2019/08/15 20:01


時折ざーっと降っては

止んだと思うと物凄い湿度と共に昼はミンミンゼミ、夜はコウロギに変わりました


自転車並みという大型台風、被害がなるべく少ない事を願います。




今日は2枚貝のような姿が愛らしい、燻(ふすべ)革の格子文様がま口を。


江戸の時代に火消し半纏や弓道具等の需要から始まったとされる 燻革細工  


明治に入り西洋から伝わった がま口 は日本の袋物師やがま口職人たちにより、

役割を終えた半纏や舶来の希少裂などからこういった小物に姿を変えて

今に残り伝わった物かと思います。


本来、革の鞣(なめ)し工程の1つとして松葉や藁などで燻蒸を行っていた所
いつの日か、燻蒸後に文様が残ることに気付き
様々な燻革の文様付けの工夫が始まったように考えられます。


アール・デコの口金、

玉の部分は片方Dカン状になった作りなので、提げられるのも嬉しい限りです。


● 燻革がま口 / 格子文様


江戸時代(仕立ては明治から大正頃)


鹿革(裏地は甲斐絹)


W9.5 D1 H9 cm 

* ご売約済み、暑いさなかに有難うございました。

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