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島帳 / 裂帳

¥50 税込

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☆ こちらはアンティークの1点ものとなります ☆

表紙の墨書きは薄れていますが ○島○ と有るようです 

(縞=ストライプや格子などのことをかつては、南方や大陸などの 島国 からの渡来裂に見られたその柄行を総称し 縞 と呼んだと聞いたことがあります。まだ固有名称が統一されて居ないころ、人それぞれ 島 縞 嶋 嶌 志摩 志麻 。。。伝承によるシマの字が各地の 裂帳 には用いられています。)

年記は解読不可能ですが
豊かな風合いの手紡ぎ木綿を主体にし、天然染料と思しき色糸が静かに交わり
艶めく絹糸が効果的に加えられているものも。

日本列島ではまだ綿花の栽培が 西の地 に多く見られた江戸の頃の
 島帳(以下 裂帳 とします) かと思います。

裂の貼り込みは反故紙に貼り込まれていますが、
最後の方の項は無垢の和紙が 付け足し されておりこの 裂帳 の持ち主のものと思しき書き記しが残ります。

安芸国(現在の広島県)で江戸時代に用いられた地名 伴村 と、河内国(現在の大阪府)の地名もそれぞれ数カ所に見られます。

両地ともに江戸時代には綿花産業で栄えた地
そして安芸は和紙の産地だったようです
あくまでも想像も含みますが
この 裂帳 の生まれ来た地域の手がかりの1つとして。

着物の寸法や色や名称 そして カナの手習い いろは歌 や 覚え書きまで
この 裂帳 の持ち主の人となりが残ります。

綿花を育て糸を紡ぎ、
蚕を育てて糸を引き(もしくは地産の品と引き換えに入手し)
染め、そして農閑期に織上げる。

それら反物(着物への仕立て)の注文を受けるべく、行商の折に携えたサンプル帳。




海沿いの地

辺りを埋め尽くす綿花


豊かな自然と共に有った頃の

名もなき民の手仕事


少ないながらも美しく深い色相の

ちいさな欠片たちは


その傍に有った四季折々の情景までも

伝えてくれるようで

冬へと向かう頃ではありますが

どうぞ豊かに想像されてみてください


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● 島帳 (裂帳)

年記不明 (推定19c中頃)

中国地方から近畿地方周辺

80ページ(内20ページに貼り込み)

226片

± W8.5 D17 H2cm(表書きの向きに沿って測っています)

* 古いお品物ですので、経年の古色や虫喰い跡、裂の剥がれなどが見られます。
背表紙は切り取った跡があり残って居りません。

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