-
台湾先住民族 タイヤル族 / 男性用礼装上衣 - C (藍 長衣)
¥50
SOLD OUT
こちらのお品物はアンティークの1点ものとなります -------- ● 台湾 タイヤル族 男性用礼装上衣 - C (藍 長衣) 苧麻(地布)に 梳毛緯紋織 ± W34.5 L90.5 cm 20c初頭 - 中頃 * 経年と使用による染みが麻布部分に見られます、この布の生きてきた証と捉えて頂けますと幸いです。 ------- ○ 先祖の精霊あるいは種族の多幸を願い 折に触れてとり行われて来た祖先崇拝の祭礼の用に、 台湾の先住民族 タイヤル族 (=アタヤル族) の女性の手により織り出された 男性用の礼装上衣となります。 東〜東南アジアの山岳少数民族と共通する技法(織り柄)と材質からは かつての民とそして技法の往来を想像させてくれると共に 身の回りに有るものを活かした 簡素な道具(いつ何時でも織りの手を止めて移動出来うる腰旗)と 地産のものを収穫し手績みされた苧麻糸からなる地布の楚々とした美しさに加えて、 大陸由来の梳毛(ラクダ、羊、ヤギ)を用いたとされる緯紋織部分は 赤を用いたものが多く見られるなかでこちらの衣装は稀有な藍を基調とし そこにタイヤルの特徴とも言える血赤の紋織が背中にのみ入れられたもの。 (こちらでも違わず舶来の材質は珍重されたことと察します) 台湾先住民族のアイデンティティーが表されているような 精緻な織りとその独自の意匠に惹き付けられます。 歴史的な背景(戦争や又宗教改革など)から、 現地でも現存数の少ない稀少な染織布となりますがこの度、 長衣が2枚・短衣1枚の計3枚に出会えました。(こちらの布は最終画像 左 のお品です) 布が語りかけてくるよう画像多めです、 よろしければそれぞれの魅力をご参照いただけますと幸いです。 時代背景や文化・風習を知り向き合うとより一層心揺さぶられる布。 参考画像→ 19枚目は 「台湾原住民の服飾」「台湾の織物」発行・東京天理ギャラリー 「台湾高砂族の服飾」発行・渋谷区立松濤美術館 よりお借りし加工しました、当時の民の祭礼時の様相が伺えます。 ------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------- #高砂族 #タイヤル族 #アタヤル族 #atayaltribe #taiwanaborigines #fuchiso_ #fuchiso
-
ナガ族 / 宝貝バングル
¥50
SOLD OUT
ずっと憧れていた 用とそして美を兼ねた佇まいの ナガ族のバングルを店に並べました 両端に留め具を兼ねた木の棒を通して 藍の木綿地(彼の地の多用布を用いたものでしょうか)に 薄く削がれた宝貝が整然と縫いとめられています 第2次世界大戦中にキリスト教が伝来するまでは 首刈りの風習( アニミズム信仰の中では豊穣の意と捉えられていたそう )が有った彼の地では 礼装用の折にはこうした身近に有った自然の素材を用いた 防具 兼 装身具が作られ用いられて来ました こちらは急所でもある手首を守りそして飾るためのもの 敵の侵略を防ぐため山岳地域に暮らし独自の文化を近代まで守り続けたナガ人 貝殻は当然採れる術もなくさぞ彼の地では珍しくそして美しく映ったことでしょう かつてインド全域を遊牧した交易の民 バンジャーラ族の民から渡ったものでしょうかー( これは妄想 ) 裏面の藍の経年変化や縫い目も愛おしい * 13枚目のように身につけていたと思われます( たくさんの荷を運んで来た私のたくましい腕には細過ぎたので置いているだけですが。。) . . . そのままを愛でていただくのはもちろんですが 時に見立ての花器としても ( 画像15枚目ではおとしに水を張りシペラスをいけて、 そのままでも自立はするのですがより強度を増すため頃合いの良いCカンで両端の木の棒を固定して撮影しております ) ナガ族とは → https://ja.wikipedia.org/wiki/ナガ族 ( 最終画像2枚は Julian Jacobs / The Nagas より 類品の参考画像となります ) ------- ナガランド州 ナガ族(インドの北東部,ミャンマーとの国境に沿うナガ丘陵を中心にナガランド一帯に居住する人々) 19c末から20c初頭ごろ 外寸 ± W16 D10.5 H0.8 cm ( 平置き採寸、棒は含めず ) * 画像をご参照いただき、ご不明点などがございましたらお手数ですがお問合せ願います。 -------------------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 コンパクト にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭小店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にお受け取りご来店日予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------------- #ナガ族 #NAGAtrive #fuchiso_ #fuchiso
-
ペルシャ更紗 / 地白祭礼布
¥50
SOLD OUT
手に取った時にため息が出た地白のペルシャ更紗を。 全体画像向かって左側と下がボーダー部分の染めと地白部分とが地続きで、 右上と右側のボーダーは接ぎ合わされた形跡が見られることからも 本来はもっと大判サイズで作られたものが、 当時の用に沿って今のサイズに仕立て直されたものと察しています。 番手の細やかな木綿にはロウ引き(=高貴さを表すためでしょうか )がなされて。 銅板のマンチェスター更紗により手縫いで裏打ちが施されて 両方の布はしつけ糸で縦に3箇所 丁寧に縫い止められて、堅牢さも備わったお陰で今に伝わったもの。 経年のシミや細かな裂けは、この布の生きて来た証と受け止めていただける方に。 画像17,18枚目の通り、ガラスや木彫品などとの相性も良い布です。 布そのものを愛でていただくことはもちろんですが、 例えば撮影の折などに敷いてお使いいただくなど、両面共に背景としてもお使いいただきやすい古裂かと思います。 ( この時代の染料は色止めがなされていない場合が有りますため、当店でのお洗濯はしておりません、風通しの良い日陰で時々虫干しされる事をおすすめいたします。 ) * 最終画像の2枚は右記図録より 参考画像 となります(世界の更紗 著:吉岡幸雄/吉本忍)更紗の技法のペルシャへの伝来と、地白の更紗が存在した資料として。 ............ ● ペルシャ更紗 / 地白祭礼布 18-19c 木版捺染( ボーダー部分の細密箇所は一部 *カラムカリ と思われます(*ペルシャ語でペンの仕事=手描き)) + 裏面のマンチェスター更紗以外はロウ引き仕上げ 画像11枚目が ロウ引きの 艶 が解りやすいかと思います。 約 W57 × L77 cm + 経年による染みと小さな裂けが表面の地白裂の所々に見られます 古い時代に作られ、人と共に生きてきたお品物です、経年変化も含めた現状を画像にてご紹介しております、併せましてご覧頂けますと幸いです。 ( 他に必要な情報が有ればお問合せのほどお願い申し上げます! ) * シワがなるべく寄らぬようくるくると巻いた状態にてお送りを予定しております。 ----- * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 80サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方は FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------- #ペルシャ更紗 #pershia #chintz #fuchiso_ #fuchiso
-
古伊万里 / 白磁草花蝶文 長方小皿
¥50
SOLD OUT
透き通るような薄造りの白い素地に透明な釉薬 どこまでも白に憧れた時代の産物 草花に蝶が集う陽刻文がなされた長方小皿 食の和洋を問うことなく また形状的にも 箸休めや甘味などをフレーム的に引き立ててくれうる器かと思い手に取りました。 ------- 九州 有田地方 江戸中期ごろ 外寸 ± W7 D9.5 H1.8 cm * 縁縁に所々肉眼で見ますと ホツ のように見える箇所がありますが、ルーペで覗くと釉薬が掛かっていますので、形成•焼成時に出来た窯キズかと思います、また型を用いた古い手仕事のお品ですので焼成時に捻れが生じ若干のカタツキが見られるものもございます。 ご承知おき頂けますと幸いです。それぞれの個性は画像にてご参照ください。 ** 1枚づつより販売いたします。( 国内配送料は1枚でも5枚でも 宅急便コンパクト に収まるサイズですので同一料金となります ) ①②はご売約済みとなりました、ありがとうございます。 -------------------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 コンパクト にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭小店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にお受け取りご来店日予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------------- #古伊万里 #白磁 #oldimari #fuchiso_ #fuchiso
-
金唐革 / 鸚鵡葡萄文 がま口
¥50
SOLD OUT
久々に出会えました たわわに実った葡萄の木の合間で 鸚鵡( おうむ )がさえずっています マチと内張りには上品な薄桃色の柔らかな革(おそらく鹿革)が用いられ 霰手と呼ばれる地紋も上品さを添えて 細密なエンボス表現は銅板によるものでしょうか それとも革の種類の違い? 今までに出会ったものの中でも群を抜く目鼻立ちの美しい金唐革 小さな小さながま口仕立ての金唐革細工 口金は、提げ紐を通せる仕様の金具となっています。 . . . ヨーロッパの王族や士族の住まいが未だ石の要塞造りだった時代16,17c頃から 少しでも多くの灯りを取る為に、とロウソクの光を反射させて使われていたという金唐革。( 防寒の意も ) はるか昔の遠い地で誰かの暮らしを守り彩っていたものが オランダ交易により日本にもたらされ、珍重されて来ました。 当時の日本の袋物師の才技により、 用に沿った姿へと形を変えてこうして今に残り伝わったもの。 . . . にしても金が目立たぬ(ゆえに上品なのですが)金唐革ですね ルーペで覗いたらちゃんと有りました 素地の霰手の周り全体とそれから 葡萄の葉の先端の陰影となっている箇所に効果的に用いられて。 ( 画像 11 枚目 )通常の画像でも9枚目に有りますように微かに見えていました。( 最近つとに目が不器用 ) * 7.8枚目を連続でご覧いただくと、今回の小物容れの元の金唐革の図柄がイメージして頂きやすいかと思います、こちらの本来の大判だった頃の姿を想像すると...ため息が出ます。 どこまでも上品さと そして当時の両国の民の技巧を伝える金唐革細工です。 ------- 仕立ては明治ごろでしょうか 金唐革自体はさらに古く 18〜19cごろのオランダ交易により日本にもたらされたものかと思います 外寸 ± W8.8 D1 H5.6 cm -------------------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 コンパクト にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭小店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にお受け取りご来店日予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------------- #金唐革 #提げもの #鳥手 #葡萄手 #霰手 #Gilded leather #Thin leather with gold patterns #fuchiso_ #fuchiso
-
金唐紙( 擬革紙 ) / 小箱
¥50
SOLD OUT
西欧の金唐革への憧れから、明治期の日本で作られた金唐紙( 擬革紙とも ) 金箔の上からワニスを塗って仕上げられたもの 当時は紙が稀少だった西欧に向け、輸出もされていたのだとか。 和洋が折混じり、少々図案化された唐花文に 明治の日本のイン&アウトプットが垣間見えるようです。 サイズから察するに書簡入れか筆などを仕舞った文箱でしょうか 次なる用途は自由です。 明治時代 外寸 ± W25.8 D7.5 H4 cm -------------------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 60サイズ にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭小店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にお受け取りご来店日予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------------- #擬革紙 #金唐紙 #japaneseantiques #fuchiso_ #fuchiso
-
斜陽 / インド北部 Aari(アリ)刺繍
¥50
SOLD OUT
夕暮れ時の海に沈みゆく太陽の 斜陽のような刺繍裂に出会いました 100年ほど昔、インド北部の民により生み出された手仕事です。 ----- カシミール地方の伝統的な刺繍技法の一つ、Aari(アリ)刺繍 より自由な曲線を刺繍で描き出すため また、面を埋めるために 鉤針(Aari=鉤) を用いて手刺しによるチェーンステッチが施されたもの。 絹本来の柔らかな生成り色の手紡ぎ糸がもたらす豊かな表情の素地は、 手縫いにより3幅が接ぎ合わされて 広げれば身を包み、三角に畳めば頭巾布となりうるサイズ感。 ピンと張った素地には、下描きののちに 特殊なかぎ針でまるでミシンと見まごうほど丁寧な針目で手刺しされた チェーンステッチが全体を覆っています。 中央にはロータス、四方にはボーダーと呼ばれる格子状のフレーム、 そしてそれらの隙間を埋め尽くすように草花文様 風を受けてそよぐかのような表現の花々 一部分だけ刺繍の色味が明るい赤色で表現されているのは 完璧なものを人が作り出すことは神への冒涜にあたるとされることへの回避であり 身に纏った時に美しい情景が出るように との配慮が感じられます 具象表現を禁じられていたイスラム美術の表現の中で、 精一杯の多幸への祈りの表現がなされているかのような布。 それから両サイドを縁取るフリンジ部分、 こちらも当然のように手で拠られています( 細やかなポワポワが大変愛らしい ) こちらのAari刺繍布は、 陸海路を駆使し交易と信仰を広めたイスラーム商人や、 メッカへと向かう東南アジアからの回教徒たちが、 巡礼を祈念し巡礼の途中の港などの交易所で求め 頭巾布やショールなどとして身に纏い そしてまた巡礼者と共に世界各地へと渡り、今に伝わった布。 行き交う宗教文化に併せて また使い手が身に纏う気候までも配慮して(巡礼の道は寒暖差が激しかったはず) 持ち得た技法と手に入りうる素材で柔軟に変容したカシミール地方の当時の民の 刺繍技量は言うまでもなくもちろん素晴らしいのですが さて 宗教概念から一度離れてこちらの布と対峙してみた時に、 人間が根源的に欲する原風景のようなものが強く感じられ、手に取った次第です。 なんて緻密でそして儚なく愛らしい布。 ● 斜陽 / インド北部 Aari(アリ)刺繍 カシミール地方 茜染め他 鉤針による手刺繍 絹地に木綿糸刺し 19c末から20c初頭頃 ± WL ± 123 〜 125 cm ( 26,25,74cmの幅の布を接ぎ合わせて大判の正方形に仕立てて有ります ) + 経年の間に、茜の染料が素地に色移りしています。 ++ 地裂に経年により数カ所、擦れて穴の空いている箇所があります。(画像16-18枚目裏側から撮影した寄りの画像にてご参照ください、また載せきれぬ穴が他にも有ります) +++ 画像19枚目、隅に一箇所38cmほどの裂けを手縫いで補修した跡が見られます。 ++++ 画像14,15枚目は W70 D50 H71.5 cmの小さめのテーブルに掛けたものとなります、ご使用になる上でのイメージ画像として。 古い時代に作られ、人と共に生きてきたお品物です、経年変化も含めた現状を画像にてご紹介しております、併せましてご覧頂けますと幸いです。 ( 他に必要な情報が有ればお問合せのほどお願い申し上げます! ) ----- * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 60サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方は FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- #アリ刺繍 #Aari Embroidery #カシダ刺繍 #Kashida Embroidery #fuchiso_ #fuchiso
-
藤原盆 / 線より A.Hさま専用
¥50
SOLD OUT
2023.7/21お問い合わせ A.Hさま専用 のお品とさせて頂きます 他の方はご購入頂けません悪しからず! 。。。 ひと目見た時に その迷いの無い線刻が 李禹煥「 線より 」 の印象と重なった四方盆(名前お借りました) 藤原盆と称されるもので 群馬県水上地方で江戸初頭より始まった民藝のお品 漆仕上げのものが多いなか 木地のままのこちらは かえってノミ目の線刻が際立ち おそらく橡(トチ)材の 木目や木肌の絹のような滑らかさが伺える様子が好ましく 手に取りました 神社からの出だそうで 使用感がさほど( 座辺で用いられたのものに比べ )見られぬことからも 神事の折などに用いたものでしょうか 裏側の縁の立ち上がりの所に 尺九寸 と墨書きがあります ( この墨書きが 一尺九寸 を表しているとすると = 57.3cm 遠からず ↓ 下記現物サイズご参照ください ) 幕末から明治ごろにかけてのものでしょうか 今の時代には 納涼の晩酌や食の座膳として その他にもディスプレー台などなど用途は∞です 使わない時には隙間に収納出来うる薄さも魅力です ※ アンティークの木製品です、十分に乾燥しているとはいえ 湿度の高い場所や直射日光、空調の直接当たる場所などにはなるべく置かれない方が○ ----- ● 藤原盆 / 線より 群馬県水上地方 幕末から明治ごろ 一木製(おそらくトチ材) ± W53.7 D55.7 H3-4 cm 床置きの状態にて採寸 ( 大きな一木から刳り出された材の宿命 若干の 反り が見られます 画像12枚目のような平たい小石を挟み込むことでかたつきは止まりました ) • ちなみに最終画像は李禹煥の「 線より 」 2022年8月に新国立美術館で開催された#李禹煥 展にて( 撮影可でした ) いつか手にしたい作品( どこに飾るんですかー そもそも買えるんでしょうか。。 ) そして線の迷いの無さ、どこか似てませんか? ---------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 120サイズ にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭小店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にお受け取りご来店日予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------------- #藤原盆 #古民藝 #japaneseantiques #mingei #fuchiso_ #fuchiso
-
木ものNAKAYA / - ケヤキ ランプシェード ( q ) - ± φ19.5 H8 cm
¥50
SOLD OUT
富士山の麓で、伐採現場から直接分けて頂く木や台風などの倒木を生かし 主には木工旋盤にて生木のままカタチを削りだす手法でランプシェードなどを生み出されている 木ものNAKAYA の 中矢嘉貴さん。 生木のまま削り出されたランプシェードは 乾燥していく過程で木が赴くままにゆがみを生じながらも安定していく その性質を生かし形成し研磨がなされ、オイルにて仕上げられたもの。 作り手の中矢さんでも測ることのできない木の自然な動き、 唯一無二の造形を木自身が作り出すことがその都度に新鮮で魅力でもあります とおっしゃっていました。 そんな1点もののたわみと木目 そして極限まで薄く轢かれたシャープな造形の美しさに私自身が魅了されご紹介している作品となります。 . . . こちらはケヤキの生木が収縮しながら乾燥して行く行程で 自然なたわみも少々在りつつ真円に近い状態で定まった 端正なフォルムと欅の木目が美しいランプシェードとなります。 また、ケヤキは太い導管が年輪毎に走っているため木目自体がはっきりしていることと 板目取り にて削り出された( 相当大きなケヤキの木だったことが伺い知れます )ことで 心材の赤身と辺材の白太のコントラストが景色となって 消灯時の存在感も含めてお愉しみいただけます。 真鍮製の灯具上部に隙間の有る金具が用いられているため その隙間から漏れ出す光が天井に映し出す影なども併せてお愉しみ頂けます。 真鍮製の灯具は経年により艶が落ち着き鈍色になる様子も併せてお愉しみ頂けます。 *すべてが1点もののため たわみがあるものはたわみの表情が また、木目の表情がそれぞれの個性を持って異なります ** コードのお色味は近代住宅に多い壁面や天井のお色味、白に馴染むよう、 既存のこげ茶から白へ、また、コードの長さも提げ方の自由が効くように130cmと長めに 当店にて別注し作家さんに変更して頂いたものとなります。 。。。。。。。。 ● 木ものNAKAYA / - ケヤキ樹皮付き ランプシェード ( q ) - 材質 ケヤキ オイル仕上げ シェード外寸 約± φ19.5 H8 cm 引っ掛けシーリングコード col.白/長さ約130cm LED電球付き 6W/3000lm(白熱電球の60W相当、調光機対応) (作家さん付属の白熱電球 も併せてお付けいたします。) * 電球口径E17/15W以下の電球がご使用いただけます。 ** コードの長さや色味 (黒.ネイビー.茶など)への変更ご要望も承ります、 その場合、作家さんに一度お戻しし、付け替え作業と再度PSE検査をしていただくため少々のお時間、実費分工賃等と配送料を別途ご購入者様にご負担頂きますことを予めご理解いただけますと幸いです。 ● 1,2枚目は曇天の日中屋内にて点灯時、7-10画像枚目が日暮れ後の点灯時の透け感が美しいです、それ以外は屋内自然光にて撮影した消灯時及び作品の寄り画像となります。 ------- 梱包後の配送サイズは 60 となります。 ◉ 配送料はご購入者様にご負担いただいております。 ご希望の お受け取り方法 に応じて、個々のお品物に事前に設定してございます ● ¥有償送料(実費分お見積もり額 差額が発生してもご返金も追加徴収も致しません) ● FUCHISO実店舗 ご来店受け取り¥0(7営業日以内にご来店が可能な方のみ) 営業日程は最新のBlogページにてご確認頂けます → https://fuchiso.base.shop/blog のいづれかより、ご注文時にご希望の お受け取り方法 をご指定願います。 ( ¥有償送料 のご選択を頂いた場合にはお品物代と同時決済されます ) * BASE規定上、配送料は 着払い での発送が出来かねますため、ご注文時に当店にてお預かりさせていただく仕組みとなります、ご了承頂けますと幸いです。 ------- #木ものNAKAYA #KOMONONAKAYA #木のランプシェード #fuchiso_ #fuchiso
-
木ものNAKAYA / - ケヤキ樹皮付き ランプシェード ( p ) - ± W18 D16.3 H9.5 cm
¥26,400
富士山の麓で、伐採現場から直接分けて頂く木や台風などの倒木を生かし 主には木工旋盤にて生木のままカタチを削りだす手法でランプシェードなどを生み出されている 木ものNAKAYA の 中矢嘉貴さん。 生木のまま削り出されたランプシェードは 乾燥していく過程で木が赴くままにゆがみを生じながらも安定していく その性質を生かし形成し研磨がなされ、オイルにて仕上げられたもの。 作り手の中矢さんでも測ることのできない木の自然な動き、 唯一無二の造形を木自身が作り出すことがその都度に新鮮で魅力でもあります とおっしゃっていました。 そんな1点もののたわみと木目 そして極限まで薄く轢かれたシャープな造形の美しさに私自身が魅了されご紹介している作品となります。 . . . こちらは中矢さん作品の中でもFUCHISO好み 樹皮を残したタイプのランプシェード、ケヤキから挽き出されたもの。 樹皮付きということは、元の木の姿(太さ)も想像でき得ることと それから、 ヘムラインをピリリと引き締めてくれるような樹皮のひときわ濃ゆい木肌がなんともはや。 生木が収縮しながら乾燥して行く行程で 自然に歪んだたおやかなフォルム 丸太の元々の樹皮がヘムラインに残されたことで作品にほどよい緊張感が残されている 欅の木目が美しいランプシェードとなります。 また、ケヤキは太い導管が年輪毎に走っているため木目自体がはっきりしていることと 心材の赤身と辺材の白太のコントラストが景色となって消灯時の存在感も含めてお愉しみいただけます。 昼間でも点灯時には薄っすらと木目が透けます。 真鍮製の灯具は経年により艶が落ち着き鈍色になる様子も併せてお愉しみ頂けます。 *すべてが1点もののため たわみがあるものはたわみの表情が また、木目の表情がそれぞれの個性を持って異なります ** コードのお色味は近代住宅に多い壁面や天井のお色味、白に馴染むよう、 既存のこげ茶から白へ、また、コードの長さも提げ方の自由が効くように130cmと長めに 当店にて別注し作家さんに変更して頂いたものとなります。 。。。。。。。。 ● 木ものNAKAYA / - ケヤキ樹皮付き ランプシェード ( p ) - 材質 ケヤキ樹皮付き オイル仕上げ シェード外寸 約± W18 D16.3 H9.5 cm 引っ掛けシーリングコード col.白/長さ約130cm LED電球付き 6W/3000lm(白熱電球の60W相当、調光機対応) (作家さん付属の白熱電球 も併せてお付けいたします。) * 電球口径E17/15W以下の電球がご使用いただけます。 ** コードの長さや色味 (黒.ネイビー.茶など)への変更ご要望も承ります、 その場合、作家さんに一度お戻しし、付け替え作業と再度PSE検査をしていただくため少々のお時間、実費分工賃等と配送料を別途ご購入者様にご負担頂きますことを予めご理解いただけますと幸いです。 ● 枚目は曇天の日中屋内にて点灯時、枚目が日暮れ後の点灯時、 それ以外は屋内自然光にて撮影した消灯時及び作品の寄り画像となります。 ------- 梱包後の配送サイズは 60 となります。 ◉ 配送料はご購入者様にご負担いただいております。 ご希望の お受け取り方法 に応じて、個々のお品物に事前に設定してございます ● ¥有償送料(実費分お見積もり額 差額が発生してもご返金も追加徴収も致しません) ● FUCHISO実店舗 ご来店受け取り¥0(7営業日以内にご来店が可能な方のみ) 営業日程は最新のBlogページにてご確認頂けます → https://fuchiso.base.shop/blog のいづれかより、ご注文時にご希望の お受け取り方法 をご指定願います。 ( ¥有償送料 のご選択を頂いた場合にはお品物代と同時決済されます ) * BASE規定上、配送料は 着払い での発送が出来かねますため、ご注文時に当店にてお預かりさせていただく仕組みとなります、ご了承頂けますと幸いです。 ------- #木ものNAKAYA #KOMONONAKAYA #木のランプシェード #fuchiso_ #fuchiso
-
木ものNAKAYA / - ケヤキ樹皮付き ランプシェード(o) - ± W30.2 D27.5 H12.5-17 cm
¥50
SOLD OUT
富士山の麓で、伐採現場から直接分けて頂く木や台風などの倒木を生かし 主には木工旋盤にて生木のままカタチを削りだす手法でランプシェードなどを生み出されている 木ものNAKAYA の 中矢嘉貴さん。 生木のまま削り出されたランプシェードは 乾燥していく過程で木が赴くままにゆがみを生じながらも安定していく、 その性質を生かし形成し研磨がなされ、オイルにて仕上げられたもの。 作り手の中矢さんでも測ることのできない木の自然な動き、 唯一無二の造形を木自身が作り出すことがその都度に新鮮で魅力でもあります とおっしゃっていました。 そんな1点もののたわみと木目 そして極限まで薄く轢かれたシャープな造形の美しさに私自身が魅了されご紹介している作品となります。 . . . こちらは樹皮を残したまま轢き出されたケヤキ、 木目とシェイプ、自然なたわみの美しさを点・消灯時共にお愉しみいただける 中矢さんの歴代のランプシェードの中でも、大きさの有る稀有な作品となります。 天井の高いお宅や、10畳以上くらいの広さの有る間取り用のランプシェードとしておすすめします。( もちろん使い手の方のお好みにもよりますので広さはこれに限りません!) コードのお色味は近代住宅に多い壁面や天井のお色味、白に馴染むよう、 既存のこげ茶から白へ、 また、コードの長さも吊り下げ場所の自由が効くように通常は70cmのところ 140cmと長めに当店にて別注し、作家さんの既存の仕様と変更して仕上げて頂いているお品です。 -------- ● 木ものNAKAYA / - ケヤキ樹皮付きランプシェード(o) - 材質 欅(ケヤキ) オイル仕上げ シェード外寸 約± W30.2 D27.5 H12.5-17 cm 引っ掛けシーリングコード col.白/長さ約140cm LED電球付き 6W/3000lm(白熱電球の60W相当、調光機対応) * 電球口径E17/15W以下の電球がご使用いただけます。 ** コードの長さや色味 (黒.ネイビー.茶など)への変更ご要望も承ります、 その場合、作家さんに一度お戻しし付け替え作業とPSE検査を再度していただくため少々のお時間、また、実費分工賃等と配送料を別途ご負担頂きますことを予めご理解いただけますと幸いです。 ++++++++ 梱包費を含めない 宅急便の実費分配送料 をご購入者さまにご負担いただいております。 * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 100サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内のご来店が可能な方のみ FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 ++++++++ #木ものNAKAYA #木製ランプシェード #旋盤木工 #Wooden Lamp shade #FUCHISO
-
木ものNAKAYA / - ベイマツ ランプシェード ( s ) - ± φ19.3 H8 cm
¥28,600
富士山の麓で、伐採現場から直接分けて頂く木や台風などの倒木を生かし ウッドターニング(木工旋盤)にて 主には生木のままカタチを削りだす手法でランプシェードなどの木工作品を生み出されている 木ものNAKAYA の 中矢嘉貴さん。 極限まで薄く轢かれたシャープな造形の美しさに私自身が魅了されご紹介している作品となります。 。。。。。 こちらは平素、生木から作品を削り出す中矢さんとしては新たな試みの詰まったランプシェード 古民家の梁に用いられていた古材 ベイマツ を使用しウッドターニング(木工旋盤)で削り出したもの * ベイマツは明治時代より建材(梁や柱)として輸入されていた木材で、アメリカの松 ではなくイメージとしては巨大なもみの木のような樹形の大きな針葉樹( アメリカトガサワラ )なんだそう。 イエローファーと呼ばれる目の詰まった白と赤茶が印象的な木目の美しさを引き出すため ワイヤーブラシにより夏材( 樹の生育期は水分が多く含まれるため材が柔らか )な部分を敢えて削ることで木目の強弱を付け( 実際に凹凸が生まれることで陰影が出て大変美しい! ) 仕上げには限りなく透明に近い薄白色の水性ウレタンを施すことで上品さを添えて このワイヤーブラシ仕上げもこの度の中矢さんの新たな試みとなります。 既に梁に使われてから150年経過している材ですから 御歳250-300歳位ほどでしょうかー( あくまで古道具屋的推定 ) 元々梁だった十分に乾燥し切ったその材は 中矢さんの手により 支える 役割から 照らす 用へと姿を変えたもの 同じ ベイマツ材 を用いたランプシェードはこちらを含めこの度限定2点の入荷となります こちらは2点の中では大きめで、 作品を介してお話しした折の中矢さんと私の会話 「 きっとこの時期にこの木に、何かしらの出来事があったわよね!」 な木目が残ります → 画像 11,12 枚目 また、カナブラシをかけた折に生まれたひび割れの箇所には 小さな小さな穴を開けたのちに 糸 でひびを継ぐ かすがい直し がなされて、 +上からウレタン塗装を施しているためこれ以上の亀裂が伸びることはないもよう。 木を知り尽くした中矢さんならではの工夫と知恵の詰まったお直しが こちらの木の木目の美しさを決して邪魔しない程度のささやかなお直しの存在があります。→ 画像 15-17枚目 夜間の点灯時の透け感はございませんが、木目の色味のコントラストが強めなので消灯時の佇まいに存在感があります、 → 画像 1-4 枚目をご参照くださいませ。 ( もう1点のベイマツ( r )は こちらのシェードよりもう一回り小さく、点灯時には薄っすらと夏材部分に透け感が感じられる端正な表情のタイプとなります、よろしければ比較ご参照ご検討くださいませ ) 自然界の作り出した スリップウェア のような木目に心惹かれて手に取りました。 真鍮製の灯具は経年により艶が落ち着き鈍色になる様子も併せてお愉しみ頂けます。 *すべてが1点もののため たわみがあるものはたわみの表情が また、木目の表情がそれぞれの個性を持って異なります ** コードのお色味は近代住宅に多い壁面や天井のお色味、白に馴染むよう、 既存のこげ茶から白へ、また、コードの長さも提げ方の自由が効くように130cmと長めに 当店にて別注し作家さんに変更して頂いたものとなります。 。。。。。。。。 ● 木ものNAKAYA / - ベイマツ ランプシェード ( s ) - 材質 ベイマツ ウレタン仕上げ ( 艶は有りません ) シェード外寸 約± φ19.3 H8 cm 引っ掛けシーリングコード col.白/長さ約130cm LED電球付き 6W/3000lm( 白熱電球の60W相当、調光機対応 ) ( 作家さん付属の白熱電球 も有事の時の用に併せてお付けいたします ) * 電球口径E17/15W以下の電球がご使用いただけます。 ** コードの長さや色味 (黒.ネイビー.茶など)への変更ご要望も承ります、 その場合、作家さんに一度お戻しし、付け替え作業と再度PSE検査をしていただくため少々のお時間、実費分工賃等と配送料を別途ご購入者様にご負担頂きますことを予めご理解いただけますと幸いです。 ● 画像5枚目は曇天の日中屋内にて点灯時、6,7枚目が日暮れ後の点灯時、 それ以外は屋内自然光にて撮影した消灯時及び作品の寄り画像となります。 ------- 梱包後の配送サイズは 60 となります。 ◉ 配送料はご購入者様にご負担いただいております。 ご希望の お受け取り方法 に応じて、個々のお品物に事前に設定してございます ● ¥有償送料(実費分お見積もり額 差額が発生してもご返金も追加徴収も致しません) ● FUCHISO実店舗 ご来店受け取り¥0(7営業日以内にご来店が可能な方のみ) 営業日程は最新のBlogページにてご確認頂けます → https://fuchiso.base.shop/blog のいづれかより、ご注文時にご希望の お受け取り方法 をご指定願います。 ( ¥有償送料 のご選択を頂いた場合にはお品物代と同時決済されます ) * BASE規定上、配送料は 着払い での発送が出来かねますため、ご注文時に当店にてお預かりさせていただく仕組みとなります、ご了承頂けますと幸いです。 ------- #木ものNAKAYA #KOMONONAKAYA #木のランプシェード #fuchiso_ #fuchiso
-
線刻 魚・文字文 / 李朝餅型
¥50
SOLD OUT
李朝工芸らしい表現で魚図と漢字が線刻された、木製餅型のご紹介です。 朝鮮王朝時代、 祭祀の折に餅菓子を御供えする風習に伴い作り出された餅型。 李朝工芸らしい、子供の落書きのような魚図には子孫繁栄の意が、 尊 あるいは 奠(テン、デン)でしょうか いずれも(とうとぶ、供える、供物)などの儒教の教えあるいは願いを表したであろう 吉祥漢字が一文字 → ( 後日、韓国の漢字の読める世代の方に見てもらう機を得まして 奠(テン、デン)の文字で有り、祭祀の折の餅型であること、ご教示を頂きました。お品物に込められた願いに近づくことが出来ましたこと、感謝します。パクさん、ありがとうございました。) 良く研がれた小刀で、 心地よいリズムの聞こえるような線刻で迷いなく表されて残ります。 現地の方曰く、パッタンラム(日本語名は不明)と呼ばれる堅木材(実際に餅型として用いた時に線刻が目減りしづらいそう)に彫られているとのこと。 確かに、見た目以上に手取りが重い。(目の詰まった材) 背面を見ると まだ、両引きの鋸などを用いて製材していた頃のもので、 使用感が余り感じられないのは、祭祀の折にのみ用いられたから と見受けます。 使い方は、担い手の方の自由です。 ----- ● 線刻魚図 / 李朝餅型 李朝時代後期(19c中-末頃) 木製(パッタンラム) ± W20.5 × D5.8 × H2 cm ---------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便コンパクト にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #李朝餅型 #線刻 #魚文 #FUCHISO
-
旗指物 / 麻裂紺地に五曜
¥55,000
澄んだ夜空に ぽっかり浮かぶ満月のような 旗指物 直感に訴えかけてくるようで手に取りました。 旗指物は、平安時代より寺社仏閣での神事の折、神が降臨する指標としての用などに始まったとされ、 戦の時代に入ると、武士達が戦場で腰や脚などに受け筒に刺して身体に備えたり、手に携えて 自身の在処や身分を示したり、モチベーションを保つ為の指標としての旗に、 戦を必要としない平穏な時代に入ると、祭祀の折の指標としての旗へと、 本来の精神性は保ちつつ時代とともに用の変化をとげてきたもの。 今旗は 紺地に金の丸が縦に五つ 並んで 簡素ながら力強い意匠で、楚々とした素材を用い凜とした色調で表されたもの。 家紋としての切り口から見ますと 丸紋 は 曜紋(星紋) と呼ばれ、 月や太陽、星などへの天体信仰が由来の、五曜文(五つ星)と呼ばれる家紋が見られます。 今旗が 五曜 を表しているとすれば 火・水・木・金・土 五つの星、あるいは 太陽であれば日輪様、月であれば月輪(菩提心)を表しているとも捉えられます。 なお、下記②にてリンクを貼らせていただいた、同様の旗印が用いられた馬標には - 黒地5ツ白餅 - とされていました。 → 餅紋 は 望月 の 望(ボウ • モチ) より派生したとの説が見受けられましたのでやはり、天体信仰を元に表されたモチーフでしょうか。 ( 他にも、望→餅→持つ = 城を持つ 説など、当時ならではのシュルレアリスムを伴う吉祥文様とも捉えられます。) 今旗に残されていた手がかりの一つ、所有者名 を表したであろう墨書きに着目してみましたがあいにく、個人に結び付くことはかないませんでした。 ( この頃の武士は 本姓と実名、名字と通称 など、場合によって名を複数所有し使い分けていたそう。中世以降の武士は、自らの領土名を名字として名乗るケースが多かったことからも 萩山氏が「 萩の咲く山にちなむ人 」で有ったことが伺い知れます。)また、地名で追ってみますと、萩山という街は 東村山市(東京)、豊川市 • 名古屋市(愛知県 )に現存しています。 また、萩山姓 は、伊予、駿河など関東以西に多く残る名字とか、糸口の一つに過ぎませんが併せて記させていただきます。 江戸時代(1600〜1868年)に作られた旗指物と鑑みております。 武家諸法度(内容は割愛)が1615年に発令され、また1635年には参勤交代が、 徐々に法や制度が浸透し、大きな戦の必要がなくなって行き日本史上最も平穏だったとされる江戸時代の歴史的背景から察しましても、 戦の為の染織工芸品の用であれば、さらに遡る可能性も。 戦火や天災の難をのがれ今に伝わったことと思います。手工芸の中では儚き染織裂、良くぞご無事で。 役割を終えた今、次なる担い手の方の指標となるべく 太古より変わることなく夜闇を照らしてくれる 満月 のように厳かな光を放ち続けています。 * それぞれの地裂、糸にリキは残っておりますので布の表情(透け感やしなやかさや手馴染み)をお愉しみいただく場合にはこのまま飾られても、( 使われた当時にならって掲げた場面を想像出来うるよう、壁から浮かして撮影した画像( 17.18枚目 )もございます、あわせてご参照くださいませ。) 保存を第一に とお考えの折は額装や軸装など更なる愉しみも → ご購入後のご相談も承ります。 ---------- ● 旗指物 / 麻裂紺地に五曜 サイズ ± W35.5 L50 cm 材質 * 素地 手績み麻 紗織 ( 手触り:糊が効いているようなハリが有ります、リキ有り。 ) 画像 8枚目に手績み箇所の拡大画像あり 補強糸 絹 ( 中央の曜紋から4角に向かって放射状に ) * 丸文部分 紙に金彩色 ( 旗の両面より挟み込み力糸と同様の絹糸で文様なりに縫い止められています。片面の下二曜に落款 ( 判読不能 ) 画像2,6,7 ) コンディション 紙に虫喰い跡、中央の曜紋に糸のほつれと地裂に破れ、その他にも地裂に記載し切れない小さなダメージ(地糸の切れている箇所など)がございます、画像にてご参照いただけますと幸いです。 袋乳(ふくろち) 墨書き 萩山雅憲雅弘 * 桃山から江戸初を生きた大名や武将の旗印に、今回ご紹介の旗指物と色調は異なるものの、同じ意匠の紋を用いた旗印が2つ見られました。 以下書籍より引用し参考画像にさせていただいております。 ” 戦国武将「 旗指物 」 大鑑 “ 加藤鐵雄(著)竹内淳夫(発行者)/ 株式会社彩流社 P24 ● 大名:浅野長重(天正16-寛永9年,1588 -1632 )馬印/黒地白餅五つ(当ページ画像19枚目左側) P240 ● 武将,旗本:向井忠勝(天正10-寛永18年,1582-1611)足軽指物/白地朱の丸五つ(当ページ画像19枚目右側) ( なお、 旗印 の紋様は、家紋に準ずることもあれば、家紋とは別の、信仰心に基づく紋様や文字紋などが自由に用いられたこと、 また、一つの旗印を、複数の異なる色調にて表し用いた( 合戦の地が変わる毎、旗印の紋様はそのままに染め色を変えるなどして用いていた )ことが伺い知れました次第です。) =============== ① 旗指物とは ↓ https://www.touken-world.jp/tips/43381/ —— ② 同モチーフの旗印を用いた 馬標(江戸初頭) の現物資料画像が観られます ↓ ( 丸紋の表現 こちらのサイト様では 黒地5ツ白餅 と有ります)浅野長重伝来 → 刀剣ワールド財団 〔 東建コーポレーション 〕 https://www.touken-world.jp/search-flag/art0009470/ —— 上記 ① ② に付きまして こちら ↓↓↓ のサイト様へのリンク先URLを掲載させていただいております。 ◯ 刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」 https://www.touken-world.jp 膨大な現物資料、画像と探究と見識、まさにワールドでした。 歴女のれの字も持ち合わせておらず感覚人間の私にもとても分かり易く 大変勉強になりました次第です、感謝申し上げます。 =============== #旗指物 ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 60サイズ にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店予定日時のお書き添えを頂けますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. FUCHISO
-
アフリカの御守り / 鉄の輪っか(2p1set)
¥22,000
水溜まりに落ちるたび広がる 雨の水紋にも似た アフリカの装身具を 本来の用は お守りであり時に貨幣 ブレスレットあるいはアンクレットとしての装身具 身体の動きに沿って音も奏でたことでしょう 立夏ですとカレンダーが教えてくれたので 風鈴に見立てて 窓辺に吊るす ( 乾いた大地の 音 をお伝えしたかったのですが私の技量ではBASEサイト内に動画がUP出来ないため、Instagram fuchiso_ に動画を投稿しております。) ---------- ● アフリカの御守り / 鉄の輪っか(2p1set) コンゴ(中央アフリカ) ドゴン族 20c 鉄 鍛造 • 小さな方の輪っか ± φ 8.9 × (線) 0.5 cm 継ぎ目以外は全てツイスト • 大きい方の輪っか ± φ 10.2× (線) 0.65 cm 継ぎ目が離れた作り、半分槌目(経年の摩滅有り)もう半分はツイスト状 * 使われなくなってから随分と経つのかアフリカの大地のように乾いた鉄味。 経年ままの状態ですが錆は既に落ち着いており手に付くこともほぼございません、鉄は人肌に触れることで更にしっとり艶やかに育ちます、お好みによりけりでご参考までに。 ---------- ★ ご注文時、配送料金の 選択間違い が増えております。 ( FUCHISOでは実店舗がございますため、実店舗に直接お引き取りのご来店を頂く 実店舗ご来店受け取り と 各配送業者様による 配送 の、2通りの送料を各商品に設定してございます。 配送 をご希望の方は 有償 の配送方法をご選択の上、ご注文頂けますようお願い申し上げます。なお、BASE規定上 送料着払い発送 は出来かねますことを予めご案内申し上げます。また、発送次第、伝票番号の記載されました 発送通知メール をBASE経由にてお送りいたしておりますのでお受け取り日時の調整にお役立て頂けますと幸いです。 ) • 配送 にてお受け取りをご希望の場合 レターパックライト にてお届けいたします。 ( こちらの配送方法はポストへの投函(お届け)となり日時指定が出来かねます、日時指定の出来る配送方法への変更をご希望の方は ご注文前に お申し付けくださいませ。) • FUCHISO実店舗 にてお受け取りご希望(¥0)をご利用の方へ 狭小店ゆえなるべく 7日間以内 でのご来店(お引き取り)をお願い致しております。 → 営業予定日は等サイト内の BLOG 直近ページ内にて随時、営業予定のご案内を致しております、お役立て頂けますと幸いです。*ご注文ページ内 備考欄 に ご来店予定日時 のお書き添えを頂けますと助かります。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. FUCHISO
-
捺染摺 登竜門図 / 幕
¥50
SOLD OUT
急流の中でちゃぷちゃぷ戯れているようにしか見えない (失礼) ゆるやかな表情の鯉たちがなんとも愛らしい。 黄口若葉緑青の地色、木綿の素地の白をそのままに活かした急流の流れる様と水しぶき、 そして波間に踊る群青の鯉たち、図柄の視覚的印象から 菖蒲(尚武)の節句にまつわる幕 と察しています。 岩絵具同様に自然界から頂いた顔料と糊を混ぜ、型捺染で図柄を表現したもの。 生まれた時の色調は今よりも瑞々しく(画像9枚目)、微かに印金が残ることからより華やかな姿だったことが伺い知れます(画像8枚目 他) 用いられている手紡ぎ木綿は江戸時代の庶民には高価で有ったろう素材、 この幕(材料や染め)がどこの地域の染織工芸かは来歴も無いので分かりかねるものの、 豊かに無地木綿が手に入り、そして型染めの技術を持ち合わせた地、 ついつい伊勢…?とあてはめてしまいたくなりますが定かでは有りません。 型染めを施した後に、織り幅ひと幅+半幅の型染め裂を上下に縫い繋ぎ合わせ長さを出し、裏から継ぎ接ぎの和紙があてがわれ、コチニールでしょうか赤紫に染められた絹糸で 四方をぐるりと縫いとめ裏打ちの後に、1辺にのみ乳をつけて 幕 として仕立てられています。 なお、染めの順番は群青→黄緑→印金(金はほぼ剥落しており所々にその名残が見てとれます) 18枚目 が染めの手はずの想像が付く寄り画像になります。 型は2型、群青の鯉(15-17cmほど、有りました型置きの目印、画像19枚目、赤紫の矢印で示した箇所)1型に鯉3匹づつ、波間は15.5cmほどのタームで繰り返し繰り返し。 はー、根気の居る仕事。 図柄の意匠と、木綿製の乳 ( = チ → 竹竿や縄などの吊り下げ用具を通すためのパーツの名称)が1辺のみに付けられていることからも、画像20枚目のように横長に飾り用いられた幕であることが伺い知れます。 ちなみにこの布が生まれた 19c中頃ー20c初頭(幕末から明治頃) 菖蒲(尚武)の節句の頃の光景が、同じ時を生きた歌川広重の浮世絵「名所江戸百景 水道橋駿河台」に残されていますので検索されてみてください。 武家屋敷では、屋内には先祖由来の兜などの武具を飾り、屋外には幟旗を掲げ祝う風習が。商家ではそれに真似んで、鯉を象ったお馴染みの 鯉のぼり が軒先で飾られていた情景が伺えます。 いつか龍のように強く立派なひとに育ちますようにー と今ほど医療も発展していないなか、かつての民が込めたであろう願いを受け取めた上で けれど本当、龍になれるのは一握り、 それぞれがそれぞれの登竜門を目指す姿こそが輝くことを伝えてもくれているようです。 季節の節目に邪気避けを飾り祈った風習にならって、 現代のしつらいへとご紹介してまいります。 ---------- ● 捺染摺 登竜門図 / 幕 幕末から明治ごろ (技法、材質等の詳細は上記見解をご参照くださいませ → 間違ってるでーという場合、是非ご教示くださいませ!) ± W302 L49.7 cm(横長に吊るした状態での 幅 と 長さ をお伝えしています) +乳(チ)2.5-3.5cm * 古い1点ものの染織裂となります。 経年による色ヤケ、生地の擦れ、生地と裏紙の小穴、シミ、まつり糸のほつれなど、画像にてなるべく映り込むようにしてはおりますが、ご不安な場合は実店舗にて是非ご覧くださいませ。(ご来店が難しい場合は、ご希望される詳細画像をお申し付けください、追ってご紹介させていただきます。) 経年変化による現状にてご納得をいただける方のみ、ご購入をお勧めいたします。 お客さまのご都合によるご返品はお受けいたしかねますことをご了承の上、ご購入を頂けますと幸いです。 ** 藍の色味は微細な光の変化に敏感なため、写真で表現するのが大変難しく、、 2−6,13-15の引きの画像のお色味が実際のお品物の色味に近く写っております。 全ての画像は自然光の屋内にて撮影したものとなります。ご参照の折のご参考までに。 ---------- #捺染古布 #型染め古布 ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 80サイズ にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店予定日時のお書き添えを頂けますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. FUCHISO
-
デミジョンボトルXXXL / 地球
¥77,000
内包された気泡の数々、流れるガラスの質感 底の方に近づくにつれて残る木ゴテの跡 民の手仕事の跡かたが随所に見られる ほぼまんまるのデミジョンボトル にふたたび出会えました しかも今まで出会ってきた中では規格外に大きなもの 数人がかりで?それとも大男がひとりで宙吹きしたのでしょうかー?? その揺らぎや色味から、 地球の姿を重ねたもの。 未だ、酒造法や流通が定まっていなかった時代に、 ワイナリーから直接販売されたワインを ビストロや各家庭に運搬し貯蔵しておくためのワインボトル。 ちなみにもうひと時代現代に近づくと、技法や法の整備が進むと共に、 型吹きガラスの技法を用いた定められたサイズ感のものが量産されて行き利便性に重きが置かれてゆきます。 本来はこちらにも、ガラスの保護と持ち運び用のハンドルを兼ねた意匠で編まれた ラタンやイグサ(時に鉄)のバスケタリーがぐるり、とボトルを守っていたと思われます。 その運搬と貯蔵、本来の役割を終えたバスケタリーを、 後世、慎重に丁寧に取り外された状態になって出会ったもの。 ガラスのフォルムや美しさがより際立ち、存在感を放つオブジェとなって。 作り手や素材、技法の個を残す民の手仕事 日差しや光を受け、その影に映り込む吹きガラス特有のゆらぎや気泡 ガラス越しに生まれる景色、時代の空気を内包するおおらかさ。 季候や朝晩の光、眺めている受け手の心持ちでも その表情は季節の移ろいと共に刻々と変わりつづけます。 * 画像は全て屋内にて自然光で撮影した色味です。( 薄曇りの日 11枚目、窓辺の光が多く差し込む日の表情 12枚目とで、ガラスの色味=表情が変化しているのがお分かりいただけるかと思います、ご参考までに。) ----- ● デミジョンボトルXXXL / 地球 フランス南部 19c末 - 20c初頭 ± φ47.5 (胴囲147.5) H50 cm * 古い造りの口元は荒い仕上げだったもの(民の生活道具ですから)、 が時代と共に手で触れても切れないくらいに摩滅していますのでご安心くださいませ、 全体的に細かな擦れや傷、落とし切れぬ古色が残ります。 #デミジョンボトル ---------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 180サイズ にてお届けいたします。 ( 割れ物のため、2重箱で配送をイメージしておりお品物実寸よりも配送サイズ見積りが大きめとなります。可能であれば FUCHISO実店舗ご来店受け取り が人にも物にも安心かと思います。) FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. -------------- #デミジョンボトル
-
ムガル様式の古裂 / カッチ刺繍(20c中頃)
¥50
SOLD OUT
ムガル王朝期の染織裂様式(イスラムとヒンドゥーの様式が一枚の布に共存する)古裂。 サイズ感と装飾的な要素の強い布の様子から、 祭礼の折に供物などを覆う用の布(ルーマール)と見受けています。 幾度も水をくぐり良く育った先染め糸の藍の古裂の地布に、 ジャーリー(ムガル寺院や宮廷建築に見られる空調と装飾を兼ねた石の透かし彫りの窓)のようなレリーフ状のバイヤス格子が手仕事の揺らぎと共に規則的に、 その格子の間には色とりどりの可憐な花がミラーワークと共に、ボーダーにはボテ(ペイズリー文様)とそして花々が、 チェーンステッチ、ボタンホールステッチ、ヘリンボーンステッチ、クロスステッチ 多様な刺繍のテクニックを用いて刺し描かれて、 とりどりの刺し糸は植物性の染料と思われます。 木綿栽培も盛んだったカッチ地方、こちらは地も刺し糸も全てが手紡ぎ木綿糸、 日本で出会ったため民族名の詳細は分かりかねますが(また今後解明した折にはこちらで追記致します) 身近で木綿が入手出来得た農民の手によるものでしょうか、 いづれにしましても遊牧の民のような険しさや実用としての用はあまり感じられず 祭礼の為にと針を運ばれたことが伺い知れます。 縁縁に、不規則ながら残糸がありましたので 生まれた時には、邪視避けの房飾りや宝貝などがついていたかも知れません。 ジャーリーの隙間から光が差し込んでいるかのような情景の浮かぶ、刺繍裂 作り手の民が目にし、焦がれた光景でしょうか。 ムガル様式 → イスラムの優美さと自然主義を尊んだペルシャ文化 と インド文化(鳥や花の具象文)の混交、共生する宗教観、美術様式。 * 画像について。藍は撮影の折、色味を写し取りきるのが私の技量ではむつかしく。。 1枚目と最終画像のものが、現物のお色味に印象が近いかと思います。 ---------- ● ムガル様式の古裂 / カッチ刺繍 インド北西部 グジャラート州 カッチ地方 20c中頃 ± W43 L42 cm 古いお品のため、ミラーに剥落や割れが有る箇所がございます。(割れの箇所、お取り扱いの折ご留意くださいませ。私は手を切りました!ちゃんと魔除けされました。) * 製作地や材質、染料、技法などの詳細は上記の見解をご参照いただけますと幸いです。 (違っていましたら是非ご教示くださいませ!) ** 古裂ですので使用や経年によるスレや小穴、色抜け、染みなどがみられる箇所もございます。 画像と見解をご覧頂いた上で、ご不明点がありましたら先ずはお問合せ頂けますと幸いです。 ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #indianvintagetextiles #vintagekutchembroidery #stoneJaali #banjaravintagetextiles #インドアンティークテキスタイル #インドアンティーク染織 #カッチ刺繍 #インド大地の布 #FUCHISO
-
交易の民の裂 - 3 / バンジャーラ族(19c末頃)
¥50
SOLD OUT
砂漠の交易の民、バンジャーラ族の染織布のご紹介です。 素朴さと力強さと繊細さ 多様な感覚、多様な技法が共存する様子に惹かれて手に取りました。 この度ご縁が有りました3枚の中から(集合画像 19.20枚目 ご参照ください) 右下の正方形(に近い)小さなポンポンが鈴なりに付いたものを。 ーーーーー 年代は19c末ごろ、同種族の染織布の中では現存の稀有な古手のタイプ。 4辺の内3辺にのみ縁飾りが付いていましたので 祭礼用の持参品として作られたサドルバッグ(の全面)で、 使われたのちに今の一枚の裂の姿にかえったものかと思います。 朴訥とした風合いの手紡ぎウール糸で全面に刺繍された土俗性の強いもの、 刺繍には、布の強度を高める実用としての役割も有ったようです。 全ておそらく大地の恵みからいただいた色 赤は茜やラックなど、藍、無染色ウールの生成り 邪視避けとされる十字文とミラーワークを彩る黄、 そして藍+黄の重ね染めの名残りをたたえた緑の色糸全てにウールが用いられているのは 実用重視の道具ゆえ?それとも世代ゆえでしょうか。 (同時に出会った 交易の民の裂 - 2 よりひと世代(2-30年ほど)前に作られたもののように見受けられます) チェーンステッチ、ボタンホールステッチ、ランニングステッチ 十字部分にはヘリンボーンステッチとコーチングステッチ(中央の部分、どこまでも可愛らしい!) それぞれに異なる刺繍のテクニックが共存しています。 ボーダーに配列された幾何学文様の要所要所には黄色や緑の色糸で刺された箇所に邪視避けの願いが感じ取れます。ミラー技法を持つ民と出会う以前に作られたものでしょうかー。 地布を埋め尽くすように(時に効果的に地の白色が生かされつつ)描くように針が運ばれています。 十字の周りのマス目部分、放射状に正方形を埋め刺してある箇所、光の当たり方で三角にマス目の中の刺繍が浮き立って美しい!画像18枚目) 縁取りには風変わりな装飾の付いた、小振りなポンポンが見守っています。(所々に脱落あり) 地布には、手紡ぎの木綿布が2枚から3枚ほど継ぎ当てられつつ重ねられていることからも 砂漠での日常の中、慎ましやかながら祝いのためにと作られた事がうかがい知れます。 こちらは良く使われたためか年代が古いためか、布に傷みや擦れが見られます 裏地が襤褸状態になっていてそれもまた年代の証と見どころに。 多様な加飾テクニックが用いられるバンジャーラテキスタイル全般に共通することとして、 交易の民の大切な家族でそして私財でもあったろう羊や山羊であったり 実りをくれる木々、花や果実、空、風、光、身の回りに有った大地の恵 それらが身を守るための護符や多幸の願いのモチーフへと姿を変え、それぞれの部族の中で伝承されて来たもの。 子安貝には吉祥の願いが込められ、ミラーワークやポンポンの房飾りなどは邪視避けと装飾(護身も)を兼ねて。 多くは砂漠地帯の厳しい自然環境の中で作られたもの、 身を守る為の術や情報も少なかった時代に 自らの部族のアイデンティティを込めそして平穏な暮らしへの祈りのもとに 女性たちが針を運んだ手仕事です。 そして、想像してみてください、遊牧民の暮らし。 テントと家畜と針(何製かしらね)とラクダに乗る分だけの必要最低限の家財道具と 過酷だったであろう住環境、その中で生まれた染織布と言う事を。 交易の時代に方々で他民族と関わってきた民ならでは 多様な技法が取り入れられていながらも、バンジャーラ染織の持つ 特有の力強さと繊細さ素朴さのいづれもが含まれているのは バンジャーラ族の知見の豊かさや気質、インドの大地のなせる技でしょうか。 現代の染織市場でもなかなかに稀有なタイプかと思われます。 現代の暮らしでは 日々のインテリアを彩るアートピースとして 当時の民の想いとその針仕事に心身で触れてみてください。 ___ : バンジャーラ族 : かつてアフガニスタンからインド北西部ラジャスタンに移り住み、 インド北部からは小麦を、南インド地域からは塩などを運搬し交換する交易を生業とした民。 19c中頃から、イギリス統治と各地での鉄道の普及に伴い(20c半ばには全鉄道が国有化)その多くが交易の需要と職を失い、インド中央部から南部周辺地域(デカン高原周辺)へと定住化を余儀なくされて行ったインドの交易の民、ジプシーのルーツとも言われる。 ---------- ● 交易の民の裂 - 3 / バンジャーラ族 インド バンジャーラ族(インド広域に分布するため、製作地域不詳とはなりますが引き続き追い求めてまいります。) 19c末頃 ± W47 L48 cm(ポンポン各± φ2cm は含めず) * 製作地や材質、染料、技法などの詳細は上記の見解をご参照いただけますと幸いです。 (違っていましたら是非ご教示くださいませ!) ** 古裂ですので使用や経年によるスレや小穴、色抜け、染みなどがみられる箇所もございます。 画像と見解をご覧頂いた上で、ご不明点がありましたら先ずはお問合せ頂けますと幸いです。 *** 参考文献 • インド 大地の布 岩立広子著 • インドとパキスタンの染織 シェイラ•ペイン著 ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #indianvintagetextiles #banjaravintagetextiles #インドアンティークテキスタイル #インドアンティーク染織 #バンジャーラテキスタイル #バンジャーラ #バンジャラ #インド大地の布 #FUCHISO
-
交易の民の裂 - 2 / バンジャーラ族(20c初頭頃)
¥50
SOLD OUT
砂漠の交易の民、バンジャーラ族の染織布のご紹介です。 素朴さと力強さと繊細さ 多様な感覚、多様な技法が共存する様子に惹かれて手に取りました。 この度ご縁が有りました3枚の中から(集合画像 16.17枚目 ご参照ください) 右上の正方形(に近い)ポンポン付きのものを。 ーーーーー 年代は20c初頭ごろ、同種族の染織布の中では現存の稀有な古手のタイプになります。 祭礼の折に女性から男性に贈る合切袋として生まれ伝わったものではと察しています。 (2辺にのみ木綿の残糸が残っていましたので袋だった姿を回想してみました 画像14,15) いづれ今の姿はタペストリーとして形を変えたもの。 ( 一枚 裂 の姿に かえった と捉えています) 朴訥とした風合いの手紡ぎウール糸で全面に刺繍された土俗性の強いもの、 刺繍には、布の強度を高める実用としての役割も有ったようです。 全ておそらく大地の恵みからいただいた色 赤は茜やラックなど、藍、無染色ウールの生成り 邪視避けとされる十字文(内半分は羊のツノ付き十字に!)とミラーワークを彩る黄、 そして藍+黄の重ね染めの名残りをたたえた緑の色糸には生糸(絹)が用いられ、ウールとの対比で一層きらめいて。 ウール部分はチェーンステッチと、ボタンホールステッチ、シンプルなランニングステッチ 絹の部分はヘリンボーンステッチが それぞれに異なる刺繍のテクニックが共存しています。 +ミラーワークでさらなる邪視避けの願いが。(所どころに欠損有り) 地布を埋め尽くすように(時に効果的に地の白色が生かされつつ)描くように針が運ばれています。 地布には、手紡ぎの木綿布が2枚から3枚ほど継ぎ当てられつつ重ねられていることからも 砂漠での日常の中、慎ましやかながら祝いのためにと作られた事がうかがい知れます。 多様な加飾テクニックが用いられるバンジャーラテキスタイル全般に共通することとして、 交易の民の大切な家族でそして私財でもあったろう羊や山羊であったり 実りをくれる木々、花や果実、空、風、光、身の回りに有った大地の恵 それらが身を守るための護符や多幸の願いのモチーフへと姿を変え、それぞれの部族の中で伝承されて来たもの。 子安貝には吉祥の願いが込められ、ミラーワークやポンポンの房飾りなどは邪視避けと装飾(護身も)を兼ねて。 多くは砂漠地帯の厳しい自然環境の中で作られたもの、 身を守る為の術や情報も少なかった時代に 自らの部族のアイデンティティを込めそして平穏な暮らしへの祈りのもとに 女性たちが針を運んだ手仕事です。 そして、想像してみてください、遊牧民の暮らし。 テントと家畜と針(何製かしらね)とラクダに乗る分だけの必要最低限の家財道具と 過酷だったであろう住環境、その中で生まれた染織布と言う事を。 交易の時代に方々で他民族と関わってきた民ならでは 多様な技法が取り入れられていながらも、バンジャーラ染織の持つ 特有の力強さと繊細さ素朴さのいづれもが含まれているのは バンジャーラ族の知見の豊かさや気質、インドの大地のなせる技でしょうか。 現代の染織市場でもなかなかに稀有なタイプかと思われます。 現代の暮らしでは 日々のインテリアを彩るアートピースとして 当時の民の想いとその針仕事に心身で触れてみてください。 ___ : バンジャーラ族 : かつてアフガニスタンからインド北西部ラジャスタンに移り住み、 インド北部からは小麦を、南インド地域からは塩などを運搬し交換する交易を生業とした民。 19c中頃から、イギリス統治と各地での鉄道の普及に伴い(20c半ばには全鉄道が国有化)その多くが交易の需要と職を失い、インド中央部から南部周辺地域(デカン高原周辺)へと定住化を余儀なくされて行ったインドの交易の民、ジプシーのルーツとも言われる。 ---------- ● 交易の民の裂 - 2 / バンジャーラ族 インド バンジャーラ族(インド広域に分布するため、製作地域不詳とはなりますが引き続き追い求めてまいります。) 20c初頭頃 ± W48 L53 cm(ポンポン各± φ3cm は含めず) * 製作地や材質、染料、技法などの詳細は上記の見解をご参照いただけますと幸いです。 (違っていましたら是非ご教示くださいませ!) ** 古裂ですので使用や経年によるスレや小穴、色抜け、染みなどがみられる箇所もございます。 画像と見解をご覧頂いた上で、ご不明点がありましたら先ずはお問合せ頂けますと幸いです。 *** 参考文献 • インド 大地の布 岩立広子著 • インドとパキスタンの染織 シェイラ•ペイン著 ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #indianvintagetextiles #banjaravintagetextiles #インドアンティークテキスタイル #インドアンティーク染織 #バンジャーラテキスタイル #バンジャーラ #バンジャラ #インド大地の布 #FUCHISO
-
交易の民の裂 - 1 / バンジャーラ族(20c中頃)
¥50
SOLD OUT
砂漠の交易の民、バンジャーラ族の染織布のご紹介です。 素朴さと力強さと繊細さ 多様な感覚、多様な技法が共存する様子に惹かれて手に取りました。 この度ご縁が有りました3枚の中から(集合画像 17,18枚目 ご参照ください)先ずは1番大きな裂から。 ーーーーー 年代は一番若いながら(とは言え20c中頃の御歳70歳代くらいでしょうか) 擦れなどが少なく状態が大変良いことからも 祭礼用の敷き布あるいは戸口の掛け布として生まれたものでしょうか。 端に残糸が残っています、私財の収納袋として使われた形跡かあるいは 子安貝やポンポンなどの邪視避けを兼ねた装飾が縫い止められていたことをうかがわせますが定かでは有りません、 いづれ今の姿はタペストリーとして形を変えたもの。 ( 一枚 裂 の姿に かえった と捉えています) 朴訥とした風合いの手紡ぎウール糸で全面に刺繍された土俗性の強いもの、 刺繍には、布の強度を高める実用としての役割も有ったようです。 オレンジと黄緑以外は全ておそらく大地の恵みからいただいた色かと思います。 赤やピンク、紫は茜やラックなど、藍の濃淡の幾色かと無染色の生成り。 糸は移動生活の中少しづつ揃えたのでしょうか、一度に色を染めた訳ではないことをそのグラデーションが伝えてくれ、またそれが美しさにもなっています。 サイドボーダーはコーチングステッチとシンプルなランニングステッチにて まるで織りのようにそれぞれ異なる細やかなモチーフが刺し表されて (ですが糸味と作り手の民のお人柄でか揺らいでいてそこがまた好ましい) メインはチェーンステッチとブランケットステッチ(みちみち!) 中央に4つ並ぶ豊穣モチーフ八芒星(あるいは邪視避けの十字にも) の中央には再び登場コーチングステッチ+ミラーワークで邪視避けの願いが込められて。 地布を埋め尽くすように(時に効果的に地の白色が生かされつつ)描くように針が運ばれています。 技法こそ違えど バルーチ族 (イラン、パキスタン、アフガニスタン辺境に住んだ民) の織りなすトライバルラグと、意匠の共通点が有ることにはたと気付く。 地布には、腰巻布などに用いられたものでしょうか 着古された荒い目の木綿布が2枚から3枚ほど継ぎ当てられつつ重ねられていることからも 砂漠での日常の中、慎ましやかながら祝いのためにと作られた事がうかがい知れます。 多様な加飾テクニックが用いられるバンジャーラテキスタイル全般に共通することとして、 交易の民の大切な家族でそして私財でもあったろう羊や山羊であったり 実りをくれる木々、花や果実、空、風、光、身の回りに有った大地の恵 それらが身を守るための護符や多幸の願いのモチーフへと姿を変え、それぞれの部族の中で伝承されて来たもの。 子安貝には吉祥の願いが込められ、ミラーワークやポンポンの房飾りなどは邪視避けと装飾(護身も)を兼ねて。 多くは砂漠地帯の厳しい自然環境の中で作られたもの、 身を守る為の術や情報も少なかった時代に 自らの部族のアイデンティティを込めそして平穏な暮らしへの祈りのもとに 女性たちが針を運んだ手仕事です。 そして、想像してみてください、遊牧民の暮らし。 テントと家畜と針(何製かしらね)とラクダに乗る分だけの必要最低限の家財道具と 過酷だったであろう住環境、その中で生まれた染織布と言う事を。 交易の時代に方々で他民族と関わってきた民ならでは 多様な技法が取り入れられていながらも、バンジャーラ染織の持つ 特有の力強さと繊細さ素朴さのいづれもが含まれているのは バンジャーラ族の知見の豊かさや気質、インドの大地のなせる技でしょうか。 現代の染織市場でもなかなかに稀有なタイプかと思われます。 現代の暮らしでは 日々のインテリアを彩るアートピースとして しっかりと厚手で、まだまだ状態も良く 清潔感も持ち合わせていますので実用として ラグ にお使いいただいても○ かと。 (その場合は、時折裏面を表にした状態で天日干しするお手入れで十分かと思います。この時代の染料は、色止めがなされていない場合が多いため、またコットン地に異素材のウールを刺してあるため、水にくぐらせると縮む可能性がございますため!) 当時の民の想いとその針仕事に心身で触れてみてください。 ___ : バンジャーラ族 : かつてアフガニスタンからインド北西部ラジャスタンに移り住み、 インド北部からは小麦を、南インド地域からは塩などを運搬し交換する交易を生業とした民。 19c中頃から、イギリス統治と各地での鉄道の普及に伴い(20c半ばには全鉄道が国有化)その多くが交易の需要と職を失い、インド中央部から南部周辺地域(デカン高原周辺)へと定住化を余儀なくされて行ったインドの交易の民、ジプシーのルーツとも言われる。 ---------- ● 交易の民の裂 - 1 / バンジャーラ族 インド バンジャーラ族(インド広域に分布するため、製作地域不詳とはなりますが引き続き追い求めてまいります。) 20c中頃 ± W58 L92 cm * 製作地や材質、染料、技法などの詳細は上記の見解をご参照いただけますと幸いです。 (違っていましたら是非ご教示くださいませ!) ** 古裂ですので使用や経年によるスレや小穴、色抜けなどがみられる箇所もございます。 画像と見解をご覧頂いた上で、ご不明点がありましたら先ずはお問合せ頂けますと幸いです。 *** 参考文献 • インド 大地の布 岩立広子著 • インドとパキスタンの染織 シェイラ•ペイン著 ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #indianvintagetextiles #banjaravintagetextiles #インドアンティークテキスタイル #インドアンティーク染織 #バンジャーラテキスタイル #バンジャーラ族 #バンジャラ族 #インド大地の布 #FUCHISO
-
アンティークデコイ / フランス19c
¥50
SOLD OUT
久々に出会えました、古手のタイプのアンティークデコイのご紹介を。 デコイとは、鳥の模型で狩猟時に使用されたもの。 鳥たちは目がよろしくないのと 動くものにくっ付いて行動する性質からも、 ここまでアブストラクトな表現でこと足りたのでしょうね。 いづれ、くちばしの形、尻尾の刻印、首の面取り、 簡素な表現と彫りながら、鳥の身体の特徴を良く解っていた民によるもの。 頭のパーツは、裏面から六角ネジとボルトで固定されているので簡単には抜けない仕組み(首は、無理無い範囲だと90度、実際には360度動きます。ちなみにネジ類、18cから規格まちまちながらも既に西欧では広く流通していたそうで。) 元々軽い木を用いた可能性もありますが 年代を経て、見た目の印象以上に軽く乾燥し切っています。 所々、黒い顔料が剥離し素地の白木がのぞいている箇所が有ります、 働いて、生きて来た証として受け止めて頂ける方に。 片羽にだけ残る青い顔料が、作られた当初はもっと彩色が施されて艶やかだったことを語っています。 時を経た、この今の佇まいと風格ゆえに心奪われ手に取りました。 現代の住まいの中では、つい声を掛けたくなるオブジェとして。 ※ アンティークの木製品です、十分に乾燥しているとはいえ 湿度の高い場所や直射日光、空調の直接当たる場所などにはなるべく置かれない方が○ ----- ● アンティークデコイ フランス 19c(1800年代初頭から中頃かと思います) 木製 顔料 ± W33 × D12.3 × H17 cm(Hに裏面の金具±1cmほどを含めています) (裏面に、フランス語が書かれた少し時代感の有るシールがありますが 言葉の意味合いは判別が付きませんでした。) ---------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便 80サイズ にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO -------------- ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first.
-
ぐるぐる / 李朝輪線文餅台
¥13,200
輪線文は初見でした、 掌に乗る、小振りな李朝の餅台のご紹介です。 朝鮮王朝時代、 祭祀の折に餅菓子を御供えするなどの用で作られ使われて、伝わった木製高坏。 身近で手に入り易い木材(松や欅など)で、 簡素な意匠と技法(多くは蹴轆轤)で挽かれた餅台。 こちらの餅台ももれなく、 儒教の教えが投影されているようです。 余計なものが排除された結果、美しい形となって 向き合うと、背筋が伸びるような佇まいの。 ----- ● ぐるぐる / 李朝輪線文餅台 李朝時代後期(19c中-末頃) 木製 漆 ± φ 7.4 × H4.1 cm ---------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 でのお受け取りをご希望の場合には商品ごとに設定してございます 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ、BASE規定上 着払い発送 が出来かねます。 ) 配送 の場合は 宅急便コンパクト にてお届けいたします。 FUCHISO実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #李朝餅台 #高坏 #輪線文 #FUCHISO
-
大地のフルカリ / サインチフルカリ(東パンジャーブ州)
¥50
SOLD OUT
- フルカリ - (花の刺繍) と呼ばれる染織布 刺繍技法自体は15-16c頃より始まったとされその後、 古来の素材や技法での用と製作は20c半ば頃まで続いた伝統工芸。 まだ、インドとパキスタンに分断される以前の パンジャーブ地方 の女性たちによる手仕事布となります。 人生の折々の祝い(主には婚礼)の日の為に、 素地となる木綿を育て摘み取り糸を紡ぎ、染め出す段階から作られた被衣(以下ベール)となります。 こちらは、主には具象表現の刺繍がほどこされた 現インド、東パンジャーブ地方(ヒンドゥー教徒が多かった地域)で作られ使われたフルカリ の中でも サインチフルカリ と呼ばれるタイプのベールとなります。 -------- まずは地布、カダール(=手紡ぎ木綿布)と呼ばれる手紡ぎ手織りの木綿地で、 カダールの 濃い焦げ茶色 は、ヘナや紫檀などの草木から頂いた天然染料を鉄媒染したものかと察しています。 3枚(正確には4枚)を接ぎ合せ、ベールとして纏えるサイズ感に仕立てられています。 中央のカダールだけは両サイドに用いた布よりも細幅(22cmほど、両耳有り)で、丁度中央となるロータス文様の部分で接ぎ合わせ長手方向に長さを出して有ります(画像12枚目) 両サイドには49cmほどの織幅の一枚続きのカダールが。 刺繍の刺し糸には、主に縒りかかっていない艶やかな生糸(平絹)と、 生成り色と一部の黄色に手紡ぎ木綿糸が用いられています。 絹糸は、近隣諸国(カシミール、アフガニスタン、ベンガル、中国など)からと言われています、 5つの川に囲まれた肥沃な穀倉地帯だったパンジャーブ地産の農作物などの大地の実りと市場で交換して入手したそう、 赤(ラックやミロバラン)や黄色(ザクロやウコンかと思われます)などで染められたその糸は、年月を経た今も美しい色彩と艶で輝き続けています。 モチーフの輪郭や全体の装飾モチーフ(小さな三角形の刺し)として使われているのは、 手紡ぎ木綿糸で生成りの色がそこここで平絹の色糸を効果的に引き立てて、そして地色の焦げ茶に冴えています。 モチーフに目を向けてみます。 まずは中央のパネル部分に見える 5つのロータス、 中央のロータスが一番大きな存在、そのほかの4つのロータスは各パートから見守っている感じがします。 (ちなみにロータスは 太陽 を表すそう、こちらは内一つだけ花の種類が変わっていますね、込められた思いはそれぞれの見解で良いかと思います、私は彼女自身ではないかと察しています。) それから、大きな十字はかの地の娯楽でも有ったゲーム盤でしょうか。 ゲーム盤には、美しい羽色を持つ様々な鳥たちが集い、囀っています。(きっと彼らはまた穀物や果物の種を大地へと還してくれる大切な存在) その他にもラクダや花の蕾、カエル(かしら?)にも見える邪視避けのような文様、生命樹のようなモチーフも。 4分割されたパネルの中には、小さな三角の刺繍で表された花々が咲き誇り(黄金色の箇所は穂の実った麦畑のようにも)花香鳥語のような情景が、筆で描くように刺繍で縫い表されて。 両サイドのボーダー部分、孔雀の住む森でしょうか(列の中に別の方向を向いてる子を発見。) 森を抜けるとその先には花々の咲き誇る大地が広がっています。 孔雀や花の蕾、邪視除けは抽象的な表現がなされているのも興味深い点、そもそもお国の情勢で勝手に分断されただけで、イスラムとヒンドゥーが共存していた証でしょうか。 各家庭に伝承したと言われる刺繍技法で、一枚として同じものが無いフルカリ。 今回出会った サインチフルカリ は ランニングステッチ、ダーニングステッチ(モチーフを埋め尽くすように刺す技法)、円形の花モチーフは放射状ステッチを用いて、 まさにひと針ひと針に願いが込められているようで。 東パンジャーブのとある女性が 暮らし=人生 に思い願ったであろう事柄や、眼に映っていたであろう風景が 具象の刺繍を軸として牧歌的に描き出されています。 実際に身に纏った所、(ボディ着用画像ご参照くださいませ) 平面で見た時のそれぞれのモチーフの配置になるほどと唸らされました。 裏を返して表面には現れぬ針目を追い、またもやため息が。 と同時に、木綿や素材が手に入りうる豊かな地であったことも含めてこの布が教えてくれています。 見ているこちらまで幸せな気持ちにさせてくれるような朗らかな刺繍布、 願いと祈りが込められた、パンジャーブの大地が育んだフルカリです。 * 使用や経年による絹糸のスレや小穴、地布の色抜けなどがみられる箇所も有ります。 (かつての持ち主による直しでしょうか、大きな穴 (±10×5cmの楕円) が空いてしまった箇所(全体画像上部の孔雀の隊列のあたり)には、同じような刺繍を施したカダール木綿を充てがう丁寧な直しがなされていました(画像10枚目)。その他数カ所、小穴にも直しの有る箇所が見られます。そちらを含む補修箇所は裏面画像(19枚目)が分かりやすいかと思います。) ---------- ● 大地のフルカリ / サインチフルカリ 東パンジャーブ地方(現インド北部) 19c末から20c初頭頃 ± W120 L215 cm * 材質や染料・技法など詳細は上の見解文をご参照いただけますと幸いです ** 実際のお色味は 濃い焦げ茶色 となります、ボディ着用画像など(1-6,19.20枚目辺り)が現物に近い色味かと思います。 *** 参考文献 インド 大地の布 岩立広子著 ---------- ★ ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #フルカリ #サインチフルカリ #FUCHISO