2019/10/19 12:50
降り続いた無情の雨が上がりました、
久々の秋雲と垣間見える青空がこんなにも安堵感をくれるとは。
明日、秋雨も束の間の休みになるようで、3ヶ月振りの 大江戸骨董市 出店です。
ですがこちらは骨董市には到底持って行けそうも有りません。
少し前のことになりますが又、大きなもの連れて来てしまいました。
当店内では 引き も 広さ も足りず、秋晴れの日に外で撮影を、と思っておりましたー
ふと、いつか見たイスタンブールの絨毯商方式を思い出しました。
ちょうど良い壁が目の前に有るではないですか(実際には床に敷いてお使い頂くイメージです。)
と言う訳で今日のご紹介は、目にも暖かなトライバルラグ
赤(茜)を基調としたパイル織のラグを遊牧時代から連綿と織りなして来た、トルクメンによる部族絨毯です。
( ギョル と呼ばれる中央に並んだ部族の紋章の形状から察するに、おそらくは テッケ族 による織りかと思います。)
ギョル以外のボーダー部分のモチーフの細やかさと色数の少なさ(赤、エンジ、茶、白、黄)ゆえでしょうか、全体的に落ち着いた印象。
合わせる家具又は他のラグとの取り合わせもし易いタイプかと思います。
メインの赤の効能はもちろん秘めた力強さを感じられます。
こげ茶色の部分には、無染色のウールが使われているようで黒系から薄茶が混在するため、モチーフにアブラーシュのような奥行きが感じられます。
白や薄茶の無染色ウールは縦糸にも。
寒暖差の厳しい砂漠地帯にて羊と共に暮らした人々の、叡智の跡形です。
* こちら ↑ の画像が自然光での撮影となります。
● トライバルラグ L / トルクメン
トルクメニスタン
トルクメン(おそらくテッケ族)
20c 中頃
size W115(112) × L211(208) cm ()内は最小部分のサイズとなります
経緯パイル共に羊毛
* 古い時代のウールは油分が落ち着いている為、真夏でも麻のようにサラッとした肌触りですが、
万が一目に暑くなって来て仕舞われる折は陰干しした後に防虫剤などと一緒に巻いて保管されることをおすすめします。
モチーフや状態等詳細はこちら ↓ にてご参照いただけます。
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