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双耳扁壺 煙硝入れ / 紙縒細工 漆塗り
¥66,000
こちらはアンティーク品の1点ものとなります。 '''''''' アジア各地で見られる紙縒工芸ですが こちらは朝鮮王朝時代(李朝時代)のお品となります。 実用に徹した質実剛健な簡素な編みと口元の竹使い、 大陸文化の流れを汲んだ双耳扁壺の形状に 李朝工芸らしさを感じて手に取りました。 ひしゃげたフォルムはよく働いて来たゆえのこと、 役割を終えた今は静かにここに佇ずんでいます。 口元には取り出し易く、潔く1ヶ所のみ面取りされた竹の栓が、 本体の上部に仕込まれた竹の口元にヒビが有りますが、これ以上割れが進み難いよう かつての使い手により針金で抑えてあります、 双耳の部分も傷みなどなくオリジナルの状態で居てくれました。 吊るし紐は一番酷使されたと想像出来る箇所 経年変化による古色が本体よりも浅いことからも、幾たびか取り替えられては使われて 今の姿に至ったことが伺い知れます。 工夫次第で、掛け花いけとしてもお使いいただけそうです。 (その折には おとし をご使用ください) -------- ● 双耳扁壺 煙硝入れ / 紙縒細工 漆塗り 李氏朝鮮 李朝時代後期(18 - 19c) 紙縒細工(和紙の紙縒細工に漆塗り) 最大部 ± W6.5 D4.5 H12 cm(紐は含みません) (口内径 φ1.5 cm) 状態等:使用と経年によるスレなどがございます。 * 画像は屋内にて自然光で撮影しております。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 宅急便コンパクト サイズ の 有償設定の送料 をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) -------- #李朝工芸 #紙縒細工 #李朝紙縒 #漆芸 #民藝
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長方箱 / 紙縒細工 漆塗り
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティーク品の1点ものとなります。 '''''''' アジア各地で見られる紙縒工芸ですが こちらは東北地方の旧家より伝わったとされる紙縒箱。 最終画像のような 小刀の鞘 が中に入っていましたので 本来は 守り刀容れ の用で使われていた箱かと思われます。 (護身の術が限られていた頃は就寝時は枕元、男女問わず外出時は袂などに守り刀を携えていたのだとか、明治時代に廃刀令が出てからは風化して行った風習だそう。) 編み込みの柄が上下で変化を付けて有り、作り手の技量と心行きを感じます。 多少の擦れは有りますが、 漆の補強のお陰でまだまだ実用に耐え得る頼もしさが感じられるお品。 時に、その精緻な組み目と経年の味わいを 少しの工夫で、様々な用でお使いいただけそうです。 -------- ● 長方箱 / 紙縒細工 漆塗り 江戸後期(19c初頭〜中ごろ) 紙縒細工(和紙の紙縒細工に溜塗り) 最大部 ± W5.4 D2.5 H21.5 cm (口内径 W4.6 D1.8mm) 状態等:使用と経年によるスレ、ヒビ、などがございます。 * 画像は屋内にて自然光で撮影しております。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 宅急便コンパクト サイズ の 有償設定の送料 をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) -------- #漆芸 #紙縒細工 #民藝
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歳寒三友 - ア / 竹文 (筒描き・墨描絵)
¥50
SOLD OUT
こちらは、アンティークの1点ものとなります。 (最終画像にもございますように、同手のお品 イ が1幅ございます、ご興味お持ちの方は是非ご覧くださいませ。→ イ はご売約済となりました。 ) ------- 中国より、平安時代の日本に *歳寒三友 として伝わり のちに江戸時代頃には民の衣住意匠へ吉祥文様として取り入れられて来た 松竹梅 文様。 別々に描かれることも多かったという松竹梅の中より、竹文様の染色布を。 松と竹は寒中でも色褪せぬ常緑の姿が、 さらに竹はしなやかで折れにくくまた生育が早いことからも 生命力の象徴として吉祥文様となり取り入れられて来ました。 手織りの木綿地に、 寒風をも感じるうな伸びやかな筆致で描かれたこちらは その形状から、黒竹か業平竹でしょうかー 近づくと竹稈や節には、墨で直接文様を描き込む 墨描絵 の技法も加えられていることで、 デフォルメされた非現実的な文様としての竹図と 竹稈や節のみに表されたリアリズム 2つの相対する表現が一体となっているところも魅力の一つです。 本来は布団皮あるいは油単(ゆたん=長持や箪笥の中身を湿気や埃から守るカバー) などの用で作られ使われ、そして時代と共に用が変わり 暖簾の姿になった物かと察しております。 私が出会った時には既に暖簾2幅分のみとなっておりました。 1枚づつ微妙に竹の表現が異なることやそれぞれが完結する構図だったため、 1幅づつに解きご紹介させていただくことにしました。 (暖簾として仕立てられたおりに棒通しになっていた上部の輪の部分もそのままに残してございます、丸棒などで掛け軸のように吊るして壁面などでお楽しみいただいても。またはテーブルランナーの用でお愉しみ頂いても○) 筒描きとは、円錐状に丸めた渋紙に米糊などを入れ防染したい箇所に糊を絞り出しながら文様を描き、こちらの場合には藍染にて地を染めて、糊を落とすことで、防染した箇所が白抜き(あるいは段階を踏むことで薄藍)で文様が残る(浮かび上がる)染織技法となります。 以下、一部参考にしております。 *厳寒三友(さいかんのさんゆう) https://ja.wikipedia.org/wiki/歳寒三友 ------- ● 厳寒三友 - ア / 竹文 (筒描き・墨描絵) 日本 19c末 - 20c初頭頃(明治時代) 手織木綿 ア - サイズ ± W33.5 L148.5 cm * 裾の部分に元の姿の時に出来たであろう藍の退色箇所がございます。画像をご参照くださいませ。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお客様ご自身にてお選びいただきまして 配送料も併せてご決済くださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマトの宅急便 60 サイズ の 「 有償設定の送料 」をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ------- # 筒描き # 厳寒三友 # Tsutsugaki
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歳寒三友 - イ / 竹文 (筒描き・墨描絵)
¥50
SOLD OUT
こちらは、アンティークの1点ものとなります。 (最終画像にもございますように、同手のお品 ア が1幅ございます、ご興味お持ちの方は是非ご覧くださいませ。) ------- 中国より、平安時代の日本に *歳寒三友 として伝わり のちに江戸時代頃には民の衣住意匠へ吉祥文様として取り入れられて来た 松竹梅 文様。 別々に描かれることも多かったという松竹梅の中より、竹文様の染色布を。 松と竹は寒中でも色褪せぬ常緑の姿が、 さらに竹はしなやかで折れにくくまた生育が早いことからも 生命力の象徴として吉祥文様となり取り入れられて来ました。 手織りの木綿地に、 寒風をも感じるうな伸びやかな筆致で描かれたこちらは その形状から、黒竹か業平竹でしょうかー 近づくと竹稈や節には、墨で直接文様を描き込む 墨描絵 の技法も加えられていることで、 デフォルメされた非現実的な文様としての竹図と 竹稈や節のみに表されたリアリズム 2つの相対する表現が一体となっているところも魅力の一つです。 本来は布団皮あるいは油単(ゆたん=長持や箪笥の中身を湿気や埃から守るカバー) などの用で作られ使われ、そして時代と共に用が変わり 暖簾の姿になった物かと察しております。 私が出会った時には既に暖簾2幅分のみとなっておりました。 1枚づつ微妙に竹の表現が異なることやそれぞれが完結する構図だったため、 1幅づつに解きご紹介させていただくことにしました。 (暖簾として仕立てられたおりに棒通しになっていた上部の輪の部分もそのままに残してございます、丸棒などで掛け軸のように吊るして壁面などでお楽しみいただいても。またはテーブルランナーの用でお愉しみ頂いても○) 筒描きとは、円錐状に丸めた渋紙に米糊などを入れ防染したい箇所に糊を絞り出しながら文様を描き、こちらの場合には藍染にて地を染めて、糊を落とすことで、防染した箇所が白抜き(あるいは段階を踏むことで薄藍)で文様が残る(浮かび上がる)染織技法となります。 以下、一部参考にしております。 *厳寒三友(さいかんのさんゆう) https://ja.wikipedia.org/wiki/歳寒三友 ------- ● 厳寒三友 - イ / 竹文 (筒描き・墨描絵) 日本 19c末 - 20c初頭頃(明治時代) 手織木綿 イ - サイズ ± W33.5 L148 cm * 裾の部分に元の姿の時に出来たであろう藍の退色箇所がございます。 下から2枚目の竹笹付近に経年による5mm程の小穴が有りますが丁寧な直しで繕われていました(裏から更にあて布をしてあります)、竹笹に舞い落ちるボタン雪のようで美しくも有りますが気にされる方はご留意くださいませ。補修箇所画像 表側11,裏側12 をご参照くださいませ。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお客様ご自身にてお選びいただきまして 配送料も併せてご決済くださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマトの宅急便 60 サイズ の 「 有償設定の送料 」をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ------- # 筒描き # 厳寒三友 # Tsutsugaki
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節季 / 片身替わり徳利
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティーク品の1点ものとなります。 本来はおそらく花見重の一部だったと思しき徳利、 その片身替わりの意匠に 一日の昼夜や、節季の変化などの移ろいゆくさまが重なり手に取りました。 金属製の筒を加工したおとしが付いた状態で出会いましたので、 いつかの所有者により花入れとして見立てられ今に伝わったお品となります。 時に季花を活け、徳利の意匠と共にお愉しみいただけますと幸いです。 -------- ● 節季 / 片身替わり徳利 幕末-明治ごろ 漆工芸(木地に朱と溜め塗り) 約 W10.3 D6 H19.3 cm (おとしの筒 φ約9mm) 状態等:使用と経年による古色、スレ、ヒビ、などがございます。 * 画像は屋内にて自然光で撮影しております。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 60 サイズ の 有償設定の送料 をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) -------- #漆芸 #片身替わり #民藝
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平和の祈り / 折り鶴文 型染め布
¥50
SOLD OUT
こちらは、アンティークの1点ものとなります。 17c末(江戸時代)の日本の文献が最初ではとされる 折り鶴文様 が 手紬手織りのふうわりとした木綿地に、 両面からきっちり丁寧に木綿の白が染め残された明治期ごろの作と思しき大風呂敷です。 折り鶴の両羽辺りに見える白丸は、染めのアタリを付けた跡形です。 全体的な使用感からも、この姿で用いた時期は短いと伺えます、 本来は布団革あるいは油単(ゆたん=長持や箪笥の中身を湿気や埃から守るカバー) などの用で作られ使われ、そして用が変わり今の大風呂敷の姿になった物かと察しております。 文様は、戦後世代の私たちが強くイメージを持つ 折り鶴=平和の願い というよりは元来 長寿や豊穣 などの願いで取り入れられた吉祥文。 ですが 先人たちの残した形に、 否応なしに平和への願いを重ねてしまう昨今です。 以下、一部参考にしております。 型染め https://ja.wikipedia.org/wiki/型染め 折り鶴 https://ja.wikipedia.org/wiki/折鶴 ------- ● 平和の祈り / 折り鶴文 型染め布 日本 19c末 - 20c初頭頃(明治時代) 手紬手織木綿 藍染 型染め(両面から糊置きし防染しています、手間のかかるとても丁寧な手業です) 大風呂敷 サイズ ± W157.5 L161 cm (5幅) (ひと鶴 W26.5 L17) 画像7枚目までが表面 8-13枚目が裏面(表より裏のほうが藍が濃いまま残っています) * 経年と使用によるごく小さな小穴がところどころに見られますがリキはしっかり残っています、目立つ染みは2ヶ所に。 染みは、 表面から見て、左から2列目の下から2番目の鶴(画像5,6枚目)と 右から2列目の一番下の鶴(こちらは点状の小さな染み) ところで、 なぜゆえに鶴の向き(上下)が揃えてないのでしょう? 風呂敷として包んだ時に鶴が引っくり返らぬように気を効かせてあるのかしらん と試しにこちらの風呂敷に見合う(思うに行器(ほかい)サイズの、手近にあったスツールを包んでみましたが、見事に鶴、ひっくり返りました。。 特に意味はないのかも知れません、 リズムを出す為、 ちょっと腹の虫の居所が悪かったとか、 人ですから、色々とあったのでしょうか。 ただ、文様に祈りや願いが込められていた事だけは確かなのです。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマトの宅急便 60 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- # 型染め # 折り鶴文様 # katazome
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大黒様 / 笹野一刀彫
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティーク品の1点ものとなります。 小刀1本で面取りで削り出された大黒様、 私は、ミニマム民藝と心では勝手に呼んでいます。 こちらの大黒様も迷いの無い簡素な彫りのミニマムなフォルム、 近づくと 古色の下に墨書きが薄っすらと。 屈託の無い微笑み、衣のひだ、福袋を担ぐ様子、デフォルメされた米俵などが見て取れます。 福袋には赤い彩色が、作られた当初は鮮やかな福袋を背負っていたことが伺えます。 何より大黒様のアトリビュート(持物)でもある小槌が健在な所が嬉しかった。 (この箇所は木釘で小槌が取り付けられているので、折れてしまっている人を何体か見て来ましたー) 今まで見て来た中では大振りな方かと思います。 個人的には、背面斜め45度から見る姿が好み 福々とした背中の丸み、笹野彫りらしいノミ目が堪能出来るから。 明治~大正位の出来かと見え、囲炉裏や竃などで燻された期間は そこまで長くなかったのでは、と古色の具合から想像しています。 (江戸期のものはもっとトロトロの古色に) 現在も伝統工芸として続く笹野一刀彫 作られた時代(期間)が長いものは 物の作られた意味合いはもとより、 時代時代で生活様式が移ろったため、 その変化を物の経年から垣間見られるのも面白味の一つですね。 お鷹ぽっぽ を代表とする 笹野一刀彫 のWikipediaページ ↓ https://ja.wikipedia.org/wiki/笹野一刀彫 大黒天 のWikipediaページ ↓ https://ja.wikipedia.org/wiki/大黒天 -------- ● 大黒様 / 笹野一刀彫 明治-大正ごろ 木彫+彩色 約 W7.5 D7 H15 cm 状態:民間信仰の福神様として祀られ今に伝わったお品です、 経年の古色、保管時のスレなどがございます。 * 画像は屋内にて自然光で撮影しております。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 60 サイズ の 有償設定の送料 をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) -------- #笹野一刀彫 #大黒様
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赤絵水玉文 お猪口 / 1対 (2P1set)
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティーク品の1点ものとなります。 2つ1組の1対で販売しております。 -------- 晴れの日に酌み交わしたくなるような、赤絵の水玉文のお猪口のご紹介です。 本体の白磁は瀬戸か美濃辺りでしょうか、 赤絵は得意な南の地に当時、絵付けを発注した物かもしれません。 水玉は日本には桃山時代、交易により大陸から伝わった案外と古い文様です。 型物なので大量に作られたのでしょうけれども(白磁のみの物は以前ご紹介したことがありました)赤絵のパターンは初見でした。 水玉好きには堪らないお品 中国茶の茶杯にも○ ● 赤絵 水玉文猪口 / 1対 (2P1set) 明治から大正時代 磁器+赤絵 約φ6.7 H4.8cm * 画像は屋内にて自然光で撮影しております。 ホツやニュウは有りませんが、若干焼きが甘く育て甲斐がありそうです。 ** 2つ1組にて販売しております。 *** 9枚目の注器は付属しません、悪しからず。 -------- #水玉文猪口 #美濃瀬戸猪口 #ポルカドット
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御殿毬 / l (アールデコ)
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティーク品の1点ものとなります。 -------- 抽象文の印象が僅かな角度でも違うので、見飽くこと無い手毬 幼き頃に覗いた万華鏡の中の世界のよう。 かつては大名などの御殿ものだった手毬も 江戸後期になると南北各地方津々浦々の民の間に広まり作られるようになり、 明治期になりゴムボールが登場すると遊具としての用としては姿を消して行ったそう。 こちらは、状態良く残っていた所を鑑みると お正月や桃の節句などの折に、縁起物として幼女へと贈られ、 今に伝わった手毬だと思います。 福々とあれ と願いの込められた刺繍の美しさはもとより、 その意匠や縫い方、色糸にも個々の民のオリジナリティが残されて。 こちらの鞠は、稀に見るアールデコ文様。 今よりもっと、幼子の無事の成長がより大変だった頃の。 ● 御殿鞠 / l (アールデコ) 明治から大正時代 東北地方 刺繍糸:木綿 約φ7 cm * 画像は屋内にて自然光で撮影しております、オリジナルの紐が付属していますので6枚目の画像のように吊るしてお愉しみいただけます。 -------- #御殿鞠 #郷土玩具
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マザーオブパール / 護符容れ
¥50
SOLD OUT
かつてフランスで作られ、護符(ロザリオ)容れとして使われて今に伝わる マザーオブパール の容れ物のご紹介です。 マザーオブパールはその名の通り、真珠母貝。 貝殻本来の持つ包容力の有るフォルムを活かし磨き出し、 細やかなパールレリーフの真鍮で縁に装飾と、 補強と開閉を兼ねた蝶番金具が付けられた作りとなっています。 蝶番(背面側)の真鍮との境目に製作工程の時に入ったものでしょうか、 2mm程のヒビが有りますが大切に使われて来たと見え、その他に目立った傷や蝶番の破損も有りません。 開閉部はしっかり止まりますので本来の使い方はもとより、 それぞれの方にとっての大切な物容れとして。 自然界の産物と人の手仕事 いづれもが魅力を感じるお品で、出会う度に一つ一つ異なる表情に惹かれます。 ------- ● マザーオブパール / 護符容れ フランス 19c末から20c初頭頃 マザーオブパール(白蝶貝) 最大部サイズ ± W6.9 × D4.1 × H3.9 cm * 画像14,15は用途のイメージ画像となります(リングなどは付属しません) ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 宅急便コンパクト サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- # マザーオブパール # アンティークロザリオケース
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木彫天使像残欠 - c / 祈りのかけら
¥50
SOLD OUT
冬の柔らかな光を求め飛び交うかのような 木彫天使像の羽たちに出会いました。 神の使いの象徴とされ、その翼で自由に飛び交い、 多くは人間を守護するための使命を担っているようです。 教会などの壁面装飾と思われる、天使像の羽の部分だけとなった木彫品 同時代のコファなどにも用いられたオーク材と思しき堅木素材ゆえ、 時を経ても残るエッジや手斧目が大変魅力的に思い手に取りました。 重厚でそして厳かな空間の中を飛び交っていたことでしょう。 目には見えぬ存在に願い、そして讃え祈る。 ここまで小さな残欠となってもなお、祈りの対象としての存在感を失わぬ木彫品です。 (画像7枚目左の2点の羽 (木彫天使像残欠 - a,b) はこちらのお品物には含まれません、別ページにてご紹介しますので併せましてご覧頂けますと幸いです。) ------- ● 木彫天使像残欠 - c / 祈りのかけら フランス 18 - 19c頃 オーク材 ± W12 × D2.3 × L14.5 cm * 古いお品物です、古い時代の欠損などが見られます。 * * 前の持ち主によるものでしょうか、裏面にUピンが付いていますので 画像のように壁面に掛けたり、またはテグスなどで宙空に飛ばせても○ ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 宅急便コンパクト サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #キリスト教美術 #天使像 #天使の羽
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木彫天使像残欠 - a , b / 祈りのかけら
¥50
SOLD OUT
冬の柔らかな光を求め飛び交うかのような 木彫天使像の羽たちに出会いました。 神の使いの象徴とされ、その翼で自由に飛び交い、 多くは人間を守護するための使命を担っているようです。 教会などの壁面装飾と思われる、天使像の羽の部分だけとなった木彫品 同時代のコファなどにも用いられたオーク材と思しき堅木素材ゆえ、 時を経ても残るエッジや手斧目が大変魅力的に思い手に取りました。 重厚でそして厳かな空間の中を飛び交っていたことでしょう。 目には見えぬ存在に願い、そして讃え祈る。 ここまで小さな残欠となってもなお、祈りの対象としての存在感を失わぬ木彫品です。 (画像8.9枚目の右上の 羽 (木彫天使像残欠 - c) はこちらのお品物には含まれません、別ページにてご紹介しますので併せましてご覧頂けますと幸いです。) ------- ● 木彫天使像残欠 - a , b / 祈りのかけら フランス 18 - 19c頃 オーク材 a → ± W4.5 × D1.2 × L11.5 cm b → ± W5 × D1 × L9.5 cm * 古いお品物です、古い時代の欠損などが見られます。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 宅急便コンパクト サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #キリスト教美術 #天使像 #天使の羽
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照紅葉 / インド北部 Aari(アリ)刺繍
¥50
SOLD OUT
今秋は例年になく、色付いた葉が散らず秋をより愉しませてくれたような印象が。 酷暑を耐え、秋の天高く澄んだ空に 赤や黄色が散りばめられた照紅葉のような刺繍裂に出会いました。 100年ほど昔、インド北部の民により生み出された手仕事 そして又土へと還り行く葉々たちの姿と重なります。 ----- カシミール地方の伝統的な刺繍技法の一つ、Aari(アリ)刺繍 より自由な曲線を刺繍で描き出すため また、面を埋めるために 鉤針(Aari=鉤) を用いて手刺しによるチェーンステッチが施されたもの。 絹本来の柔らかな生成り色、手紡ぎ糸がもたらす豊かな表情の素地は、 手縫いにより中央部分で2幅が接ぎ合わされて 広げれば身を包み、三角に畳めば頭巾布となりうるサイズ感。 ピンと張った素地に、下描きののちに 特殊なかぎ針でまるでミシンと見まごうほど丁寧な針目で手刺しされた チェーンステッチが全体を覆っています。 中央にはロータス、四方にはボーダーと呼ばれる格子状のフレーム、 そしてそれらの隙間を埋め尽くすようにボテ文様(ペイズリー)が 具象表現を禁じられていたイスラム美術の表現の中で、 その色も手伝ってか精一杯の歓喜の表現がなされているかのような布。 それから両サイドを縁取るフリンジ部分、 こちらも当然のように手で拠られています。 こちらのAari刺繍布は、 陸海路を駆使し交易と信仰を広めたイスラーム商人や、 メッカへと向かう東南アジアからの回教徒たちが、 巡礼を祈念し巡礼の途中の港などの交易所で求め 頭巾布やショールなどとして身に纏い そしてまた巡礼者と共に世界各地へと渡り、今に伝わった布。 行き交う宗教文化に併せ、また身に纏う気候までも配慮して 持ち得た技法と手に入る素材で柔軟に変容したカシミール地方の当時の民の 刺繍技量は言うまでもなくもちろん素晴らしいのですが さて 宗教概念から一度離れてこちらの布と対峙してみた時に、 人間が根源的に欲する原風景のようなものが強く感じられ、手に取った次第です。 なんて緻密でそして儚なくて愛らしい布。 ● 照紅葉 / インド北部 Aari(アリ)刺繍 カシミール地方 鉤針による手刺繍 シルク(紬地に依りの少ない絹糸刺し) 19c末から20c初頭頃 ± W138 L136 cm + 経年の間に、青の染料が素地に色移りしています。 ++ 中央のロータス文の刺繍やその他に綻びが見られます、また経年の擦れにより数カ所に穴の空いている箇所があります。 古い時代に作られ、人と共に生きてきたお品物です、経年変化も含めた現状を画像にてご紹介しております、併せましてご覧頂けますと幸いです。 ----- * 配送 にてお受け取りご希望の方へ:予め設定してございます 60サイズ の 有償送料 をご注文時にご選択頂きますよう、よろしくお願いいたします。 (配送料は実費分をご購入者様にご負担いただいております。BASE規定上、着払い発送が出来かねますため、ご注文時に配送料を併せてご精算いただく形となります。) 7営業日以内にご来店が可能な方は FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 をご選択くださいませ。 よろしくお願いいたします。 -------- #アリ刺繍 #Aari Embroidery #カシダ刺繍 #Kashida Embroidery
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マウンテン テーブル - small - / アルプス山脈周辺
¥50
SOLD OUT
身の回りに有った素材を用いて 名も無き民により作られた マウンテン テーブル のご紹介です。 アルプス山脈周辺 = 北イタリア/スイス周辺 で作られ使われたと伝わるこちらのテーブル、 かつて彼の地では放牧した羊や牛などとの餌となる牧草を求め 1年の気候の移ろいと共に高低地へと移住する生活がなされて居たそう。 一枚板のローテーブルで 脚を差し込む箇所の板が(横からの画像をご参照ください)補強のためでしょうか、 板厚を残し削られている所に工夫が伺い知れます。 王侯貴族の用いた様式の定まった家具とは異なり 様式も何も無く ただ、そこに有った自然の恵みを活かし作られ、使われて、伝わったテーブル。 身の回りに有る素材を用いた朴訥とした作り、経年の古色が魅力的です。 天板の表裏に残る刃物の跡からは、 時にカッティングボードなどの 作業台 になった様子が伺い知れます。 厳しくも美しい大自然の中点在したヒュッゲと呼ばれる山小屋などで使われたものでしょうか、 民と共に働き生きて来たテーブルです。 現代の日本の生活ですと、 畳やラグの上に直接腰掛けて住まう方でしたらローテーブルに、 またはソファーと合わせてサイドテーブルとしても○ ------- ● マウンテン テーブル - small - / アルプス山脈周辺 北イタリア/スイス周辺 18c 無垢板 + 四つ脚 最大部 ± W82.5 × D50 × H32 cm 天板の板厚2.5-3.5cm * 古いお品物です、使用と経年による古色、傷跡、虫食い跡、木材の反り、ヒビなどが見られます。 ** 差し込み式の脚と天板との接続部分に、古い補修跡が有り経年により少々のガタ付きや緩みが見られますが、 置いて使う ことを前提としたお品で有ること (軽く引っ張っても抜け落ちるほどでは有りません) また、脚に遊びがある方がラグなどの上に置く場合はちょうど良い脚の角度を探れるため現状にてご紹介いたしておりますことご了承くださいませ。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 180 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #イタリアンアルパインアンティーク #カントリーテーブル
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カントリー スツール / フランス
¥50
SOLD OUT
身の回りに有った素材を用いて 名も無き民により作られた カントリー スツール のご紹介です。 農家の納屋などで使われたのでしょうか 土の上でも安定の自然木を用いた3脚仕様。 今は大分擦れ、古色が付き目立ち難くなっていますが、なんとプリミティブな 樹皮付きのまま脚を組んだようです。 こちらのスツールの表情を豊かにしている スツールの表裏共に残る刃物の跡からは 腰掛ける以外に 時にカッティングボードにもなった様子が伺い知れます。 民と共に働いて来たスツールです。 今の時代ですとどうでしょう 腰掛ける 以外にも 花器やオブジェ、プランターなどを 置く 用などに○ ------- ● カントリー スツール / フランス 19cごろ 木製 最大部 ± φ31 × H25.5 cm 座面板厚5.5cm * 古いお品物です、使用と経年による古色、傷跡、虫食い跡などが見られます。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 100 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #カントリーチェア #カントリースツール
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カウベル 残欠 / フランス
¥50
SOLD OUT
曲げ木の一木で彫られたカウベルの首輪部分の残欠のご紹介です。 輪っかが小さめなので子牛あるいは山羊などにつけたものでしょうかー 輪の内側の彫り、 首を動かした時に当たっても痛く無いようにでしょうか 中央から外側に行くにつれφが広くなるようにパースを付けて彫られています 優しくて美しい木彫品。 実用のものでは無いけれど その曲げ木で作られた輪と 家畜(とは言っても家族だったでしょうね)への優しい思い 宙に吊るしてゆらゆらと動く様子を眺めていたくなるような、古い民藝品の一つです。 ベルが付いていた箇所と、首輪を固定していた箇所 計4か所に小穴が有りますので それらを生かしてお楽しみ頂けます。 リースに見立て吊るしても○ 1から16枚目はこちらのお品物の現物画像となります 最終画像17枚目は、かつて当店より旅立ったベル付きのカウベルとなり オリジナルの様子が分かるかと掲載させて頂いた 参考画像 となります。 今回のお品物にはベルは付いておりません!!! ------- ● カウベル 残欠 / フランス 20c中頃 木製 (一木 曲げ木) φ18 × D6.5 cm(最大部) * 古いお品物です、使用と経年による古色、 曲げ木の構造上、製作時に入ったと思しきヒビなどが見られます。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 60 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) -------
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角袋 / 新店 前田
¥30,800
角袋:穀類や綿花、山菜などの、自然の恵み容れ(保管・運搬用) (お客様の話によりますと代々漁師だった旧家でも使われていたそう、地域によっては海産物など)または、 こうじなどを 漉す ための袋の原型ではと察しております。 (憶測ですが、明治期から昭和にかけて木綿製の酒袋や醤油袋の規格サイズの袋が流通し始めると共に角袋は姿を消して行ったように感じます。) 日本独自の着尺幅の反物を切らずにバイヤス状に縫い合わせることで 多少の伸縮性も持ち合わせた 手元に在る素材を最大限生かした素朴ながらにかつての民の英智が詰まったミニマムな形。 実は以前に、韓国でも1度だけ角袋に出会い求めたことが有るのですが(同じく手績みの麻ではありましたが、墨書きなども無く製作地の手掛かりは無い角袋でしたー。) そもそもが大陸から渡った形なのか、それとも日本独自の形なのかは その後韓国では類品に出会って居ないためなんとも言えぬところです。 人の往来と共に文化や工芸も伝播したのでしょうか。 こちらは 新店 前田 の墨書きが残る角袋 前田家の新店祝いに贈られた、或いは新店記念に作られた角袋でしょうか。 綿花の育ち難かった寒冷地のものでしょうか 組織はおそらく大麻で手績み →のちに 科 ではないかと見解見直しました 表側からのみ柿渋が塗り重ねられています。 生地の目を詰まらせることにより耐水加工と補強 防臭防カビの効能も有ると言われる柿渋染め と言うことは 漉す ための袋でしょうかー? 前田家の生業が何だったかは定かでは有りませんが、 任務を担っていたことは確かです。 画像1から10枚目は表面(柿渋の塗られた表面の拡大画像が10枚目) 11から14は、裏面(裏から見た接ぎ合せ部分を補強しながらの縫い目がまた美しい手仕事) 底の角に古い補修(画像5,12枚目)が見られます 保管する折にネズミにでもかじられた跡でしょうかー。 さほど使用感が感じられず清潔感すらあります。 季節外の衣類などで中身を入れてクッションとしてお使いいただいたり、ランドリーバッグにも? 時にはサンタクロースのプレゼント入れとして。 ピンポイントにはなりますが、前田さんへの新店祝いの贈り物に。 カリグラフィーのバランスの妙をお愉しみいただけつつ、 実用としてもまだまだ働いてくれそうな角袋です。 ------- ● 角袋 / 新店 前田 明治時代 科布に柿渋染め ± W41.5 L106 cm(最大部) * 古いお品物ですので、経年による古色、使用による穴などが見られます。 (ご配送にてお届けをご希望の折には15枚目のように、くるくると丸めてお届けいたします。) ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 80 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。(1点もののため、対面でのお渡しが可能な方法にて設定しています) (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #角袋 #継ぎ接ぎ襤褸
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角袋 / 継ぎ接ぎ 天保十四年
¥30,800
角袋:穀類や綿花、山菜などの、自然の恵み容れ(保管・運搬用) (お客様の話によりますと代々漁師だった旧家でも使われていたそう、地域によっては海産物など)または、 こうじなどを 漉す ための袋の原型ではと察しております。 (憶測ですが、明治期から昭和にかけて木綿製の酒袋や醤油袋の規格サイズの袋が流通し始めると共に角袋は姿を消して行ったように感じます。) 日本独自の着尺幅の反物を切らずにバイヤス状に縫い合わせることで 多少の伸縮性も持ち合わせた 手元に在る素材を最大限生かした素朴ながらにかつての民の英智が詰まったミニマムな形。 実は以前に、韓国でも1度だけ角袋に出会い求めたことが有るのですが(同じく手績みの麻ではありましたが、墨書きなども無く製作地の手掛かりは無い角袋でしたー。) そもそもが大陸から渡った形なのか、それとも日本独自の形なのかは その後韓国では類品に出会って居ないためなんとも言えぬところです。 人の往来と共に文化や工芸も伝播したのでしょうか。 ------- こちらの角袋は 天保十四年(1843)年記の有る江戸後期の角袋 北関東にて出たもの とお聞きしております。 角袋の古い補修された古裂には 浅舞絞り(秋田・角館)などの東北地方の木綿地が使用されており、 人と布(物資)の往来をイメージするにも興味深く。 直し手のお人柄が補修に投影されるのも一つの見どころ、 地布の目の向きに沿って配された継ぎ接ぎ布は用と美しさを備えて 糸の節約のためでしょうか、必要な箇所とそうで無い場所の緩急を付けた 的確な繕いも魅力で手に取りました。 本体は手績み麻地 木綿の流通が出来得た頃に幾度か直しがされたようです。 こうして一つの袋を、擦り切れてもまた継ぎ接ぎしながら大切に使い続けた跡形です。 ハードに働いて来たと見え、出会った時には大きな裂傷が有りました。 (最終画像は補修前の参考画像となります。) 袋としての用の機能はともかく、 鑑賞用として考えた時にしのびなく思えましたため 稚拙ながらかつての民にならって 当店にて手持ちの同時代の古裂を加え後補をしています。 (使用で出来たと思しきかぎ裂き跡(画像8枚目)や、小穴やスレなどはそのままにしてあります。) 画像 1から8枚目は今となっては継ぎ接ぎの襤褸として見応えの有る裏面 9から18枚目は、本来の表面 本体繊維の拡大画像が19枚目 補修前の裂傷部分(現在は補修済)が最終画像となります。 (ご配送にてお届けをご希望の折には18枚目のように、くるくると丸めてお届けいたします。) それにしても随分と長い角袋です。 袋に入れて運ぶ必要があり 沢山詰めても人が持ち上げられるもの。 なんでしょう? もう一つの手掛かり 肥 興助 の名から何かヒントをもらえるような気がいたします。 鉤裂きの跡(画像8枚目)が何箇所かに見られます、 袋に入れた荷物を引き上げる(斜面or馬などに)折などに出来たものでしょうかー。 身の回りで使うたった一つの袋ですら 糸となる植物を育て、糸を績み、織り、そして無駄の無いよう手で縫い合わせ仕立てる。 (どこからどこまでが自家製かはここでは触れませんが) 言葉で書くと簡単ですが、 そう遠くは無いかつての民の手仕事からは、 当時の生活様式を推し量るにあたり沢山の想像力をも頂けます。 ------- ● 角袋 / 継ぎ接ぎ 天保十四年 江戸後期(1843年) 手績み麻(おそらく大麻) ± W41.5 L143 cm(最大部) * 古いお品物ですので、経年による古色、使用による穴などが見られます。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 80 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。(1点もののため、対面でのお渡しが可能な方法にて設定しています) (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #角袋 #継ぎ接ぎ襤褸
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角袋 / 継ぎ接ぎの襤褸
¥50
SOLD OUT
角袋:穀類や綿花、山菜などの、自然の恵み容れ(保管・運搬用) (お客様の話によりますと代々漁師だった旧家でも使われていたそう、地域によっては海産物など)または、 こうじなどを 漉す ための袋の原型ではと察しております。 (明治期から昭和にかけて木綿製の酒袋や醤油袋の規格サイズの袋が流通し始めると共に角袋は姿を消して行ったように感じます。) 日本独自の着尺幅の反物を切らずにバイヤス状に縫い合わせることで 多少の伸縮性も持ち合わせた 手元に在る素材を最大限生かした素朴ながらにかつての民の英智が詰まったミニマムな形。 実は以前に、韓国でも1度だけ角袋に出会い求めたことが有るのですが(同じく手績みの麻ではありましたが、墨書きなども無く製作地の手掛かりは無い角袋でしたー。) そもそもが大陸から渡った形なのか、それとも日本独自の形なのかは その後韓国では類品に出会って居ないためなんとも言えぬところです。 人の往来と共に文化や工芸も伝播したのでしょうか。 こちらの角袋は 年記などは無いのですが 分けて頂いた方から東北地方で出たとお聞きしています。 当店にて洗う前に見ましたら、中に籾殻が少し残っていました。 (籾殻は燃料や、土壌の肥料や家畜の飼料などに利用されたようです。) 綿花の育ち難かった寒冷地ならでは、 ゴリゴリの麻生地に(とは言え何度も水をくぐったようで経年で既にクッタリとした手触りに育っています) よほど沢山働いて来たと見え、 何回かに渡って(麻糸での直しと木綿糸の直しが見られます) 幾重にも充て布で補強と補修が繰り返されて 本来の底がどこかも分からなくなっています。 もう縫っている時間すらも惜しんだのでしょうかー えいっと紐でぐるりと巻いて補修して在る箇所がなんとも人間らしい。 袋も人も 本当によく働いて来たのがうかがえる角袋です。 画像 1から11枚目が本来の裏面 (今となっては継ぎ接ぎの襤褸が魅力の一つとなって) 本来の表面が 12から17枚目です。 最終画像は本体繊維の拡大画像となります。 (ご配送にてお届けをご希望の折には18枚目のように、くるくると丸めてお届けいたします。) ------- ● 角袋 / 継ぎ接ぎの襤褸 江戸後期から明治期 手績み麻(おそらく大麻) ± W42.5 L108 cm(最大部) * 古いお品物ですので、経年による古色、使用による穴などが見られます。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 80 サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。(1点もののため、対面でのお渡しが可能な方法にて設定しています) (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #角袋 #継ぎ接ぎ襤褸
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裂帳 / 時代裂集 - 絞り -
¥50
SOLD OUT
こちらは、熱心な古裂収集家の手により 長年に渡ってこつこつと集められた日本の絞り裂を切り貼りし、装丁された裂帳。 (ご意向に沿って作者名は伏せさせていただきます、今から20年ほど前(1995年ごろ)に装丁されたものと伺いました。) 折本装丁となっており、 表裏の両面、各14ページに貼り込みが有り計28ページにわたります。 (画像1-9は表面、10-20までは裏面より抜粋し掲載しております。) 内容は、 木綿の絞り46種と、絹の絞り(山繭、綸子、平絹など織り組織名も記載あり)13種、 計59種の絞り裂が貼られています。 木綿の絞りには工程が難儀とされる白影絞りも含まれています。 時代的には、江戸中期から明治期までの絞り染めが網羅された裂帳で 染料も、藍染の他に 紅花、茜、紫紺染めが10枚含まれています。 それぞれの絞り染めの名称も丁寧に記載されており、 技法的にも貴重な染織資料かと思います。 ページをめくると吉祥文様からは、布を染めた先人たちの想いや願いが感じられ、 収集とそれから装丁までにかけられた時間とその熱量に感謝しつつ、 更には、染めを行なった地域や工程(技法)にまで想いを馳せられる裂帳です。 ------- ● 裂帳 / 時代裂集 - 絞り - 江戸中期から明治期までの日本の絞り染め裂 計59種(内容詳細は画像及び上記紹介文章内をご参照いただけますと幸いです) 装丁 1995年ごろ 折本装丁(表裏各14ページ、両面貼り込み有り 計28ページ) ± W27.5 D32.3 H3cm(表書きの向きに沿って測っています) * 古いお品物ですので、経年の古色(ヤケ、シミ)などが見られます。 ** 入手した当初よりも、お値段を見直してご紹介致しております。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト 宅急便コンパクト サイズ の 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。(1点もののため、対面でのお渡しが可能な方法にて設定しています) (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #縞帳 #裂帳 #日本の絞り
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藍玉手板(文久元年1861年)
¥50
SOLD OUT
先ず初めに ------- 藍玉(あいだま)とは 藍の葉を発酵・熟成させた染料である蒅(すくも)を突き固めて固形化したもの。玉藍とも。 藍の葉を収穫して乾燥させた後、蔵の中で寝かせ、これに水を打って良く湿らせながら上下に撹拌し、約75 - 90日間発酵させたものを再び乾燥させると、無色の物質であるインディカンが酸化されて青色のインディゴへと変化して、その色が濃くなることで黒色の土塊状の物質が出来る。これを蒅(すくも)と呼ぶ。蒅の状態でも染料としては十分使用可能であったが、運搬に不向きであったために後にこれを臼で突き固めて乾燥させて扁円形の小さな塊にすることによって運搬を容易にした。これが藍玉である。 江戸時代以後、全国各地で流通に便利な藍玉の生産が盛んになったが、特に阿波藩のものは良質として知られ、全国でも屈指の産地として全国的に市場を有した。しかし、明治以後にはインド産の流入や化学染料によって人工的に藍色が出せるようになったこと、更に輸送手段の発達によって蒅の状態での輸送が可能になったことにより、藍玉そのものの生産は衰退していくことになった。- 以上Wikipedia 藍玉 より - ------- 江戸後期までは日本各地で 藍玉 による染織工芸が暮らしに近いところにありました。 こちらのお品物は、その 藍玉 の手板=見本帳と思われる物。 アブストラクトな抽象画のような文様がただひたすらに続く内容に心惹かれて手に取りました。 分けて頂いた方曰く 埼玉県行田市北河原 にて出会ったそうで 調べてみましたら 武州正藍染 で栄えた地、 お品物本体には武州を示すものなどは有りませんが少し近づいたような。 この見本帳に残された藍玉は経年も手伝い墨黒色と化しています。 武州の水は鉄分を多く含んでいるため 藍の色も褐色(かちいろ)と呼ばれる限りなく黒に近い濃紺が出せることが特徴 と有りました、もちろん回数を幾度も重ねてのことでしょうけれど。 かつては貴族たちの衣 褐色→勝色として武将たちの闘争具 農民の衣装(野良着)へ そして現在では武道衣などとして 連綿と継がれて来た日本の藍染文化 藍の効能(防臭、抗菌、解毒など)も有り 身を守る ための場面で多く身に着けられて来たようです。 寒暖差の厳しい日本の藍染産業を支えるためにも欠かせなかった藍玉 この藍玉手板もある意味で本当の豊かさが有ったころの 名も無き民が真摯に生きた跡形と日本の染色文化とを残した稀有なお品物かと思います、 お目に留めて頂いた方の目と心とを養ってくれるような存在になれば幸いです。 * 古いお品ですので、虫喰い跡や折れがございます。 ------- ● 藍玉手板 文久元年(1861年) おそらく武州 33ページ(内31ページに 藍玉見本 有り) ± W9 D1.8 L34.8 cm(表書きの向きに沿って測っています) ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマトの宅急便 コンパクト サイズ 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #藍玉 #見本帳
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BORO / 布団皮
¥50
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○ BORO / 布団皮 北陸あるいは東北地方 20c初頭(布裂は自体は19cと思しきものも) 藍染木綿(中型、絞り染) 苧麻布(縞、格子)に苧麻糸刺し ± W96-105 L96 cm 画像1-12, 13-20 にて表裏面それぞれの表情をご覧いただけます。 ------- ○ 日本では16世紀ごろより関東以西の温暖な地域で本格的に始まったとされる 木綿栽培と木綿織物。 関東以北の寒冷地では木綿の栽培が安定し難かったため 庶民の間では明治期ごろまでは木綿は大変高価で貴重な存在で ただでさえ手間ひまのかかる麻を績み仕立てた衣が日常着だったようです。 北前船と呼ばれる、大阪から蝦夷にかけての行商船には 木綿の古着物や端切れが積まれ 中途で寄港した木綿の育ち難かった地域にも渡ったのだそう。 それらを剥ぎ合わせ重ねて、こちらはさらに使い込むことで穴の空いた箇所を 手に入りやすかった麻地と麻糸で刺して補修されながら使われた物。 ボロの中でも古手のものなのではと思います。 手に入る素材で最大限工夫した 民の手により生まれ 経年と共に表情を増した布団皮です。 小さな布たちが語る当時の布の往来や 作り手の慎ましやかな想いが形となって残った物。 ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト宅急便 80 サイズ 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #刺し子 #BORO # 襤褸
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刺し子 BORO / 半袖野良着
¥50
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○ 刺し子 BORO / 半袖野良着 北陸あるいは東北地方 藍染木綿+木綿の継ぎ接ぎ 刺し糸 木綿 ± W97 L82 cm ------- ○ 日本では16世紀ごろより関東以西の温暖な地域で始まったとされる 木綿栽培と木綿織物、 関東以北の寒冷地では木綿の栽培が安定し難かったため 庶民の間では明治期ごろまでは木綿布は大変高価で貴重な存在で 麻の着物が日常着だったようです。 北前船と呼ばれる、大阪から蝦夷にかけての行商船には 時に各地の特産物と共に木綿の古着物や端切れが積まれ 中途で寄港した木綿の育ち難かった北陸や東北地方などに渡ったのだそう。 手に入った素材で最大限工夫した 民の手により生まれ 経年と共に表情を増した働き着(野良着)です。 ところで、 当時はどちらが表として作られた働き布でしょうか。 想像するに、着尺幅をそのまま生かした(継ぎ接ぎの少ない)側 画像13−18が表だったでしょうか 継ぎ接ぎの有る表情豊かな側をついつい愛でてしまいがちですが。 多い箇所では6枚ほどの木綿が重ねられています おくみの部分、特に心惹かれたところ。 秋の羊雲のような表情に育った 美しき働き着。 (最終画像は、育ったBOROの表情と重なった 秋雲 の画像です) ------- ☆ 配送料は実費分をご購入者様にご負担頂いております。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト宅急便 80 サイズ 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、併せてご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ------- #刺し子 #BORO # 襤褸
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AZUMA BAG (3way) / 東北刺し子.ver (FB027 - 001a)
¥50
SOLD OUT
“ 古布をもっと身近に " の理念の元 FUCHISOにてデザインし仕立てた AZUMA BAG となります。 ーーーーー 布との出会いの時にはデザインが浮かんでいた AZUMA BAG 「 あずま袋 」 自体は江戸時代頃に、ここ江戸(=あずま)で始まり やはり当時の着物や手拭いなど庶民の手持ちの 着尺幅 の布地を生かし作られた 西洋への憧れも込められた伝統的な 鞄 の名称です。 実はかれこれ15年前、まだFUCHISOが下北沢に有った頃に 馬の手綱でも作ったことの有るAZUMA BAGを思い返しながら。 (2007年!のBag展のDM にも登場してましたのでラストに画像載せてみました、懐かしい。) 今回製作するにあたり、レザーを組み合わせる事で強度的により長くお使い頂けるよう また、持ち手の長さを装いに応じてフレキシブルに ハンドバッグ〜斜めがけショルダー までの3wayにてお使い頂けるように改良しました。 鞄の基本サイズは 出会えた刺し子布の幅(約31cm仕上がり)を耳を切ることなく最大限に用い また、さざ波のような刺し子の 升刺し の縮れの美しさと相対するよう 漆黒のきめの細かいしなやかな牛革(1mm厚)と取り合わせました。 革は本当にクッタリ柔らかな手触りです 写真ではお伝え出来なくて残念。 藍の刺し子布は、お使い頂いて行く事で今後、 濃淡がよりはっきりと浮かび上がって来るでしょうし、 革部分は手の油分でしなやかに育つことと思います。 組み合わせたそれぞれの自然素材の経年変化も含めておたのしみ頂けますと幸いです。 また、あずま袋特有の 容量が以外と入らない問題 は 中央をミシンで8cmほどステッチを入れる事で更に容量を増やすことで回避して (+口元が狭まる事で中味も外からは見え難くなる仕組み)仕立てております。 荷物の出し入れの折に一番負荷のかかるステッチの上部には蝋引の麻糸で力糸を手縫いで留めて仕上げました。 結果、両サイドにちょこんと現れる トンガリ山 は 革と布を一番最初に接ぎ合せた箇所がステッチが加わる事でよりシャープに現れるので 作り手としましては一応こちらを 表面 としてお作りし、 ステッチの無い方(=背面はしなやかなトンガリなのでショルダーで持った時に身体に馴染みやすいのです)には、PASMOなどちょっとした必須小物を入れられるよう、パッチポケットをお付けしました。 革のバッグ、重くて肩こるから苦手、、という方へお伝えさせていただきたいのが 仕上がりの重さ、余計な金具や裏地を省いたため、わずか230g前後! 軽くてしなやかなのですよ。(店主も肩凝り症) 刺し子布の方は色落ちが見られたため、生地の段階で色止め処理をしてあります。 これは水をくぐって居ない藍染全般に言える事ですが、 使い込む内に徐々に染料が落ち着いて色移りしなくなって行く性質を持っていますので、 強い摩擦や水濡れなどで色移りする可能性もございます。 染料が落ち着くまでは最初は濃色の装いの折にお使いいただくー などで 使いながら様子を見ていただくと良いかと思います。 ちなみに、撥水スプレーで全体をコーティングしていただくと色移り防止と防汚にもなりますので是非。 作り手である店主が、撥水スプレーを施したサンプルを1ヶ月ほど使用しましたが 恐るべし状況には至っておりません(→色移りしたことはなかったです、ただ激しい雨の日の使用は避けました。) (なお、真夏など常に汗ばむ季節や淡色の装いにてお使いの折には念の為ご留意ください、色移りしてしまった際にはなるべく早くに色移りしたお洋服などを なるべく早めに洗う 事で色移りの藍自体は落ちるかと思います。) 更に、あずま袋型の良い点 鞄好きな方ならお分かりですね。 そう 畳んで仕舞う ことが出来ますので収納時には場所を取りにくく、 旅先への持ち運びやシーズン外の収納時も○なのです。 普段使いにはもちろん、案外荷物の多い和装時にも 持ち手の長さをフレキシブルに変えることで 和洋問わずにお使いいただける形なのです。 刺し子布は、デッドストックの古い野良着の解き布の状態で出会いました。 衣装だった証でも有る解き跡(布地に折れ線部分が色落ちした跡)が残っておりましたので その部分は背面に来るように仕立てています。 限定 3 点 のお作りです。→ 早々に2点旅立ちまして、あと1点となりました次第です。 お好きな方と出会え、日々の中でお使い頂けますと幸いです。 ------- ● AZUMA BAG (3way) / 東北刺し子.ver (FB027 - 001a) 材質:古布部分 / * 東北地方刺し子 * 藍染木綿地に木綿糸の刺し子裂 明治から大正時代頃 レザー部分 / 牛革(しなやかでマットな黒色のレザーとなります。 シボやシワの箇所もなるべく余さず活かし使用しているため、 革にはそれぞれ個性が見られます。 ちなみに革は 食肉用 の副産物を余す事なく用いる牛革となります。 外寸:± W42 × L42(入口までのH24) cm 持ち手:W2.8前後 × L 〜73cm (片側のループに結び付け、使い勝手の良いようご自身にて調整しながらお使いいただけます) 仕様:裏地なし・内ポケット×1( パッチポケット ± W13 × L11.5 cm) MADE IN FUCHISO ------- 3-14枚目がこちらのお品物現品の 現物画像 となります。 (中味を入れずに撮影しているため、革のしなやかさが伝わり難いかと思い、同条件でお作りしたサンプルBAGでの画像も多めに掲載しました。↓) 画像1,2,15-19枚目はサンプル品の画像となります 実際に15枚目右側の全てを入れた状態で撮影しています bagの形状的に、左右それぞれになんとなしに分け、立てるように収納すると 中に入れた物を取り出しやすくまた、 身につけた時に体にしなやかに馴染むように思います。お好みを探しながらお使いください。 < ご配送にてお送りする場合には、画像12枚目右下のようにくるくると巻いた状態でお届けいたします。> ☆ 各々、配送料が実費分かかります。 ご注文時に ご希望のお受け取り方法 をご自身でお選びくださいませ。 お受け取り方法 :宅急便配送にてお受け取りご希望の方は、クロネコヤマト宅急便 80 サイズ 有償設定の送料をご注文時に選択頂きまして、同時にご決済ください。 (あるいは : FUCHISO実店舗ご来店受け取り¥0 (7営業日以内にご来店が可能な方のみ!) ーーーーーーーーーーーーーーーー 布部分はいずれもっと藍の濃淡がはっきりと出てくることかと、 また布なので万が一擦れて来ても直しながら変化をおたのしみ頂けます。 レザー部分は通常の革製品と同じお手入れ方法となります、 時折ミンクオイルなどで磨いて頂くと艶が増して革が馴染みやすくなります。 お直しが必要になりましたら、またご相談ください。 お気に留めて頂いた方の日々の傍で、お役に立てれば幸いです 古布の魅力を愉しんで頂きつつどうか少しでも長くお使い頂けますように。 Designed by FUCHISO ---------------------------------- #東北刺し子 #あずま袋 #FUCHISO