ムブティのタパクロス / 雨
¥50 税込
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☆ こちらはアンティークの1点ものとなります ☆
1枚毎に異なる表情や色調、文様
出会うたびに新しい感動をくれるタパクロス。
久々にご縁があり、2枚のタパクロスに出会いましたのでご紹介を。
ムブティ族にとって
母であり父でもある イトゥリの森 のクワ科の樹木(イチジクなど)から
都度使う分だけの樹皮を分けて頂き表皮を剥がし
熱帯雨林の水溜りや川などで柔らかくした2〜3枚を線維がバイヤス状になるように重ね
木の棒あるいは石などを用いてひたすらに叩き圧着しながら鞣し伸ばすー
という古来より続くプリミティブな手法で生まれる一枚の不織布。
その布には、同じく森で採れた植物や鉱石などの身近な染料を用い
地色はベージュや茶系へと染められたり
または脱色してこちらのタパクロスのような生成り色に。
夜は冷える彼の地では焚き火で暖を取ったあとの木炭や植物染料を用いて
一枚ごとに異なる抽象文が思い思いに伸びやかに描かれています。
こちらのタパクロスは、森の命を育む 雨 を表したかのようなモチーフにも見えて来ます。
力強さの後ろ側にある、この心安らかなる感覚はなんぞや。
ムブティの人々の森を主体にしたアニミズム信仰心とミニマムな暮らしかつ平等主義
(支配者などは置かず 分かち合う ことが教えらしい
狩場も狩猟した獲物も目に見える範囲の全ての人々で分け合うそうです)
人は何も持たず生まれて何も持たずに死にゆく
をまさに体現し今もなお少数ながら伝承し続けているムブティ族
彼らの祭礼用腰巻布として20c半ばごろに作り出され使われていたもの。
現代の都会に暮らしていると
ついつい(私自身は)自然に生かされていることを忘れがちですが
いつかは自然に還る素材を用い
それぞれの地、時代に知と技を用い人が作り出した工芸品と向き合う事で
自然に対する敬愛や脅威の感覚を思い起こさせてもらえるようで、
生活様式の近代化の波で失われつつ有る染織品のひとつ。
縦横いづれの向きでもお愉しみ頂けます。
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● ムブティのタパクロス / 雨
コンゴ民主共和国
タパクロス (樹皮繊維による不織布)
20c中頃
± W30〜32 L104〜110 cm
主観ですが今まで見て来たタパの中では厚みが有り(1.5mmほど)ハリとコシが強いタイプになります。サイズ感も長めですので、掛け軸代わりにしつらえても素敵。
* 不織繊維の タパ の特徴でも有りますが、叩く工程で一部生地が薄くなっている箇所や
節の跡でしょうか、小穴の空いている部分がございます。
** 画像は薄曇りの室内自然光にて、10枚目のみ外光に透かして繊維の重なりが分かり易いよう撮影しています。
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くるくると丸めた状態で配送差し上げます、配送サイズは 80 となります。
(二晩ほど全体的に本やラグなどを重しにしておくと、フラットに戻るかと思います。)
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