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山路文麻地中型染 / 待宵草

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夏の風物詩のひとつ

よりの掛かって居ない平絹糸で刺繍された 宵待草 (場所によっては金糸の駒縫い)が所々に咲いて居ます

地は 山路文様 と呼ばれるギザギザの連続文様の中型染がなされた手績み麻となります。

肩と袖は痛みが激しかったため、身頃部分の穴の補修に使い

掛け布などとして愛でて頂けるよう長方形の形状にお直ししたものになります。


● 山路文麻地中型染 / 待宵草

幕末~明治頃

おそらく東北地方

手績み麻(おそらく苧麻)

中型染め

(この布の一番最初の姿は地白の藍型染布だった様子、画像5,13枚目などをご参照くださいませ、薄っすらと前の姿が残ります)
何か訳有って染め直しをされ、更に宵待草の刺繍が施された様子。
仄暗い曲がりくねった山路の所々に咲く 宵待草 の刺繍
何を重ねて祈り、縫われたのでしょうね。

寸法 約 W108 L128 cm

* 大きめの穴が空いていた箇所には共生地で後補しています。小さな穴やスレの箇所も残りますがこの布の生きてきた証と捉えて頂ける方に。(14枚目は裏側より撮影、15-18は光に透かした状態となります。補修箇所のご参照までに。)
** 藍染になりますので、掛け布などにお使いいただく際、日光に当て続けると焼けて退色する可能性が有ります。
*** 一度洗濯済みですが、万が一洗われる際には極力手洗いにて押し洗いし、ネットに入れて脱水し陰干ししてください。
刺繍が傷む原因にもなりますのでアイロンは充て布していただくか裏からかけると安心です。

————

#中型染
#手績み麻

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