角袋 / 継ぎ接ぎの襤褸
¥50 税込
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角袋:穀類や綿花、山菜などの、自然の恵み容れ(保管・運搬用)
(お客様の話によりますと代々漁師だった旧家でも使われていたそう、地域によっては海産物など)または、
こうじなどを 漉す ための袋の原型ではと察しております。
(明治期から昭和にかけて木綿製の酒袋や醤油袋の規格サイズの袋が流通し始めると共に角袋は姿を消して行ったように感じます。)
日本独自の着尺幅の反物を切らずにバイヤス状に縫い合わせることで
多少の伸縮性も持ち合わせた
手元に在る素材を最大限生かした素朴ながらにかつての民の英智が詰まったミニマムな形。
実は以前に、韓国でも1度だけ角袋に出会い求めたことが有るのですが(同じく手績みの麻ではありましたが、墨書きなども無く製作地の手掛かりは無い角袋でしたー。)
そもそもが大陸から渡った形なのか、それとも日本独自の形なのかは
その後韓国では類品に出会って居ないためなんとも言えぬところです。
人の往来と共に文化や工芸も伝播したのでしょうか。
こちらの角袋は
年記などは無いのですが
分けて頂いた方から東北地方で出たとお聞きしています。
当店にて洗う前に見ましたら、中に籾殻が少し残っていました。
(籾殻は燃料や、土壌の肥料や家畜の飼料などに利用されたようです。)
綿花の育ち難かった寒冷地ならでは、
ゴリゴリの麻生地に(とは言え何度も水をくぐったようで経年で既にクッタリとした手触りに育っています)
よほど沢山働いて来たと見え、
何回かに渡って(麻糸での直しと木綿糸の直しが見られます)
幾重にも充て布で補強と補修が繰り返されて
本来の底がどこかも分からなくなっています。
もう縫っている時間すらも惜しんだのでしょうかー
えいっと紐でぐるりと巻いて補修して在る箇所がなんとも人間らしい。
袋も人も
本当によく働いて来たのがうかがえる角袋です。
画像 1から11枚目が本来の裏面
(今となっては継ぎ接ぎの襤褸が魅力の一つとなって)
本来の表面が 12から17枚目です。
最終画像は本体繊維の拡大画像となります。
(ご配送にてお届けをご希望の折には18枚目のように、くるくると丸めてお届けいたします。)
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● 角袋 / 継ぎ接ぎの襤褸
江戸後期から明治期
手績み麻(おそらく大麻)
± W42.5 L108 cm(最大部)
* 古いお品物ですので、経年による古色、使用による穴などが見られます。
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#継ぎ接ぎ襤褸
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