ジーシガーミ(厨子甕) / 珊瑚石灰岩
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琉球王朝時代の沖縄では、風葬と洗骨による葬送が明治時代まで行われていました。
故人がニライカナイで平穏無事に過ごせる事を祈って、
海が望める崖や山腹に作られた広大なお墓の奥へと洗骨後に納骨して弔ったのだそう。
(そのため現代のような火葬用の小さい骨壷ではなく、大ぶりのものが作られました。)
戦争、そして風葬の禁止や、再開発などにより、多くの琉球王朝時代のジーシガーミ(厨子甕)が失われつつも、幾つかがご縁を経てこうして本土へ渡り残って来たものとなります。
こちらは、17 - 19cごろまで作られた陶製のジーシガーミと並行して、同時代に作られていたとされる珊瑚石灰岩製のもの。
(珊瑚石灰岩は、沖縄本島中部東海岸から収集されていたようです)
御殿型(ウドゥン)と呼ばれる様式で、
屋根の部分(蓋)と、御殿の本体(身)が2部式の別作りとなっており
いづれも1つの大きな塊の 珊瑚石灰岩 から削り出され、形造られています。
屋根の上には邪鬼避けの1対の鯱(シャチ)に守られるように中央に宝珠が置かれ、
軒先きの垂木部分と宝珠下の 蓮の花 でしょうか、
作られた当初は鮮やかであったろう丹塗りの加彩が今もなお儚く残ります。
シャチの尾っぽは随分前に折れ失われてしまったようで、すでに摩滅してなだらかになっています。
階段の両脇に、握り拳で御殿守をしているのは 士 (サムレー = 文官)でしょうか。
かたかしら と呼ばれる琉球士族男性特有の、高く小さく結い上げた髪型から、そう推察しています。(或いは、法師 や ノロ を守護に刻んだ可能性もございます)
御殿の建築様式や、サムレーたちが身に纏う琉装の衣からは中国と日本いづれの文化継承をも感じることが出来得ます。
シージガーミ(厨子甕)は
琉球独自の葬送文化と精霊信仰のもと生まれ得た祈りの形となります。
(参考図録:日本民藝館 2020年1月12日発行 祈りの造形 日本民藝館所蔵・厨子甕 )
* 参考資料や現存数の少ないお品のため大変参考になりました、ご興味お有りの方は図録探されてみてください。
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◉ ジーシガーミ(厨子甕) / 珊瑚石灰岩
推定年代:18-19c
サイズ最大部:W58.5 D42.5 H750 cm(重ねた状態で)
材質:珊瑚石灰岩 / 陽刻・丹塗加彩
* 古いお品です、欠損やヒビ割れなどございます。
画像にてご参照いただくか、ご来店の可能な方は是非実店舗にて現物をご覧頂けますと幸いです。
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