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梅染色の7条袈裟 / 梅文様 撚金糸駒縫い

¥50 税込

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陶磁器やガラスよりもはるかに保存年数の儚い工芸、染織品。

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春霞のような憂いのある薄ねず色の7条袈裟に出会いました。

細く均等に引かれそして手績みされた紗織りの麻地は
経年ゆえにところどころ(長いこと折りたたまれていた箇所)が裂けていましたので
梅の花が見ごろな内に と似た色味の生地と糸を探し求め、補修と縫い目をかつての直し手に習いながら補修しておりました。

そしてようやく今日
FUCHISO店内では金糸で駒縫いされた梅の花が見ごろです。

何の植物からこの色 梅染色 が生まれ得るのかを調べてみましたら
その名の通り、梅の樹からも取れるのですね、今まで梅の花は愛でても
染めにも使用されていたこと知らずにおりました。
(他に 蘇芳 などからも媒染によっては同系のお色が出せるようです)

春霞の梅林のような景色のお袈裟、祈りの布です。

光に透かすと袈裟の重ね目がステンドグラスのよう
また紗特有の透明感が生まれるところも魅力の一つかと。

(生地のお色の退色を防ぎつつ光を取り入れる方法としまして、
屋内の直射日光の当たらぬ場所で 間仕切り 的に吊るして透け感をお楽しみください。
直射日光に晒しての長時間の使用はヤケなどによる退色を招きますのでご留意くださいませ、
また、壁面で接ぎ合せや刺繍を風景としてお愉しみ頂くのもおすすめです。


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● 梅染色の7条袈裟 / 梅文様 撚金糸駒縫い

幕末 - 明治時代(19c中頃から20c初頭頃)

袈裟本体: 手績み麻 紗織り

裏に一部、古い時代に付け変えられたと思しき瓶覗色の海貴(かいき=中国より伝わったとされる平織りの絹 → 耳が見当たら無いので経緯の区別は付きませんが藍と白の細やかで滑らかな絹織物)が用いられています。
海貴の縫い止め方は、ポジャギやミャオ族の同時代の染織品にも見られる
 ーーー   ーーー   ーーー 三針の飾り縫いにて縫い止められています。
(大陸では三針には飾りと補強を兼ねての意が有ったと記憶していますが、日本での三針私は初見でしたし、調べは付きませんでした。)大陸から伝わった仏教、染織布、駒縫いの金糸、
もちろん 人 も共に伝わって来ていたわけですから、
縫いの技法にも意味合いにも、大陸からの何らかの影響が有ったのではー
と、心踊った発見でした。画像 17 枚目)

刺繍部分:撚金糸の駒縫いで梅花が静かに咲き続けています、常に。

寸法 最大部約 W186 L108 cm

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画像1 - 6 枚目は自然光に透かして自然光にて撮影しています、(掃き出し窓にフラックスリネンのシーツを掛けた状態で)
7 - 10 枚目は、白壁をを背景に自然光で撮影したお色味
11 - 20 枚目は、こげ茶色の板の間を背景に自然光で撮影したお色味

10 , 20 枚目辺りが現物のお色味と近いかと思います。
紗織りと言うことも手伝い繊細で微妙な色合いです
光によっても見え方が異なりますがご参考までにご覧くださいませ。

* 古いお品のため薄っすらと染み(特に金糸から色が周りに薄っすら染み出ています)
また、法事の折の火の粉などが移ったのでしょうか、燃えたような小穴の残る箇所もございます。
刺繍も所々擦れや綻びもみられますが大切に保管されていたようす、まだまだ景色としてお楽しみいただけそうです。
この布の生きて来た証として捉えて頂ける方へ。

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● ご配送(送料有償)、 あるいは 実店舗ご来店受け取り¥0(7営業日以内のご来店が可能な方)
より、ご希望に沿う方法をご注文時に選択して頂きますようお願い申し上げます。

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#7条袈裟
#法衣
#アンティークポジャギ

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