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木彫レリーフ fig leaf / 18-19c フランス
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便 60 サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 18c末~19c初頭ごろのロカイユ装飾と思しき室内装飾パーツ 生命力や知識、自然の再生、豊穣 への願いが込められたと言われる いちじくの葉 がモチーフとなっています。 胡粉の上に重ねられた金彩が今もなお輝いて、生命力をたたえる木彫レリーフです。 * 背面に壁掛け用のフックが取り付けられています。 ------- ● 木彫レリーフ / fig leaf フランス 18-19c 最大部± W25 D22 H6.2 cm (状態などは画像をよくよくご覧くださいませ、他に必要な画像がございましたらお申し付けください。) 実店舗にて直接ご覧頂けます ---------- #フランスアンティーク #木彫品 #fig leaf
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インド更紗 地白ロータス•ペイズリー文様 / 18-19c
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便 60 サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 発色(定着)のし難い 木綿 に赤をはじめとした 媒染(*1にて詳細あります) による紋様染の技法をいち早く見出し世界中を魅了した染織裂 インド更紗 こちらの更紗は、ヨーロッパ諸国による東インド会社統治時代(〜1833)に インドでしか成し得なかった茜や藍の媒染技術を用い 世界各地の需要に沿ったデザインで作られ輸出されたもの。 中央のモチーフは遠目から見ると1つの大きな蓮の花のように見えますが 近づいて見ると8弁のパルメット文様の中に可憐な花びらを持つ花々が咲き1つの文様を構成しているのがわかります その周りには 風にたなびくたわわに花を付けた立木文様(ペイズリー)がリズミカルに並び 時には版がちょっとズレてる箇所があったりもして ああ、人の手仕事だなあ とほっこりさせられながら。 その周りには花唐草が生い茂り エンドボーダーには中央のメダリオンで用いられたよりもひとまわり小さなパルメット こちらにも花々が咲いて(同じ連続文ながらこちらは染め分けて白とグリーンを反復させています。) 文様から鑑みるにインド→ペルシャ輸出向けかと思いますが 時に輸出用をインド現地で用いた例もあるようですし 統治国(ヨーロッパ)へと渡った例も有るようです、あくまでも柄行きからの推定とはなります、悪しからず。 裏打ちの文様は薔薇の花に集う蝶々でしょうか、 地の黄緑色がとても優しく朗らかな印象の 同じくインドの別地域で得手とした手紡ぎ手織り木綿の朴訥とした生地に木版更紗が取り合わせられています。 そこへ額縁状に藍染木綿(番手の細やかな木綿)が当てがわれ、 表地と裏地の間に綿を敷き、絹糸によるステッチで補強と用のためのキルティングがなされています。 当時のオリジナル仕立てのまま伝わったもので、細やかなさざなみが美しい針仕事も見所の1つかと。 長い布生の間に、何らかの出来事が有った様で 数カ所に小穴が空いています (白い壁面にて愛でる分には目立ち難いかと思いますが捉え方には個人差もあるかことと思います)裏からの方が穴の箇所がわかりやすいため、画像13枚目に○印で示しました。 (穴の径は3-10mmほど、目立たぬその他の小穴に関しても見落としあるやも知れません。) その他、古いお品ですので擦れて中綿が覗いている箇所や染み、色移りなどが見受けられます。 手触りは非常に優しくそして軽やか。 是非この機に現物に触れていただきたいインド更紗です。 ------- ● インド更紗 地白ロータス•ペイズリー文様 / 18-19c 推定使用地 / ペルシャ(あるいはヨーロッパ) 表布: 製作地 /インド アンドラプラデシュ州 マスリバタム 18c-19c カラムカリ(手描き)+ 木版捺染、媒染、防染 天然染料 藍、茜、ウコン(または柘榴から媒染により黄色が出せたようです) 緑は藍との重ね染め 。。。 裏布: 製作地 /インド ラジャスタン州 サンガネール 19c中後期頃 手紡ぎ手織り木綿地(カディコットン)に 木版捺染 媒染および防染 染料は同上 約 W89 L146 cm (状態などは画像をよくよくご覧くださいませ、他に必要な画像がございましたらお申し付けください。) * 画像のお色味は 18枚目 が現物により近いかと思います 実店舗にて直接ご覧頂けます 。 。 。 なお、最終画像及び以下「 」内の解説キャプションは 製作年代および地域推定の参考資料として、画像の拝借及びキャプションの抜粋掲載をさせていただきました。 出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム内コレクションデータより ( https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/TI-181?locale=ja ) 「 キルティング敷物 メダイヨンペイズリー額型文様更紗 中央部分には花形をしたメダイヨン、その周囲にはペイズリーと称される先の尖った花束文、周囲には花唐草文様を、木綿地に木版の型で捺染した更紗です。文様はいずれも細密にあらわされ、18世紀におけるインド更紗の高度な技術をうかがわせます。 」 * 上記のお品と比べますと、今回ご紹介のお品は モチーフの簡素化(地紋や染めの箇所省略など)が見られることや、 その他の当店手持ちの染織資料と今までご縁をいただいたお品との比較での見解にてご案内させていただいております。(万が一、見解違いなどございましたらご教示いただけますと幸いです。) -------- (*1) 捺染 とは こちらのインド更紗は カラム と呼ばれる手描き用のペン と 木版 による 捺染技法 により文様が染め出されたものとなります。 地となる木綿はそのまま染料となる植物染料で文様を描いても定着せず水などで流れ落ちてしまうため、先ず初めにミロバランの実(タンニン酸)と水牛のミルク(動物性たんぱく質)を用いて下染処理を施します。 次の工程は天然染料染で染色を施すのですが、まだ直接紋様は描けません ここからは科学反応の世界です。 この場合ですと、インド茜を煮出した液に浸し染めした時に 黒 と 赤 の文様を残したい箇所 に先ずは 木版(およびカラム) でそれぞれを描き、それからようやくインド茜の染液で浸し染に入ります。 鉄塩 = 茜に反応して黒いラインとなっています 明礬(ミョウバン)= 茜に反応して赤い花文様となっています 浸し染することでインド茜の染料が媒染剤に反応し、それぞれ黒と赤に発色し定着します。 更に、青の文様は(藍染したく無い箇所)を先ずは全て刷毛又は木型などで蠟防染した後に藍液に浸す(あるいは藍をひく)のです。 (先ほど茜染して仕上がった箇所も全て伏せます。) それが終わったら蠟を取り除きます。 最後に、白い下地に残った茜の染料を、牛糞を溶かしたアンモニア成分の中で何度も洗う工程を経てそうしてようやく完成します。 ——— 参考文献 ——— 京都書院 世界の更紗 京都書院 インド染織美術 。 。 。 染織工程だけでも気の遠くなる作業の繰り返し、今の時代よりもっと緩やかでそして豊かな時間を感じます。 PS:これはインド更紗だけに限らないことなのですが、 私たちよりも永くこの世に在るものが、私たちと同じ人間の手によりそれぞれの生活様式の中、必要に応じて祈りや願い そして用と美しさと共に作り出されていたことが素晴らしいと思う次第です、 何より国も時代も宗教概念も超えて、根本で心が動くことが純粋に喜びの一つです。 ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #インド更紗 #indianchintz #カラムカリ #lotus #paisley
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インド更紗(Used in Europe)/ 楽園
¥50
SOLD OUT
☆ こちらはアンティークの1点ものとなります ☆ 秋晴れの空のように澄んだ藍と雑味の無い茜色 緻密に描き込まれた花びらを持つ花々が唐草に咲き ウサギは駆け、クジャクやおうむたちがさえずって居ます。 こちらの更紗は、当時インドでしか成し得なかった茜や藍の媒染技術を用い 世界各地の需要に沿ったデザインで作られ輸出されたもの。 図柄、そして裏打ちに用いられたヨーロッパ更紗や手縫いのステッチからも ヨーロッパ向けに作られて輸出され、そしてヨーロッパで仕立てられた更紗のように思います。 当時のオリジナル仕立てのままで、 表地と裏地の間に薄く綿が敷かれ、繊細なステッチでキルティングがなされ ヨーロッパ更紗が裏打ちに用いられています。 真ん中に鍋か薬缶でも置かれたのでしょうか? 丸い輪っか状の染みが残ります。(幸いにもロータス文様と重なった箇所、向かって左下の隅にも染みが見られます) 低湿低温のヨーロッパならでは 使用による染みはあるものの今日までこうして、 染料や布の状態が作られた当時に近い状態のまま残ってくれたのでしょうね。 是非現物に触れていただきたい 楽園 のようなインド更紗です。 ------- ● インド更紗(Used in Europe)/ 楽園 18c 木版捺染(黒い輪郭は木版、それ以外の部分は 手描き による染色かと思います。 約 W86× L129 cm * 小さな穴や裂けなど、補修されている箇所も有ります、 また、使用と経年による染みが残ります。 ** 上部3箇所に、ヨーロッパ更紗のハギレを縫い留めてございます。(壁面に飾られる折にピンを刺していただけますがご不要でしたらお外しいたします) *** 最終画像は 発行:株式会社 平凡社 別冊太陽 「 アジア•アフリカの古布 」P 94,95 より ヨーロッパ向けに輸出された類似のインド更紗を参考画像(及び見解)として掲載•引用させていただきました。 ------- 梱包後の配送サイズは 60 となります。 ◉ 配送料はご購入者様にご負担いただいております。 配送方法(=お受け取り方法)のご希望に応じて、 ● FUCHISO実店舗 ご来店受け取り¥0(7営業日以内にご来店が可能な方のみ) 営業日程は最新のBlogページにてご確認頂けます → https://fuchiso.base.shop/blog あるいは、 個々のお品物に事前に設定してございます ● ¥有償送料(実費分お見積もり額 差額が発生してもご返金も追加徴収も致しません) より、ご注文時にご希望の 配送方法 をご自身でお選び願います。 * BASE規定上、配送料は 着払い での発送が出来かねますため、ご注文時に併せまして前払いにて当店にてお預かりをさせていただく形となります、ご了承頂けますと幸いです。 ------- #インド更紗 #indianchintzs #カラムカリ
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● インド更紗 地白苺手 / 袋物 - 紙入れ
¥29,700
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便 コンパクト サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 発色(定着)のし難い 木綿 に赤をはじめとした 媒染(*1) による紋様染の技法をいち早く見出し世界中を魅了した染織裂 インド更紗 こちらはヨーロッパ諸国による東インド会社統治時代(〜1833)に 日本を含む世界各国の好みのモチーフで染められ輸出向けにと作られたインド更紗の一部と思しき古裂が用いられたお品。 苺手(いちごで) と呼ばれる小花の連続紋様が細番手の木綿に木版捺染された更紗です。(木版型の目跡を追うのもまたたのしみのひとつ) → 画像10枚目は同手の紋様の更紗(こちらよりももうひと世代前の17-18c)を参考図版としてお借りしております(2008年開催/古渡り更紗 : 五島美術館展覧会図録より) 日本で政府による初の全国共通の 紙幣 が発行された慶応4年(1868)明治時代以降、 こうした 紙入れ と呼ばれる作りの袋物が 袋物商により取り合わせられた素材(日本、諸国問わずに当時憧れだったろう希少素材)を用い、袋物師の手で仕立てられ、今に残ります。 こちらはおそらくそのサイズ感と作りから、 紙幣も入れられかつ、身だしなみのための小物(や嗜好品)などの用にと仕立てられた袋物。 (面取りされた手鏡が縫い留められています) 当時の使い手、相当お気に召していたようで布地の全体に使用と経年による古色、 隅の数箇所には擦れなども見受けられますが、(ここは個人差があるかと思いますが)まだまだ実用に耐えうるものと思います。 前金具が損なわれておりましたため、こちらの更紗に雰囲気の合う前金具を探されるか あるいは帯留めなどを転用し、見立ての前金具を縫い付けられても素敵かと思います。 * 前金具が取り外された折に、仕立ての接着が一部剥がれております(それによる表地へのダメージは見られませんのでご安心ください)こちらで付けてしまうとこの先、前金具を取り付ける際にまた剥がさねばならないと思いそのまま(剥がれたまま)にしてございます。 次なる担い手の方好みの取り合わせを、お愉しみいただける方に。 -------- ● インド更紗 地白苺手 / 袋物 - 紙入れ 表布 インド 19c(初頭から中頃) 木版捺染更紗 天然染料 藍(元々薄い浅葱色だったようです)、茜 お仕立ては日本 スナップボタン開閉(凸の箇所の更紗の用い方に袋師の美意識を感じました) 裏布は絹(塩瀬) (仕立てには一部(スナップボタンの箇所)はミシンが用いられています=おそらく明治後期-大正時代 19c末-20c初頭ごろ) 約 W21.3 D14 H2 cm (状態などは画像をよくよくご覧くださいませ、他に必要な画像がございましたらお申し付けください。) * 画像のお色味は 1-5 が現物により近いかと思います 実店舗にて直接ご覧頂けます -------- (*1) 捺染 とは こちらのインド更紗は 木版捺染 と呼ばれる技法により文様が染め出されたものとなります。 地となる木綿はそのまま染料となる植物染料で文様を描いても定着せず水などで流れ落ちてしまうため、先ず初めにミロバランの実(タンニン酸)と水牛のミルク(動物性たんぱく質)を用いて下染処理を施します。 次の工程は天然染料染で染色を施すのですが、まだ直接紋様は描けません ここからは科学反応の世界です。 この場合ですと、インド茜を煮出した液に浸し染めした時に 黒 と 赤 の文様を残したい箇所 に先ずは 木版(あるいは金型)でそれぞれを押し描き、それからようやくインド茜の染液で浸し染に入ります。 鉄塩 = 茜に反応して黒いラインとなっています 明礬(ミョウバン)= 茜に反応して赤い花文様となっています 浸し染することでインド茜の染料が媒染剤に反応し、それぞれ黒と赤に発色し定着します。 更に、青の文様は(藍染したく無い箇所)を先ずは全て刷毛又は木型などで蠟防染した後に藍液に浸す(あるいは藍をひく)のです。 (先ほど茜染して仕上がった箇所も全て伏せます。) それが終わったら蠟を取り除きます。 最後に、白い下地に残った茜の染料を、牛糞を溶かしたアンモニア成分の中で何度も洗う工程を経てそうしてようやく完成します。 ——— 参考文献 ——— 五島美術館展覧会図録 古渡り更紗 京都書院 世界の更紗 染織工程だけでも気の遠くなる作業の繰り返し、今の時代よりもっと緩やかでそして豊かな時間を感じます。 PS:これはインド更紗だけに限らないことなのですが、 私たちよりも永くこの世に在るものが、私たちと同じ人間の手によりそれぞれの生活様式の中、必要に応じて祈りや願い そして用と美しさとと共に作り出されていたことが素晴らしいと思う次第です、 何より国も時代も宗教概念も超えて、根本で心が動くことが純粋に喜びの一つです。 ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #インド更紗 #indianchintz
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● インド更紗 立木紋様 部分 / 袋物 - 小物入れ
¥25,300
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便 コンパクト サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 発色(定着)のし難い 木綿 に赤をはじめとした 媒染(*1) による紋様染の技法をいち早く見出し世界中を魅了した染織裂 インド更紗 こちらはヨーロッパ諸国による東インド会社統治時代(〜1833)に 日本を含む世界各国の好みのモチーフで染められ輸出向けにと作られたインド更紗の一部と思しき古裂が用いられたお品。 作行きが小さなお品ですので断定は出来かねますが こちらのお品に残る図柄から、元々は参考図版のように絵画的な大きな更紗だったことが伺い知れます、ご参考までに。→ 画像9.10枚目、同手の文様を持つ更紗(18-19c )を参考図版としてお借りしております(2014年開催/生命の樹 再生する命 : 女子美染織コレクション展 図録より) ○で囲った箇所がこちらの小物入れに用いられていると察しておりますがいかに。 ちなみに壺文様は豊穣の願いが込められたモチーフだそう。 明治時代(1868)に入り、衣服の洋装化にともない こうした 紙入れ と呼ばれる作りの袋物が 袋物商により取り合わせられた素材(日本、諸国問わずに当時憧れだったろう希少素材)を用い、袋物師の手で仕立てられ、今に残ります。(滅多に出会えませんが) こちらは、身だしなみのための面取りされた手鏡が添えられて、 蛇腹状のポケットにはおそらく櫛や楊枝などの小物を入れたかと察します。 裏表と贅沢に(そしてそれぞれの見どころある)手描きインド更紗の魅力をたたえつつ、 まだ用に耐えうる良好な保存状態が嬉しいお品です。 -------- ● インド更紗 立木紋様 部分 / 袋物 - 小物入れ 表•裏布 インド (推定)18c末-19c初頭 手描き捺染更紗 天然染料 藍、茜 お仕立ては日本(明治後期-大正時代 19c末-20c初頭ごろ) 内側の一部には竹皮が用いられています=防水のためでしょうか こはぜ開閉(べっ甲) 約 W13 D5 H1 cm (状態などは画像をよくよくご覧くださいませ、他に必要な画像がございましたらお申し付けください。) 実店舗にて直接ご覧頂けます -------- (*1) 捺染 とは こちらのインド更紗はカラム(ペン)による 手描き捺染 と呼ばれる技法で文様が染め出されたものとなります。 地となる木綿はそのまま染料となる植物染料で文様を描いても定着せず水などで流れ落ちてしまうため、先ず初めにミロバランの実(タンニン酸)と水牛のミルク(動物性たんぱく質)を用いて下染処理を施します。 次の工程は天然染料染で染色を施すのですが、まだ直接紋様は描けません ここからは科学反応の世界です。 この場合ですと、インド茜を煮出した液に浸し染めした時に 黒 と 赤 の文様を残したい箇所 に先ずはそれぞれの図柄を手描きして、それからようやくインド茜の染液で浸し染に入ります。 鉄塩 = 茜に反応して黒いラインとなっています 明礬(ミョウバン)= 茜に反応して赤い花文様となっています 浸し染することでインド茜の染料が媒染剤に反応し、それぞれ黒と赤に発色し定着します。 更に、青の文様は(藍染したく無い箇所)を先ずは全て刷毛又は木型などで蠟防染した後に藍液に浸す(あるいは藍をひく)のです。 (先ほど茜染して仕上がった箇所も全て伏せます。) それが終わったら蠟を取り除きます。 最後に、白い下地に残った茜の染料を、牛糞を溶かしたアンモニア成分の中で何度も洗う工程を経てそうしてようやく完成します。 ——— 参考文献 ——— 五島美術館展覧会図録 古渡り更紗 京都書院 世界の更紗 染織工程だけでも気の遠くなる作業の繰り返し、今の時代よりもっと緩やかでそして豊かな時間を感じます。 PS:これはインド更紗だけに限らないことなのですが、 私たちよりも永くこの世に在るものが、私たちと同じ人間の手によりそれぞれの生活様式の中、必要に応じて祈りや願い そして用と美しさとと共に作り出されていたことが素晴らしいと思う次第です、 何より国も時代も宗教概念も超えて、根本で心が動くことが純粋に喜びの一つです。 * This item cannot be shipped overseas (because the clasp is tortoiseshell) ---------- #インド更紗 #indianchintz
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小さき丸石神 / ○
¥33,000
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 過日の6月の満月は 雨雲の向こうだったけれど そのかわり 丸石神に出会えました 小さき丸石神さま 掌サイズの2体です ⚫️○ —— 最終画像の2枚は 丸石神=庶民のなかに生きる神のかたち | 木耳社 発行 / 中沢厚 編著 祀られる様子が伺い知れる画像を上記書籍よりお借りしております ======================= 小さき丸石神 / ○ 甲州地方 集合画像11,12枚目 右:やや扁平で真円の局面も持つ丸石神(茶色味を帯びた方) ± W 7.6 D 7.3 H 5.6 cm • 丸石神信仰は 村の辻や橋のたもとなど 邪気や厄災除けの願いと共に祀られて 彼の地の民を見守って来た道祖神信仰のひとつ 大地から生まれた丸石に 宿る力を信じた民の祈りの形 丸石神の姿を見ていると 時にその作為無い形有るものに 心の依所を求めたくなる感覚を覚えます • (実店舗にてご覧頂けます) -------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #丸石神 #道祖神 #民間信仰
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小さき丸石神 / ⚫️
¥50
SOLD OUT
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 過日の6月の満月は 雨雲の向こうだったけれど そのかわり 丸石神に出会えました 小さき丸石神さま 掌サイズの2体です ⚫️○ —— 最終画像の2枚は 丸石神=庶民のなかに生きる神のかたち | 木耳社 発行 / 中沢厚 編著 祀られる様子が伺い知れる画像を上記書籍よりお借りしております ======================= 小さき丸石神 / ⚫️ 甲州地方 集合画像14,15枚目 左側 やや有機的な卵型に近い丸石神(グレー系の方) ± W 7.2 D 6.3 H 6.4 cm • 丸石神信仰は 村の辻や橋のたもとなど 邪気や厄災除けの願いと共に祀られて 彼の地の民を見守って来た道祖神信仰のひとつ 大地から生まれた丸石に 宿る力を信じた民の祈りの形 丸石神の姿を見ていると 時にその作為無い形有るものに 心の依所を求めたくなる感覚を覚えます • (実店舗にてご覧頂けます) -------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #丸石神 #道祖神 #民間信仰
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一石五輪塔(見立て地輪)/ 16-17c頃
¥55,000
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 重さが有るためひとつ上の 宅急便80サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 雨降って地固まる 随分前に地輪の部分が削り取られたと思しき一石五輪塔 民の祈りの形を伝える石彫品としての魅力を感じ、手に取りました。 平安後期に建設が始まったとされる五輪塔、 中世の頃は寺院や共同墓地のための大型の石彫品が各地に残ります。 またこの頃より全国、庶民へと浸透していった極楽浄土への畏敬の念と共に 近世に近づく頃(室町時代)には小型の一石造りの形 一石五輪塔 が現れ (時に別の場所で作られ運搬もされたようです) 現代の墓石様式へと代わる江戸中期ごろまで作られた、日本特有の祈りの形。 こちらのお品物は 風輪 ह と火輪 र に梵字(らしき文字が)薄らと確認出来ます(画像2,3) また丹の名残りでしょうか火輪の一部に塗料でしょうか残っています(画像14) 地輪があった頃の元の姿を想像しておりましたところふと 手持ちの枕木(もう随分前に佇まいとサイズ感に惹かれて求めてあった新潟の海で採取されたと言う流木)と目が合いました ❗️(シンデレラフィット) と言うわけで最初の画像には敬意をもって地輪に見立てた流木とともに 撮影してみましたがいかに (水輪の中ほどから下(地輪)は地中に埋めて安置された地もあったようです、このままの今の姿が自然かとも思います。ご購入者さまが必要であれば地輪に見立てた流木を添えさせていただきますし、ご不要でしたら石塔のみのお渡しとさせていただきます。(価格には流木分が含まれておりますのでその場合はお値引きし販売します) * オンラインでのご注文の折には(メッセージ欄より)ご不要の場合はその旨お書き添えくださいませ、*クレジットカード決済をご選択いただきますと、ご購入後のお値引きが可能です。**その他のお支払い方法ではご注文後の価格変更がシステム上出来かねます、ご留意くださいませ。) (もっとミニマルな、例えばアルマイトですとかステンレス、アクリルなどでも素敵かと思います。) 五輪塔についてはこちらを参照しました → https://ja.wikipedia.org/wiki/五輪塔 ======================= ⚫︎ 一石五輪塔(見立て地輪)/ 16-17c頃 室町〜江戸初頭頃 おそらく安山岩 拡大画像8.11枚目 (見解が違っておりましたらご教示いただけますと幸いです) 石塔部分 W11 D10 H22.5 cm 見立て地輪 W11.5 D11 H13.5 cm *若干かしいでいるため小石を挟むと安定しました(小石はお付けします) • 大地から生まれた太古の石に 民が鎮魂の祈りを彫り のちに削り 後世に生を受けた民(自身)もまた 心鎮められたお品です • (実店舗にてご覧頂けます) -------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #一石五輪塔 #仏教美術
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祭礼用貨幣(アンクレット) / Mbole族
¥66,000
→なぜかしら、画像のアップロードが全く出来ません。。 整いましたらまた画像を追って掲載します(当店Instagram fuchiso_ の方では少し画像をご覧いただけます)→→ 整いました! ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便80サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 中央アフリカのコンゴ共和国に住んだ Mbole(ムボレ)族の銅製祭礼具(=貨幣)を。 婚礼の儀式などで ステイタスの象徴と装飾とを兼ねて アンクレットとして用いるために作られたもの。 過去に色々なサイズ感のものに幾つか出会いましたが こちらはその中でも大ぶりでずっしりと肉厚なタイプ(厚さ4 - 5mmほど) 鍛造により作られているため、打ち出した折の槌目と 使用と経年による古色が景色となって残ります。 何よりもその美しいフォルムに心惹かれて、かねてより追い求めているお品物の1つ。 本来の祭礼具の役割を終えた今は、 角度によって見えてくるさまざまな表情をお愉しみいただく彫刻品として、 時には古木や大地に見立て、四季折々の植物をいけても 中心部は空洞となりますので おとし が入れ易いのも◎ 赤道周辺の川沿いの森に精霊信仰のもと、 身の回りの自然と共に生き(農業や漁を営み) 布を織り金属を鍛え、 自給自足で暮らしたアフリカの民による手工芸です。 * 鍛造(打ち出し)技法の宿命とも言える事柄ですが、製作過程に入ったと思しきヒビの有る箇所(それを古い時代に補修した跡形)や、時に打ち出し過ぎて小穴が開いているところもございます。 いずれも強度的、彫刻品としての魅力には影響は無さそうですが(捉え方には個人差もあることですし)画像にてご参照くださいませ。 ーーーーー ● 祭礼用貨幣(アンクレット) / Mbole コンゴ 20c初頭から中頃 銅製(鍛造) 最大部 ± W21 D19.5 H14 cm (実店舗にてご覧頂けます) -------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #AfricanArt
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常花 / 蓮の葉
¥50
SOLD OUT
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便100サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 泥の中に根を張り 泥にけがされることなく美しい花を咲かせる蓮の花 蕾となり花開き 散る花びらをも受け止めて 真っ直ぐ大きく広がり水を弾きながら その花の最後の時まで見守る 凛とした蓮の葉 常花と呼ばれる法具で 智慧や慈悲の想いを重ねて作られた 枯れない花 水を隔ててしか眺めることの出来ぬ姿に 浮世離れさをより感じさせるのでしょうか 葉の部分に重みが有るため 花器にある程度重量が無いと倒れてしまいますがそこは工夫次第 棚や敷板の上に直置きしたりまたはテグスを結びつけて壁面に吊るしても○ かつての仏師が作り出した 強くしなやかな葉と葉脈のライン どこまでも柔らかな表現力 いつの時も変わらぬ人の想いに心惹かれて手に取りました -------- ● 常花 / 蓮の葉 江戸期 木彫 | 胡粉, 漆,金泥 葉部分約 W22.5 D11.5 H6 cm 全長約45.5 cm * 一部に古い時代の欠け、彩色の剥離等が見られます。 茎と葉の付け根に経年による隙間が有ります(外れはしませんが少しだけカタツキがあります) 画像を良くご覧頂きご検討いただけますと幸いです。 (実店舗にてご覧頂けます) -------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #常花 #LOTUS
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苔地蔵
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便80サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ お顔は摩滅して穏やかな表情に 両手で宝珠(全ての願いをかなえるとされる地蔵菩薩の持物)を抱えた地蔵菩薩座像(お地蔵さま)の石仏に出会いました 明治期初頭に神仏分離令から派生した廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響でしょうか 右側面の損なわれた箇所を覆うように苔が宿っています 東京の山間部 奥多摩地方の方から分けていただいたもの その方が多くを語ろうとはしなかったためそれ以前の来歴は分かりかねますが いづれ情報も医療も少ない頃 民の心の拠り所で有ったろう祈りの形です 石の質がこのお地蔵様が生まれた地の手掛かりのひとつになるのかしらと 拡大画像13枚目も残しておきます https://ja.wikipedia.org/wiki/地蔵菩薩 (画像10-12は水に濡らした状態で撮影しています *敷皿は付属しません悪しからず) ---------- ● 苔地蔵 明治期以前(推定は文中をご参照くださいませ) ± W17 D10 H24 cm ___ ※ (苔も生き物です、私は時々緑の指が働かなくなります。。掲載時と違う様子になったらごめんなさい=もしも枯らしてしまったらごめんなさい。どなたか緑の指を持つ方に見つけていただけますようにと願いながら日々保湿しております。) ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #石仏 #民間仏 #民間信仰 #民衆仏
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緑釉小壺 / 18-19c 仏
¥33,000
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 必要最低限に掛けられた緑釉 補強と注ぐための用を兼ねた持ち手 美しいフォルム 小振りながら豊かな大地の恵を纏い 永きにわたり民の食卓にあったろうその佇まいに心惹かれて手に取りました。 分けていただいた方から ラ・シャペル・デ・ポ(La Chapelle-des-Pots) という地(幾つか有るフランスの古窯の1つ)で作られたお品とお聞きしました。 (フランス南西部のシャラント・マリティーム県の中央東、旧サントンジュ州にあるコミューンです。 ラ・シャペル・デ・ポは、陶芸家が8世紀以上にわたって陶器を作る村です。多くの森、小川、地元の粘土が陶器の創造を可能にしました。) ()内は Wikipedia La Chapelle-des-Pots より引用 調べましたら、葡萄畑も多くワインやコニャックの作られた地でも有るようです。 この小ささはもしかしてコニャックボトル? はたまたワインビネガー容れかしら どんなお家に居たのかしら と想像が膨らみます。 野の花が良く似合います 水が張れますので現代のしつらいでは 季花を愛でる器としても○ ---------- ● 緑釉小壺 仏 南西部 ラ・シャペル・デ・ポ 18-19c 陶土 緑釉 ± W14.2 D11.8 H14.5cm ___ ※ 使用と経年による欠けや釉薬の剥落が見られます。 ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #西洋民藝 #フランス古陶 #フランスアンティーク
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12角 黄釉大皿 / 19c デュルフィ窯(dieulefit)
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便100サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 遠く離れた地で生まれ使われ来た器 なのに懐かしいのはなぜ おおらかな佇まいと貫入の景色に見惚れて分けていただきました 四季折々の自然の実りを食の和洋を問わず受け止めてくれそうです 例えば今の季節ならば山菜の天ぷら 夏にはもぎたてのフルーツなどなど ---------- ● 12角形 黄釉大皿 南仏 デュルフィ窯(dieulefit) 19c頃 陶土 ± W40.3 D23 H7cm (縦横の比率が◎=長さは有りますが奥行きが浅い形で収納に困り難い)もちろん卓上で愛でつつパンや果物のサーブに) ___ ※ 長く暮らしの中で用いられて来た器です、使用と経年による欠け、ニュウ、パティナが見られます。 (ニュウ→両端部分のヒビ 使用に差し支えない程度とは思いますが個人差のあることです。ご希望でしたら別途有償とはなりますが金継ぎ(漆継ぎ)のお手配も差し上げております。) 12角=dodecagon(ドデカゴン) ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #西洋民藝 #南仏古陶 #フランスアンティーク
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祭礼用刺繍布 / チャクラ
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ チャクラ と呼ばれる祭礼布のご紹介です、 朴訥さと力強さを感じる刺繍に心躍り手に取りました。 地布には、ドーティ(腰巻布)に用いられたと思しき無染色の木綿布が2-3枚ほど継ぎ当てられて 慎ましやかながら祝いのためにとなるべく状態の良い箇所を再利用し作られた事がうかがい知れます。 刺し糸には、大地からの賜り物の自然染料 赤、黄、藍、緑、黒(黒は一部鉄媒染の宿命自然に還っている(剥落している)部分も)で染め分けた カダールと呼ばれる素朴で力強さを持った手紡ぎ木綿糸が豊かに用いられています。 ダーニングとヘリンボーンステッチを用い地布を埋め尽くすように(時に効果的に地の白色が生かされつつ)描くように針が運ばれています。 糸は生活の中少しづつ紡ぎ染めて揃えたためでしょうか、先染め糸ならでは1つの色糸の中に 濃ゆく染まった箇所と薄い箇所があり、意図せず刺繍に絵画的な陰影をもたらしていて美しさにもなっています。(キリムでいうアブラーシュのような) かねてより追い求めて来ました、近郊のパンジャーブ州の染織裂 フルカリ にも見られる工夫と同様に、 同じ色糸を視覚的に別の色糸として見せるための工夫でしょうか、縦 横 と縫いの向きを変えて有る箇所も。 (+ちなみに、フルカリの起源を以前辿っておりましたら インド北西部に住む民族によって伝えられた とする一説も見られましたが関係性はいかに。) モチーフに目を向けてみます 9つある八芒星 (焦点を変えると邪視避けの十字にも見えてきますが。。) その1つ1つを目で追いかけると縫いの方向を 縦 横 と縫いの方向を違えてある箇所がわかります。 仕切りは小花の連続文(或いはチェッカーボードパターン)そして鋸歯文がぐるりと豊穣を願う気持ちに溢れています。 そしてもう1つこの布が教えてくれること。 周りを縁取るのは、銅板捺染のヨーロッパ更紗(19c中頃)がぐるり、刺繍の赤緑黄色と同色系の裂を用いているあたり作り手の民のこだわりを感じます。 かつてインドを統治していた(おそらく)イギリスにて、インド更紗に憧れて作られそして運ばれたヨーロッパ更紗がこの地域にも流入していたことが窺い知れるのです。 イスラム美術特有、幾何学紋の表現 そして完璧なものを人間が作り出すこと(=神への冒涜)を避けるためでしょうか モチーフのあちらこちらに未完成な箇所や色の配置を変えて有る箇所が見られます。 (何のことはない、ただのうっかりさんの場合もございます、それもまた民の手工芸の醍醐味ですね。) その針仕事には大地と共に生きた民の想いや願い、そして当時の時代背景が投影されていました。 チャクラ(chkla)| 四角形の刺繍布で、花嫁は持参品、主に新居で用いるキルトやその他の布製品、衣装を包んで嫁いで行きます。 嫁ぎ先へ着くと、チャクラは吉祥の象徴として、花嫁花婿の寝室の壁に掛けられます。( 畠中光享コレクション インド染織美術 / 京都書院 より抜粋) ---------- ● 祭礼用刺繍布 / チャクラ インド北西部(或いはパキスタン南部) グジャラート州 カッチ地方、サウラーシュトラ州 サウラーシュトラ地方(或いはシンド州周辺) *カッチとサウラーシュトラの刺繍は18c頃にシンドから来た回教徒(イスラム教徒)の行者によりもたらされた技術とされています 19c末〜20c初頭頃 木綿地に手紡ぎ木綿刺繍(天然染料 先染糸)+縁取りはヨーロッパ更紗 ± W55-57 L52-56 cm(布の4隅にループ状の紐が付いています) ___ * 材質、染料、技法などの詳細は上記の見解文章をご参照いただけますと幸いです。 (違っていましたら是非ご教示くださいませ!) ** 古裂ですので使用や経年によるスレや染みなどがみられる箇所もございます。 画像と見解をご覧頂いた上で、ご不明点がありましたら先ずはお問合せ頂けますと幸いです。 ※本来の用途が身に纏う布では無いこと、またこの時代の染料は色止めがなされていない場合が多いため、お洗濯はされない方が吉。 ---------- ★ ご注文時、配送料金のご選択間違いが増えております。 ( 配送 をご希望の場合には 有償 送料をご選択の上ご注文くださいませ ) 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 → 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ☆ If you wish to ship overseas, the shipping fee will differ depending on the country. Please contact us first. ---------- #indianantiquetextiles #インドアンティークテキスタイル #インド染色美術 #fuchiso_ #fuchiso
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ケースボトル / 花緑青
¥50
SOLD OUT
★ 当店のお品物は古い1点ものとなります。 その為、タイミングによっては実店舗にて ご売約済み となる場合もございます事をあらかじめご理解頂けますと幸いです。 ★★ 配送料は各お品に実費分にて設定してございます、実店舗での 直接のお渡し をご希望される方以外は、設定済みの有償送料をご選択の上ご注文の程、よろしくお願い申し上げます。(システム上着払い発送は出来かねまして、送料もご注文時に併せて決済頂いて居ります。) -------- 何と言っても印象的なのはその色、花緑青のガラスボトル。 内包物、型吹ガラス特有のうねり、全体的に細かい気泡 と共にボトル内部に保存されていたであろう内容物の跡が残ります。 かつての使い手は何に見立てていたのでしょうか。 ● ケースボトル / 花緑青 18c オランダ 約 ± WD10.5 × H30.5 cm (共箱 : 13.5 × 35) * 口縁の保護、容器としての実用の為に取り付けられた錫製の口もしっかり残って居ます。(蓋は損なわれてしまうことが多い、さすが箱入り娘。) 画像10枚目の箱が付属します。 17c中頃、オランダで当初薬品として精製された ジン(jenever)は、 アジア圏などでは解熱剤として医療に役立てられたそう。 西欧諸国では飲料用としても需要を博したようで、その国内外への運搬の為に作り使われたのが 後に伝わる ケースボトル や ケルデル瓶 と呼ばれるジンボトルとなります。 そのケースボトルの中でも初期のタイプがこちらのフォルムとなります。 この他にこちらの ジンボトル もございます → https://fuchiso.base.shop/items/72272423?from=widget よろしければご覧ください。 ------ #ジンボトル #ケースボトル #ケルデル瓶 #アンティークガラスボトル #Blown grass gin Case Bottle
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風袋 / 19c 日本
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は レターパックライト にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 革のように育った柿渋紙の表情に心惹かれて手に取りました 墨書きが有りました 風袋(ふうたい)と有ります そして江戸から明治にかけて福島県と並び養蚕で栄えた信濃国の地名が見られます 大切なお蚕様の命を育む桑の生産に向いた地(千曲川からくる強風が桑の生育を阻む虫を寄せ付けぬために豊かに桑が実ったなど諸説あるようです) 本来は秤で繭の重さを測る折に画像1枚目のように用いられた道具だそうで 紐を和紙で両側から挟み込み柿渋で補強されて居ます 秤棒に掛けるための紐が真綿を乗せた時には持ち手にもなり 重みで和紙がたわんで袋になる(&支えとなる)仕組み 使わぬ時には折り畳んでスマートに収納が叶う これはグッドデザインです 紐には確かに真綿が残っていました 実用を終えた今はほんの少し前の日本のゆったり流れゆく時間と習俗とを映すオブジェとして 風 の付くお品を見るとついつい他人事とは思えないFUCHISO(風知草)でした 。。。。。 ● 風袋 / 19c 日本 信濃国 東筑摩郡 長畝村(現 塩尻市) 明治時代(19c中頃から20c初頭) 材質:和紙に柿渋/自然繊維の紐 およそ W47 L48.3 cm * 傷みの残る箇所(中央部)もありますがこの道具の生きた時間と働いてきた証と捉えて頂ける方に。 (画像にてよくよくご確認くださいませ、実店舗でもご覧いただけます。) -------- #古民具 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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浮標 / 19c 日本
¥50
SOLD OUT
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便120サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 命を育みそして還る場所 海(川や湖かも)の古民具 プリミティブアートのような佇まいの 浮き(フロート、ブイ) に出会いました 魚に無理な負担なく命をいただいていた時代の漁具 浮き子は良く乾燥させた 杉 を手で削り出し焼くことで防腐の工夫を(わずかにベンガラ色の彩色が残る箇所も、作られた当初はベンガラ仕上げでさらに防腐加工を重ねて居たのでしょうか。) (海無し県民(私)には定置網か投網かなどさっぱり分かりかねますが一目惚れでした そして例によって大きめ L2m超え) おそらく近畿地方で用いられていたもの とは譲っていただいた方からの情報として 実用を終えた今はほんの少し前の日本のゆったり流れゆく時間と習俗とを映すオブジェに (壁の材質にもよりますがプッシュピン1本で壁から下げられる重さです アバウトですみません) 。。。。。 ● 浮標 / 19c 日本 近畿地方 明治時代(19c中頃から20c初頭) 材質:焼き杉(&麻苧の縄) およそ W25 L206 cm (画像のように壁面に吊るした状態で測っています) 浮き子ひと玉 小さなものでφ3〜大きな浮き子でφ7cm ほど * 傷みの残る箇所もありますがこの道具の生きた時間と働いてきた証と捉えて頂ける方に。 (画像にてよくよくご確認くださいませ、実店舗でもご覧いただけます。) -------- #古民具 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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ツイストモールガラス カラフェ / スウェーデン 19c初頭
¥38,500
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便80サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 生まれた地のキンと澄み切った空気感をまとったかのような ツイストモールガラスのカラフェ のご紹介を。 日常の用に沿った健やかなフォルム、 迷いなく吹かれたであろうねじりガラスの表情と 光を受けて映し出される影までも その佇まいに心掴まれ手に取ったお品。 本来の用に沿ってカラフェとしてもお使いいただけますし、 四季折々を愛でる見立ての花器にも○ しつらいの和洋を問わぬアンティークガラス工芸です。 (長らく手元に居りました、この機に更にお値段見直しご紹介申し上げます。) ● ツイストモールガラス カラフェ スウェーデン 19c初頭ごろ ± 口φ 4.8 (φ 胴部 12.5) 底φ 9.5 × H 22.5 cm * 落ち切らぬ汚れや多少のスレはありますが、このボトルが日常の中で用いられてきた証と捉えて頂ける方に。 * * 画像は自然光で撮影しています、ワイヤー作品は付属しません、実寸よりも1つ上のサイズで梱包予定です。 -------- #アンティークガラス #北欧アンティーク #見立て 花器 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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教会のキャンドルグラス / 19c フランス
¥5,500
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 1客でも7客でも 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ かつてフランスの教会で 人々が祈りを捧げる度に 灯されたキャンドルグラス(ホルダー) まだ人の手を介した 吹き型ガラスで作られていた頃の。 用に沿って手に馴染み持ち易いサイズ感 その肌には型のラインや形成時の跡形が バリや肌のささくれなどとして残り フォルムやサイズ感もそれぞれに異なって 作り手の民の気質と人の手仕事の気配をたたえた 19cのフランスの手工芸品です。 所々に見られる気泡やガラスのうねりも魅力的。(影までも美しいのです) 毎日のお水はもちろんのこと、 サイズ感によっては、日本酒やワインなど 見立ての酒器にされても○ それぞれの個性はno.毎の商品画像と下記にてご参照くださいませ。 * キャンドルホルダーとは言えこの時代、まだまだ耐熱ガラスではないと思います。 また一般的なガラス製品と同様、急激な温度変化は不得手です。 (お手入れの折、熱湯のご使用は割れる原因のひとつとなるため避けて頂いた方が吉。) 。。。。。 以下 画像と照らし合わせてご検討下さいませ *a.c.d.f.gはご売約済みとなりました a→g 小→大 となります ± 口Φ (底Φ) × H cm - メモ a 青 , 6.5 ( 4.8 ) 6.3 - 小降りなので日本酒にも⚪︎透明と対で揃えたい方には b.がバランス的に⚪︎です b, 6.4 ( 4.7 ) 6.5 - 口ベリに黒い内包物が残っています *c, 6.6 ( 4.5 ) 7.1 *d, 6.7 ( 4.5 ) 7.2 - 底にホツ有り画像内の説明をご参照くださいませ このひとだけほんのり薄ピンク色 e, 6.9 ( 5 ) 7.3 *f, 6.9 ( 4.8 ) 7.4 *g 青, 6.7 ( 4.8 ) 7.6 - 透明と対で揃えたい方には f.がバランス的に⚪︎です 画像は自然光で撮影しています。 -------- #アンティークガラス #フランスアンティーク #見立て #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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アンティークポジャギ / no.19(モシ)
¥68,200
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⚠︎ 梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております こちらのお品は 宅急便60サイズ にて発送させていただきます。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) その他詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 陶磁器やガラスよりもはるかに儚い染織工芸より、 朝鮮王朝時代のポジャギをご紹介してまいります。 こちらは主に夏服に用いられることが多かったとされる モシ(=苧麻) でチマチョゴリなどを仕立てた折に出たハギレや、 あるいは着古した衣服の反故布などが縫い合わされたポジャギとなります。 極寒の地ゆえ木綿が育たず、そして当時の教え(儒教=質素倹約と質実剛健が美徳とされた)も手伝って 朝鮮王朝時代の庶民は麻(苧麻と大麻で春夏と秋冬服を分けたくらいの麻オンリー)のみを纏った彼の地の服飾事情。 色味にも統制があり、庶民は無染色の生成りあるいは白、色のあるものは祭礼時にのみ許されたそうです。 厳しい統制下、女性たちは針仕事をすることで自らと向き合う時間を得て、 きっと心鎮まる(時に心踊る)時間を過ごしたことと察しています。 本来の 包む という用を離れて、光に透かすと、接ぎ合わせの重なりの箇所がくっきりと浮き出て ステンドグラスのような陰影が生まれるところもポジャギをしつらいに取り入れたり、アートとして愛でる際の魅力の一つかと思います。 光を取り入れる方法としまして、屋内の直射日光の当たらぬ場所で 間仕切り 的に吊るし透け感を。 または、少し壁から浮かせて吊るし、背面からスポットライトを当てる、など。 *染を施した生地が用いられているポジャギは直射日光に長時間晒されるようなご使用は染料の退色を招きますのでご留意くださいませ。 穴が空いたらまた繕えば良いのです、布ですもの。 たのしみながら育まれてください。 。。。。。 ● アンティークポジャギ / no.19 シンプルなパターンの接ぎ合わせながら 配されたピンクの濃淡の端切れと布目に軽やかさとリズムが感じられて、 作り手が晴れやかな心持ちで縫い進めたであろう印象を受けたポジャギ。 (ピンク3種 おそらく紅花などの天然染料、無染色の生成り2種、晒した真っ白などが用いられています。) 朝鮮王朝末期(19c末-20c初頭頃) 材質:モシ(手績みの苧麻) 四隅の紐抑えと紐、縁取りも モシ が使用されています、紐のみミシンで縫われているので後の時代に用に沿って取り付けられたのやもしれません。(あるいは当時最先端のミシンを用いられる環境の民によるものでしょうかー) 寸法 約 W78〜79 L75.5〜79 cm * 小さな穴やスレ、傷み、染みの残る箇所もありますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。 (染みに関しましては光に透かして吊るすと気にならない程度かとは思いますが、個人差のある事ですので画像にてよくよくご確認くださいませ。実店舗でもご覧いただけます。) 画像1 - 9 枚目は自然光で透かして撮影しています、 10 - 16 枚目は、こげ茶色の板の間を背景に自然光で撮影したお色味、 最終画像は麻が 手績み された1本の糸の繋ぎ目部分の拡大画像となります(糸からもう美しいです) ご参考までに。 -------- #ポジャギ #アンティークポジャギ #チョガッポ #pojagi #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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吉祥文のアンティークポジャギ / no.18(尾久彰三氏旧蔵品)
¥95,000
楚々としたモシ(苧麻)で接ぎ合わされ、 デフォルメされた吉祥文を幾つか持ち合わせたポジャギに出会いました。 ○ こちらのポジャギは 尾久彰三氏(1947-) 旧蔵品となります(尾久氏コレクションNo 284) 中央には 如意珠文(ヨイジュムン)と呼ばれる伝統文様 仏教用語で 全ての願いを叶えてくれる とされる吉祥文様が、 その周りを囲うように樹木文(=生命樹)が茂り、上下には (あくまでも 上下の向き はモチーフからの憶測ですが) 中国の神仙思想が伝播し、韓国固有の自然崇拝思想と結び付き取り入れられたのでしょうか、 不老長生を願ったであろう山文が2つ見られます。 (画像1-11枚目は、薄曇りの夏の日、掃き出し窓に布地を掛けた状態(12枚目)で吊るして、13-19 は板の間にて、いづれも屋内自然光にて撮影しています。 最終画像は経緯共に苧麻の手績みで有る依りの有る箇所を拡大鏡撮影したものとなります。 また、古いお品ですので経年による染み(光を通すとさほど気にならなくなる程度)が残ります、画像をご参照ください。) 20年来、韓国(時に日本でも)にて古いポジャギを追い求めて来ましたが 如意珠文だけではなく 樹木文(生命樹)や山文など、吉祥文様が随所に表されたモシ(苧麻)のポジャギは初見でした。 (以前同手の文様で、両班のものと思しき木綿地に絹の色糸刺繍・袱紗仕立てのポジャギには巡り合ったことが有り、そういったお品が人生で身の回りに有った(仕えていた家などで見たことが有った?)民の女性により、身に纏った簡素なモシ(苧麻)のハギレを生かし、慶事の為に願いを込めて作られたポジャギなのでは、と察しておりますがいかに。) そして、縫い込められた吉祥文の意味を読み解くと 改めて作り手の女性がこちらのポジャギに込めた祈りがひしひしと。 折伏せで細やかな巻きかがりの丁寧な手縫いにお人柄が伺えます、 擬宝珠のような中央のつまみ細工も愛らしい、 朝鮮王朝時代の民の手仕事です。 遠くからも近くから(糸までも)美しいポジャギです。 ----- ● 吉祥文のポジャギ / 如意珠文他 (尾久彰三氏旧蔵品) 朝鮮王朝後期 19c末-20c初頭ころ 素材 手績みのモシ(苧麻)画像20枚目 四方の紐は手紬ぎ木綿 ± W 73.5 L 75cm(紐含めず) ----- * ご注文時、配送料金の選択間違いが増えております。 実店舗にてお受け取りご希望(¥0)の場合、狭い店ゆえになるべくでしたら 7日以内 にてお願い致しております。 営業予定は等サイト内の BLOG にて随時、近日中の予定をご案内しております。 また、 ご注文メモ にご来店日の予定をお書き添えを頂けますと、梱包等でお待たせせずにお渡しのご用意が出来ますので助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 FUCHISO ----- #アンティークポジャギ #尾久彰三コレクション
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アンティークポジャギ / no.4 (モシ)
¥150,000
- こちらはHERS 2021夏号 P70 に掲載のお品となります - 陶磁器やガラスよりもはるかに保存年数の儚い工芸、染織品。 めっきり近くて遠い国になってしまっている韓国の民藝、 朝鮮王朝時代末期のポジャギをご紹介して参ります。 工芸や美術には垣根が生まれ無いように、諸々の状況が良い方に向かう事を心から願い。 ------- 作り手の性格が物に投影されるところも名も無き民藝の魅力。 極寒の地ゆえ、庶民は麻(苧麻と大麻で春夏と秋冬服を分けたくらいの麻オンリー)だった彼の地 こちらは夏服の モシ(=苧麻)が使われたポジャギとなります。 着古し、何度も水を潜った衣服のハギレなどを大切に保管し、作られたと思しきポジャギ。 幾種かの苧麻生地が混じり接ぎ合わさり、儒教の教えが投影されたような意図せぬ美しい接ぎ合わせ。そしてこの人、とても針目が細やか(縫い目が整っている日もあれば、かというと少々乱れている日もあったり、、)どんな状況下であれ、縫い進められたことが縫い目から伺えるほどの。)今までに出会った中でも古手のポジャギと察しています。 紐は3箇所、ムミョン(木綿)が使用されています。また紐のみミシンで縫われており、当時最先端だったろうミシンが用いられ、希少だった木綿が手に入り得た環境下の民が作ったことが窺い知れます。 ● アンティークポジャギ / no.4 (モシ) 朝鮮王朝末期(19c末頃 ) 材質:モシ(手績み苧麻) * 使用時にはプリーツ状折り畳まれて居た跡が残る、ムミョン(木綿)の紐が3箇所に付いています。(おそらく縁取りと紐はミシンの時代(20c初頭)に入ってから後の世代により補修されたものと察して居ます。) 寸法 約 W98 cm 四方 * 小さな穴やスレ、染みの箇所も残りますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。 (1-14は光に透かして撮影しています、15-19枚目が自然光でのお色味です。最終画像のような補修と継ぎの有るフラックスリネンシーツを掃き出し窓に掛けた上で撮影して居ます。) ———— #アンティークポジャギ #チョガッポ
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バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑦ W25 cm
¥17,600
こちらはヴィンテージの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ * こちらのお品は レターパックライト にて発送させていただきます。 ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ● バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑦ バルーチスターン地方 (イラン東部・アフガニスタン・パキスタン西部に広がる地方で「バロック人の土地」の意) バルーチ(バローチ)族 20c半ばから末ごろ 材質:茜染めの手紡ぎ木綿地に 羊毛と絹糸 刺繍 (当時最先端だったであろう化学染料も用いられているものも) 裏打ちにはロシア更紗(絹 機械捺染)が用いられています サイズ(フタを伸ばした状態で測っています)W25 L39.5 cm * この形は本当に優秀、中味に併せて自在に形を変えられる点が遊牧民の暮らしに沿ったことと察します。本来の用にならって小物容れとして折りたたんだり巻いたりして、ピンや革•ゴム紐、などでとめて使うもよし、壁に掛けて刺繍を愛でつつ収納に用いたり、はたまた紐を取り付けてポシェットなどに加工されても○ 用途を限らぬ自在な形です。 * 古いお品です、刺繍の擦れやほつれ、小穴などが有る場合もございます。また、この頃の染料は定着材を用いていない場合もあります、水による洗濯は色落ちの可能性があるためいたしておりません、染みも経年と使用の跡形と受け入れていただける方に。 ** 自然光の屋内で撮影しています。10,11枚目はルーペ越しの拡大画像です。 … バルーチ族→バルーチスターン地方の砂漠や山岳地帯に暮らすイラン系遊牧民族に対する総称名 緻密で力強いパイル織のラグを織り出すことでその名をご存知の方も多いかと。 こちらの袋にも(織りと刺繍で)技法は異なるものの ラグと共通するモチーフがそこここに。 母から子へ連綿と伝えられてきたであろう、花や木や川などの厳しくも豊かで美しい自然への敬意と豊穣への願い、 邪視除け(持物や使い手を災いや妬みなどから守ってくれる菱文)などがイスラム美術特有の幾何学文様に込められて、 多様な色糸と刺繍で祈るように刺し描かれています。 *合切袋 の形はインドより伝わったと言われています。(このルーツの手掛かりの1つとして、交易の民 バンジャーラ が用いた合切袋にもこの封筒型の手仕事が見られます。) 婚礼時には男性は結納金の持参袋に、のちの日々の中ではビンロウジやキンマの葉などの嗜好品ややコーランなどを、 女性は身の回りの貴重品、櫛や鏡などを容れる袋として用いたようです。 ゆえに合切(何もかも)袋。 (*合切袋=西方形(に近い)布地を封筒型にたたみ、補強と装飾を兼ね3か所がステッチで縫い留められる、中身によりけりで収納力が変幻し、用途に応じて開いても使える優れものの形。) 内面には当時のバルーチの民にとってまだ見ぬ稀有な布であったろう、 舶来のロシア更紗と思しき機械捺染の絹地が裏打ちされて。 大陸ならでは、民の移動と共に伝わった習俗の伝播と柔軟な融合をたたえています。 。 。 。 針と糸だけで自身の属す部族のアイデンティティをも表し得たことに敬意を覚えました 何より ひとつひとつの作り手の民が切に祈りながら それでいて愉しみながら刺しているのがひしひしと伝わってきます 色数の少ない砂漠や山岳地帯だからこそ生まれ得た憧れにも似た色彩感覚でしょうか 幸いへの祈りをたたえた刺繍裂は 合切袋のその形も相まって 作り手の民が使い手の民へと 針と糸だけで布に描いた手紙を 今に生きる私たちへと届けてくれるような お好きな方へと届きますように -------- #バルーチ #バローチ #刺繍 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso
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バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑤ W21 cm
¥18,700
こちらはアンティークの1点ものとなります ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ * こちらのお品は レターパックライト にて発送させていただきます。 ⚠︎梱包費を含まない 配送料実費分 をご購入者様にご負担いただいております 詳しくは【 特定商取引法に基づく表記 】をご一読いただきましてご理解ご了承の上、ご注文をいただけますと幸いです。 (実店舗ご来店受け取りをご希望の方へは、お引き渡し時に配送料をお返しいたします。1週間営業日以内でのお引き取りにご協力をお願いいたします。) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ● バルーチ族の合切袋 / Bhujki - ⑤ バルーチスターン地方 (イラン東部・アフガニスタン・パキスタン西部に広がる地方で「バロック人の土地」の意) バルーチ(バローチ)族 20c初頭から半ばごろ 材質:手紡ぎの白い木綿地に 絹糸 刺繍 (当時最先端だったであろう化学染料も用いられているものも) 裏打ちにはロシア更紗(木綿 機械捺染)が用いられています サイズ(フタを伸ばした状態で測っています)W21 L33 cm * この形は本当に優秀、中味に併せて自在に形を変えられる点が遊牧民の暮らしに沿ったことと察します。本来の用にならって小物容れとして折りたたんだり巻いたりして、ピンや革•ゴム紐、などでとめて使うもよし、壁に掛けて刺繍を愛でつつ収納に用いたり、はたまた紐を取り付けてポシェットなどに加工されても○ 用途を限らぬ自在な形です。 * 古いお品です、刺繍の擦れやほつれ、小穴などが有る場合もございます。また、この頃の染料は定着材を用いていない場合もあります、水による洗濯は色落ちの可能性があるためいたしておりません、染みも経年と使用の跡形と受け入れていただける方に。 ** 自然光の屋内で撮影しています。10,11枚目はルーペ越しの拡大画像です。 … バルーチ族→バルーチスターン地方の砂漠や山岳地帯に暮らすイラン系遊牧民族に対する総称名 緻密で力強いパイル織のラグを織り出すことでその名をご存知の方も多いかと。 こちらの袋にも(織りと刺繍で)技法は異なるものの ラグと共通するモチーフがそこここに。 母から子へ連綿と伝えられてきたであろう、花や木や川などの厳しくも豊かで美しい自然への敬意と豊穣への願い、 邪視除け(持物や使い手を災いや妬みなどから守ってくれる菱文)などがイスラム美術特有の幾何学文様に込められて、 多様な色糸と刺繍で祈るように刺し描かれています。 *合切袋 の形はインドより伝わったと言われています。(このルーツの手掛かりの1つとして、交易の民 バンジャーラ が用いた合切袋にもこの封筒型の手仕事が見られます。) 婚礼時には男性は結納金の持参袋に、のちの日々の中ではビンロウジやキンマの葉などの嗜好品ややコーランなどを、 女性は身の回りの貴重品、櫛や鏡などを容れる袋として用いたようです。 ゆえに合切(何もかも)袋。 (*合切袋=西方形(に近い)布地を封筒型にたたみ、補強と装飾を兼ね3か所がステッチで縫い留められる、中身によりけりで収納力が変幻し、用途に応じて開いても使える優れものの形。) 内面には当時のバルーチの民にとってまだ見ぬ稀有な布であったろう、 舶来のロシア更紗と思しき機械捺染の木綿地が裏打ちされて。 大陸ならでは、民の移動と共に伝わった習俗の伝播と柔軟な融合をたたえています。 。 。 。 針と糸だけで自身の属す部族のアイデンティティをも表し得たことに敬意を覚えました 何より ひとつひとつの作り手の民が切に祈りながら それでいて愉しみながら刺しているのがひしひしと伝わってきます 色数の少ない砂漠や山岳地帯だからこそ生まれ得た憧れにも似た色彩感覚でしょうか 幸いへの祈りをたたえた刺繍裂は 合切袋のその形も相まって 作り手の民が使い手の民へと 針と糸だけで布に描いた手紙を 今に生きる私たちへと届けてくれるような お好きな方へと届きますように -------- #バルーチ #バローチ #刺繍 #古布 #古裂 #骨董 #民藝 #世界の民藝 #民芸 #工藝 #工芸 #アンティーク #antiques #antiquetextiles #folkart #furudougu #mingei #fuchiso_ #fuchiso