですので、経年による古色、使用による穴などが見られます。
(ご配送にてお届けをご希望の折には15枚目のように、くるくると丸めてお届けいたします。)
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#角袋
#継ぎ接ぎ襤褸
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