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歳寒三友 / - 白梅文被衣 - 春よ。

¥50 税込

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中国より、平安時代の日本に 歳寒三友 として伝わり
のちに江戸時代頃には民の衣住意匠へ吉祥文様として取り入れられて来た 松竹梅 文様。

松と竹は寒中でも色褪せぬ常緑の姿が、
梅は寒さの中でも気丈に花を咲かせること、
さらに竹はしなやかで折れにくくまた生育が早いことから

生命力の象徴として吉祥文様となり様々な工芸の意匠に取り入れられて来ました。


別々に描かれることも多かったという松竹梅の中より、白梅文様が染め描かれた被衣のご紹介です。

腰周り部分が熨斗目状に染め分けられた被衣(かずき/かつぎ)

襟と肩袖、そして裾の幾度も染め重ねられた限りなく黒に近い藍の部分からは冬の漆黒の夜闇を

澄み切った冬の薄明時の空のような黄色に染められた箇所には
厳冬に耐えた古木でしょうか一重の白梅を咲かせ始めているさまが描かれています


古来より日本では黄色は、キハダ/ミロバラン/コウボウ(香茅)=苅安色(かりやすいろ)などの天然染料により表して来たようです

花弁に挿された補色の青が冴えて、近づくと梅の蕾の部分は淡い黄緑色が挿され、
伸びやかな迷い無い筆致で描かれています。

大正時代までは麻や絹よりも高価で手に入り難かったとされる木綿のこと
手に入り得たお家柄と地であったことが伺い知れますがあいにく製作地の判別までは付きませんでした。

こちらの被衣と向き合った際に
まだ電気も無い厳寒の時代に暮らした当時の民の春を待ち侘びる願いが切に感じられるとともに

今年は特に春が待ちどおしいこともあり、心情が重なりました。

ですが紗織の軽やかさや染め分けの意匠と朗らかな黄色も手伝ってでしょうか、
一筋の光も感じ取れるような被衣です。

(図柄的には冬のものでしょうから頭から羽織った=被った時に下に着た着物の柄の透け感がたのしめるように紗で織られたのでしょうかー)


春よ来い。


以下、一部参考にしております。

歳寒三友(さいかんのさんゆう)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/歳寒三友

* お届けの折には最終画像のように小さく折り畳んでお届けいたします。
画像17.18枚目はルーペ越しに撮影したものとなります。
時代ゆえの小穴や傷みが有ります、画像にてご参照ください。

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● 歳寒三友 / - 白梅文被衣 - 春よ。

江戸後期(18末 - 19c初頭)から明治初頭(1868年~1872年)ごろの作りかと思います

手紡木綿 
紗織

天然染料染(文中ご参照くださいませ)

± W111 L126 cm(吊るした状態で採寸しています)

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