台湾先住民族　パイワン族 ／ ビーズ飾り帯（ あるいは襷 ）

こちらのお品物はアンティークの１点ものとなります


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● 台湾先住民族　パイワン族 ／ ビーズ飾り帯（ あるいは襷 ）


梳毛平織 ( 表地 )　に　手紡の木綿（ 裏 ）　

± 幅9　長さ76 cm （ 幅には ビーズと鈴装飾部分約2cmは含めず ）

20c初頭 - 中頃　（ ガラスビーズ自体は更に時代が遡るもの ）

鈴 真鍮 ( 個々は中空ですので身に着けて身体の動きで鈴と鈴が触れ合うことで音が鳴ります )

* 経年と使用による染みが所々に、また毛のものの宿命虫食いの跡、
ビーズや鈴の装飾部分に一部損失が見られますが、この布の生きてきた証と捉えて頂けますと幸いです。

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○ 森羅万象に神霊を認めるアニミズム信仰を持ちながら
祖霊を畏れ敬う独自の生活文化を継承した台湾先住民族

こちらは台湾の南端に住んだ　パイワン族　のビーズワーク

先祖の精霊あるいは種族の多幸を願い
折に触れてとり行われて来た祖先崇拝の祭礼の用に、
台湾の先住民族　パイワン族　により作られ用いられた祭祀等帯（ あるいは襷 ）となります。

大陸由来の梳毛（ラクダ、羊、ヤギ）を用いたとされる表地の素地部分は
ドキッとするような血赤のおそらく紅花染（こちらでも違わず舶来の材質は珍重されたことと察します）に、オランダ統治時代の交易により
東南アジア各地にもたらされたとされるアンティークビーズで
人頭図が繰り返しビーズ刺繍により表されています。
台湾先住民族のアイデンティティーが表されているかのような
精緻なビーズワークとその独自の意匠に惹き付けられます。

歴史的な背景（戦争や又宗教改革など）から、
現地でも現存数の少ない稀少なビーズワークとなります。

布が語りかけてくるよう画像多めです、
先ずはその魅力を画像にてご参照いただけますと幸いです。

● Instagram　fuchiso_　内では

力強くそしてどこか神聖さをも感じる音色がお愉しみいただける動画を投稿しご紹介しております、宜しければ併せましてご参照くださいませ。


時代背景や文化・風習を知り向き合うとより一層心揺さぶられる工芸です。


＊ 画像 13,14,15 枚目は　日本民藝協会　発行　／　民藝　第602号

図版　台湾先住民族の衣装　特集内より

図版8 梳毛地やビーズが用いられた同種族の同手の帯、
また、図版9 は意匠や技法が近しいことから
いずれも参考画像としてお借りしております。


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